産後1ヶ月のママの悩みは?
出産から1ヶ月経ち、1ヶ月健診を終える頃。産後すぐよりは赤ちゃんとの生活に慣れてきた頃だとは思いますが、まだまだ自分の体調や赤ちゃんのお世話で不安を抱えることも多い時期でしょう。
この頃のママはどのようなことで悩みやすいのか、またその悩みに対し、どう対処していくといいのかをまとめました。
産後1ヶ月ママの体の悩み
1ヶ月健診で産後の経過を診てもらい、問題がないと言われて安心したけれど、まだまだ体調に不安があるという方もいるでしょう。産後1ヶ月頃のママは、具体的にどのような悩みを抱えやすいのでしょうか。
【体調がすぐれない】
出産して1ヶ月経ったといっても、まだたったの1ヶ月です。1ヶ月間は赤ちゃんのお世話に慣れるので忙しく、気をはっていたけれど、1ヶ月経って少し慣れてきたころに気が抜けて、体調を崩すママもいます。
体調がよくないなと思った時は無理をせず、まだまだ周りの人を頼りましょう。家事も最低限にし、つらい時には家事代行サービスをうまく利用するといいですよ。
【母乳トラブル】
母乳育児をしている場合は、母乳トラブルも多い時期。徐々に母乳の分泌量も増え、おっぱいが張って痛くなったり、乳腺炎になったり、乳首が切れたりなどさまざまなトラブルが起きやすいです。
トラブルによっては熱が出るなど、体もつらくなります。食べるものに気を付ける、赤ちゃんによく飲んでもらうなどの対策もありますが、母乳外来を受診したり、助産師に相談したりすると安心です。
【産後の夫婦生活の悩み】
産後の夫婦生活は、1ヶ月健診で産後の経過に異常がなく、ママの体調を考慮しながらであれば再開しても問題ないと言われています。ただし、回復状態は個人差が大きいですし、気持ちの面でも夫婦生活の再開に不安がある場合もあるでしょう。
夫婦で十分に話し合いながら、再開時期を決めることが大切です。また、痛みを感じたら無理をしないことも大切。
その他、生理が再開していなくても、排卵をしている可能性はあります。今妊娠を望んでいない場合は、必ず避妊をしましょう。
産後1ヶ月ママの育児の悩み
1ヶ月経つと、少しずつ赤ちゃんのお世話に慣れてはきますが、それでもまだ大変なことはたくさんあります。また、慣れてきたからこその悩みも出てくる頃です。
【育児と家事が両立できない】
産後1ヶ月経つと、里帰りしていたママも自宅へ戻ったり、手伝いに来てもらっていた家族が帰ったりなど、育児の状況も変わることがあります。それまで手伝ってもらっていた赤ちゃんのお世話や家事を、日中はママだけがこなさなければいけない、いわゆるワンオペ状態の始まりやすいのもこの時期。
お世話だけでバタバタと1日が過ぎてしまうことに悩んでしまうことがあるかもしれませんが、今は赤ちゃんのお世話とママが育児を楽しむのが優先。家事まで手が回らない時には、家事代行サービスを利用したり、パパに頼ったりしながら、上手に乗り切りましょう。
【睡眠不足がつらい】
生後1ヶ月の赤ちゃんはまだ昼夜の区別がついていません。生活リズムは徐々に安定してきますが、まだまだバラバラな子も多い時期です。また、赤ちゃん自身が起きている時間も少しずつ増えてきます。
そのせいか、昼夜逆転して夜中にずっと起きている子、寝るまでに時間がかかってしまう子などもいます。ママは寝る時間を確保するのが大変になってしまいますね。
寝不足が続くと体もつらいので、赤ちゃんが寝ているときは、できる限りママも横になりましょう。お昼寝している間にあれこれやらないとと考えず、一緒に横になっているだけでも、体力が回復することがあるからです。
産後1ヶ月ママの心の悩み
24時間赤ちゃんと向き合う日々なので、体はもちろん、心の悩みを抱えやすいママ。特に気を付けておきたいのが、産後うつです。
【産後うつ】
産後うつとは、産後のママの心の沈んだ状況が長期間続く状態のことです。
・急に気分がふさぎ込む
・育児に対する自信がない
・常にイライラする
・何をするにも気力がなくなる
・死にたくなる
などの症状が見られます。産後はホルモンバランスの変化により、多少なりともそのような状態に陥ることはありますが、症状が目安として2週間以上続くと要注意。赤ちゃんのお世話などに対する不安、体力的な疲れも、産後うつにつながることがあります。
うつの状態は、気力だけで解決することはありません。長く続けば、ママ自身や赤ちゃんの命にも関わってきてしまうことも。医師による適切な治療が必要です。
毎日過ごすのがつらく感じたら、パパや家族にSOSサインを出し、相談しましょう。また、周りに兆候をキャッチしてもらうために、小さな悩みも話しておく習慣を普段から作っておくのが理想的です。
まとめ
産後1ヶ月経ち、赤ちゃんとの生活に慣れてきたところで、どっと疲れを感じるママもいる時期です。体もまだまだ妊娠前のように動けるわけではないので、自分の体調や気持ちの面も考慮しながら、赤ちゃんとの毎日を過ごしていきましょう。