目次
生後3ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ
生後3ヶ月になると、赤ちゃんにも表情が出てくる頃ではないでしょうか。
機嫌が良い時に、クーイングといって母音を伸ばした発声をしたり、声をあげて笑ったりしているような様子も見られるでしょう。
そんな様子から、赤ちゃんの成長を感じずにはいられません。
今まであまり反応が見られなかった赤ちゃんも、少しずつ反応してくれることもあるでしょう。
何か意味のある言葉をおしゃべりするにはまだ早いですが、赤ちゃんはしっかりとママやパパの声を聞いています。
そんな赤ちゃんへの言葉がけを少し意識してみると良いでしょう。
今回は生後3ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達や、言葉がけの例をご紹介いたします。
生後3ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達
生後3ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達について、まずはみていきましょう。
【言葉の発達の段階】
赤ちゃんが言葉を習得するまで、このように発達していくと言われています。
①言葉を聞く
②言葉に反応して声を発する
③言葉が分かるようになる
④言葉を話す
それぞれの段階が始まる時期には個人差がありますが、生後3ヶ月だと「言葉を聞く」や「言葉に反応して声を発する」に該当するでしょう。
【クーイングをする赤ちゃんも】
クーイングとは、「うー」「あー」などの母音を伸ばした発声のこと。
赤ちゃんにとってクーイングは、これからの発声の練習とも言えるでしょう。
生後3ヶ月になると、ほとんどの赤ちゃんがこのクーイングをし始めます。
中には成長段階で見られなかった赤ちゃんもいますので、まだし始めなくても焦る必要はありません。
赤ちゃんの機嫌が良い時にクーイングをしていたら、「発声の練習をしているんだ!」とぜひ見守ったり応援したりしてあげましょう。
生後3ヶ月の赤ちゃんにも言葉がけは必要?
赤ちゃんから何かを発するよりも、言葉を聞いて吸収している時間の方がまだ長いかもしれません。
赤ちゃんはママやパパの声をしっかり聞こうとしています。
色々なことに興味を持ち始める時期でもありますので、ぜひたくさん言葉がけをするように意識しましょう。
生後3ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけの方法
「言葉がけ」と聞くと難しく感じますが、無理に取り入れるものではなく普段の生活の中で自然に出てくる言葉で大丈夫です。
赤ちゃんのクーイングに対して、「楽しいね」など気持ちを代弁するのも良いでしょう。
また、「お腹すいた」「眠たい」などを赤ちゃんはぐずったり泣いたりして教えてくれます。
それに対して無言でお世話を始めるのではなく、「お腹すいたね、ちょっと待ってね」など簡単な言葉がけをすることから始めてみましょう。
日中の機嫌が良い時間などに、絵本の読み聞かせや歌を歌うなども一緒に楽しめて良いですね。
生後3ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例
赤ちゃんにどんな言葉がけをしたら良いのか分からない、という方もいるかもしれませんね。
生後3ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例をご紹介します。
【お日様が気持ち良いね】
生後3ヶ月になると、抱っこして一緒にお出かけする機会も増えるのではないでしょうか。
赤ちゃんは外の世界に興味津々です。
目に見えるもの、何でも良いので「お日様が気持ち良いね」「虫さんがいるね」などと言葉がけしてみましょう。
【楽しいね、嬉しいね】
日中にご機嫌で過ごしている時間も増えてくることでしょう。
そんな時はぜひ、一緒にその「楽しい」という気持ちを共有してみるのはいかがでしょう。
赤ちゃんが声に出して笑っていたりクーイングしたりしていたら、「楽しいね」「嬉しいね」など赤ちゃんの気持ちを代弁してあげましょう。
【これ、何かな?】
視力も発達し、今まで見えてなかったものが見えるようになるでしょう。
部屋の中で見る新しいものに対して、赤ちゃんは気になって仕方がないことでしょう。
ぜひママの方から、「これ、何かな?」と問いかけて赤ちゃんの反応をみてみるのも良いですね。
赤ちゃんに言葉がけする際の注意点
最後に、赤ちゃんに言葉がけする際の注意点について解説いたします。
【忙しい時は無理に意識しなくても良い】
言葉がけを意識しすぎると、「言わないほうが良いかな」など余計なことを考えてしまうことも。
言葉の発達を促すことが目的ですが、大切なのは赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむことです。
忙しい時は無理に意識せず、余裕のある時だけでも十分ですよ。
【反応がなくても大丈夫】
言葉の発達には個人差があるので、クーイングがなかったり笑ったりなどの反応がない場合もあります。
まだ今の段階だと聞くことでたくさん吸収する方が大切ですので、思ったような反応がみられなくても焦る必要はありません。
まとめ
赤ちゃんとの暮らしも3ヶ月が経過し、少し慣れてくる頃かもしれませんね。
これまでもたくさんの成長が見られたことでしょう。
言葉の発達に関しても、今は「言葉を聞く」段階なので一見分かりにくいですが、しっかり言葉を吸収しています。
いつか一緒におしゃべりしたり、「ママ」「パパ」と呼んでくれたりする日が楽しみですね。
ぜひ今の時期はその準備期間と捉えて、言葉がけ例などを実践してみてはいかがでしょう。