生後3ヶ月の赤ちゃんの過ごし方
赤ちゃんが生まれて3ヶ月。
まだまだ手がかかる時期ですが、新生児期に比べると多少お世話が楽になる月齢でもあります。ほっと一息というところかもしれませんね。
まずは生後3ヶ月の赤ちゃんの過ごし方を見ていきましょう。
【生後3ヶ月ってこんな時期】
胃が大きくなってきていて、一度の授乳量が増えてきています。
満腹や空腹も分かるので、1日の授乳量や時間の間隔がある程度一定になる時期です。
赤ちゃんの生活リズムが整うと、お出かけでもお世話の間隔が掴みやすく、いろんなところに出かけやすくなります。
お腹いっぱい飲めるため、夜間もまとめて眠ってくれる赤ちゃんもいます。
とはいえ睡眠には個人差もありますので、夜泣きや寝ぐずりがある赤ちゃんもいることでしょう。
首が座るので縦抱きができ、うつ伏せ遊びもできるようになるため、視野がぐっと広がるという赤ちゃんも出てきます。
機嫌がいいと喃語と呼ばれる発声を見せるようになり、「あーあー、うーうー」と、まるでお話を楽しんでいるかのような姿を見せてくれることも。
かわいらしい姿を見せてくれる一方で、夕方など一定の時間になると泣き始める「黄昏泣き」を見せる赤ちゃんもいます。
何をしても泣き止まず、ママを困らせてしまう時期です。
【3ヶ月の赤ちゃんの過ごし方のポイント】
生後3ヶ月の時期の赤ちゃんの1日の過ごし方のポイントについて見ていきましょう。
《①布団以外の場所で過ごす》
これまでお布団の上が定位置だった赤ちゃんですが、うつ伏せができるようになったらお布団以外の場所で過ごしてみましょう。
赤ちゃんの視野が広がり、楽しく過ごせます。
《②生活にメリハリをつける》
昼夜の区別もつき、授乳の量や間隔も整ってきている赤ちゃん。
日中は散歩に出かけて活動的に過ごしたり、夜はパジャマに着替えてゆったり過ごすなど、生活にメリハリをつけて過ごしてみましょう。
《③寝つきの儀式》
寝る前に絵本を読んであげたり、部屋を暗くして眠る雰囲気を作り、「おやすみ」の言葉をかけてあげるなど、寝かしつけの儀式を始めてみましょう。
この時期から習慣にしておくことで、赤ちゃんが成長したときにも寝つきが良くなります。
産後3ヶ月のママの過ごし方
ミルク育児のママは、月経が再開することもあります。子宮や体は回復してきたとはいえ、ホルモンバランスの乱れから、まだまだ不安定さを感じているママもいることでしょう。
赤ちゃんがまとまって眠ってくれることで、睡眠不足は解消傾向に。
しかし、夜間授乳などもありますし、熟睡できるまでとはいかず、見えない疲れがたまっています。
【ママが楽になる!産後3ヶ月目の過ごし方のポイント】
産後3ヶ月のママの1日の過ごし方についてポイントをまとめました。
《①5分間の昼寝》
仕事の効率をアップするには、5分程度の昼寝が良いと言われています。
赤ちゃんと一緒に短時間の昼寝を取り入れることで、ママも頭がすっきりすることでしょう。
眠りすぎると夜の寝つきに影響します。長くても20分で切り上げることで、効率よく過ごせますよ。
ただしあまりに寝不足を感じている場合は、赤ちゃんと一緒にしっかり昼寝をとるのもいいでしょう。
《②おんぶしながら家事》
赤ちゃんの首が座れば、おんぶをしながら家事を進められます。
これまでよりも効率的に行えるので、今まで行き届かなかった部分にも手をまわしやすくなります。
ただし、赤ちゃんのおんぶは肩や腰に負担をかけます。
休みながらほどほどに活用していきましょう。
《③赤ちゃんの機嫌を見てスケジュールを組む》
夕方になると赤ちゃんが泣き始める黄昏泣きに振り回されるママもいることでしょう。
いつも同じ時間に泣き始めるようでしたら、その前に家事を終わらせるように段取りを組んでおきましょう。
その時間に散歩に出かける、買い物に出かける、お風呂の時間にすることで、黄昏泣きをうまく乗り切る方法もあります。
生後3ヶ月の1日のスケジュール例
それでは、生後3ヶ月の実際のスケジュール例を見てみましょう。
【生後3ヶ月 1日のスケジュール例】
7:00 起床・授乳① ※ママは朝食・朝の家事
9:00 遊び・外気浴・買い物など
10:00 授乳②→午前寝(1時間) ※ママの昼食・休憩
13:00 授乳③→遊び→昼寝(1時間) ※ママの休息も
15:00 外気浴・遊び
17:00 入浴→授乳➃→寝る(短時間で) ※夕方の家事
20:00 授乳⑤→就寝
1:00 授乳⑥
4:00 授乳⑦
午前中の活動を活発にすることで、午前寝や昼寝の寝つきが変わってきます。
夕方に眠るかどうかは個人差もありますが、あまり遅い時間だったり、長く寝かせるのは避けましょう。疲れてくる時間帯なので起きている時はゆったりと過ごせるといいですね。
まとめ
首が座り手足を動かし、機嫌に合わせて声も出し始める。
激しく泣いたり、あやすと笑ったり、どんどん成長を見せてくれる生後3ヶ月の赤ちゃん。
お世話がしやすくなる一方で、赤ちゃんの機嫌に振り回され、ママも大変に思うかもしれませんね。
休める時はしっかり休んで、赤ちゃんと過ごす時間は大切にしていきたいですね。