赤ちゃんとママの初めてのお風呂
1ヶ月健診で、特に赤ちゃんとママに異常がなく、医師から許可が出れば、晴れて赤ちゃんのお風呂デビューです。
沐浴を卒業し、大人と同じようにお風呂に入れてあげられます。
しかし、そこで気になるのが赤ちゃんのお風呂の入れ方。
必ずしもパパや他の家族の人がサポートできるとは限りませんから、ママ1人で赤ちゃんをお風呂に入れる方法を考えておかなければなりません。
そこで今回は、赤ちゃんを1人でお風呂に入れる方法についてご紹介します。
初めてのお風呂は、ママだけでなく赤ちゃんも不安でいっぱいです。事前にしっかり準備をしましょう。
①ママが先にお風呂に入る
最も手軽な方法は、ママが先にお風呂に入り、手早く自分の体や髪の毛を洗って、赤ちゃんを迎えに行くという方法です。
バスタオルを広げてのせたバウンサーやベビーラックなどに赤ちゃんを寝かせ、脱衣場などで待機させます。これは寝返りができる前の生後1~4ヶ月頃までの方法です。
この時、赤ちゃんが万が一転がっても危険がないよう、絶対に周りには落下や誤飲しそうな物は置かないようにしましょう。
また、脱衣所が寒い場合は風邪をひかないよう、肌着にタオルをかけておくなど工夫するのも忘れないようにしてください。
ママが見えないと不安で泣く赤ちゃんもいるので、その時は、少し浴室のドアを開け、赤ちゃんに「ママいるからね」「大丈夫よ」などと声をかけながらサッと洗うようにしましょう。
洗い終えたら、赤ちゃんを迎えに行き、今度は赤ちゃんと一緒に湯船に浸かって体を温めてください。この時の湯温は38~39度にします。大人だと少し肌寒く感じる方もいらっしゃるかもしれません。
②ママと一緒にお風呂に入る
慣れてきたら、ママと一緒にお風呂に入れてしまうのも良いでしょう。
ママが洗っているときは、バスチェアなどで赤ちゃんを座らせておきます。機嫌が悪くならないよう、ママが声をかけてあげたり、お気に入りのお風呂用おもちゃなどを与えてあげるといいですね。
時折、赤ちゃんが寒くならないよう、温かいお湯をかけてあげましょう。
洗い場が狭くバスチェアーを置けない場合は、浴槽内にお湯を張らない状態でバスチェアーをおくと良いでしょう。この場合、お湯に浸かってゆっくり温まることができないので、シャワーで温かいお湯をかけてあげましょう。
赤ちゃんとのお風呂は準備が大切
赤ちゃんとのお風呂は、事前の準備がとても重要です。
ママ1人でお風呂に入れる時は特に以下の点に気を付けながら、赤ちゃんが湯冷めしないように入念に準備をしておきましょう。
【①着替えやタオルの準備】
入浴前に、肌着・おむつ スキンケア用品など、お風呂から上がってすぐ使うアイテムを準備しておきます。
赤ちゃんの着替えの他、ママの着替えやタオル類も脱衣所に用意しておきましょう。
寒い時期に赤ちゃんのお世話を優先しているとママも体が冷えるので、バスローブなどを着ると良いですよ。
【②浴室の温度を上げておく】
赤ちゃんはまだ体温調節がうまくできません。
寒いところから、突然温かい湯船に浸かるとびっくりします。
なるべく温度差が生じないよう、あらかじめ浴室暖房をつけておく、シャワーを出して湯気で温めておくなど、浴室の室温をしっかり管理しておくことが大切です。
また、お風呂のお湯の温度は、熱すぎないように気を付けましょう。
【③着替えスペースの室温も調整しておく】
赤ちゃんが湯冷めをしてしまわないよう、入浴後に着替えをするお部屋の温度も調整しておきましょう。
冬場は、暖房をつけ、温かくしておきます。
夏場は、冷たい風が直接当たらないようにし、室温と湿度に配慮しましょう。湿度が高くなると蒸し暑く感じ、お風呂の後に再び汗ばむことになります。
赤ちゃんを1人でお風呂に入れる時の注意点
赤ちゃんを1人でお風呂に入れる際は、以下の点に注意して事故のないよう気を付けましょう。
【①湯量や温度に気を付ける】
ママが洗っている間に、お湯をためた浴槽で、赤ちゃんを待たせるようなことはしないようにします。
また、赤ちゃんがのぼせてしまわないよう、お湯の温度にも気を付けてくださいね。
湯温は38~39度で、大人が入って少しぬるいと感じる程度で構いません。
【②衛生管理に気を付ける】
赤ちゃんが入るお風呂ですから、これまで以上に清潔に保ちましょう。
特に気を付けたいのがバスチェアやお風呂のおもちゃ。
浴室に置きっぱなしにしていると、カビが生えてしまう恐れもあります。これらは直接肌に触れたり、口に入れてしまう危険もあるため、定期的に洗ってよく乾燥させるようにします。
【③誤飲に気を付ける】
大人用のシャンプーや石鹼などが赤ちゃんの手の届く範囲にあると、ママが目を離した隙に誤って口にしてしまう危険があります。
赤ちゃんがお座りしたり、たっちができるようになったら、手の届かない場所に置くなど工夫するようにしてください。
また、同様に、パパが使う髭剃りなども事故の元となりますので気を付けましょう。
首浮き輪をお風呂のサポート用具として使っている方もいますが、おすすめできません。首浮き輪はスイミングのサポート用具で、ワンオペお風呂の便利グッズではありませんし、重大な事故の報告もあります。
首浮き輪は、大人が2人以上いるときに使用中ずっと見続け、ずっと触れていることができる状態で、スイミングの練習に使うようにしましょう。
まとめ
ワンオペ育児をしている家庭も少なくない今、新米ママでも上手に赤ちゃんを1人でお風呂に入れることは必要となります。
お風呂は、生活リズムを整えるうえで重要なポイントになりますので、パパの仕事の帰りを待たず、毎日同じ時刻に入れてあげるようにしましょう。
今回ご紹介したように、ママが1人でお風呂に入れる際のコツや注意点を参考に、安全に楽しく赤ちゃんがお風呂に入れるよう工夫してみてください。不安がある時は無理に一緒にお風呂に入らずに、赤ちゃんだけ別に沐浴をするようにしましょう。