コンセントカバーは「はいはい期」から
赤ちゃんがはいはいをして部屋を自由に動ける様になるのは、個人差があるもののだいたい7ヶ月くらいからになります。
もちろん、もう少し早くはいはいし始める場合もある為、6ヶ月以降の月齢の赤ちゃんにはコンセントカバーが必要になってくるでしょう。
また、はいはいをする前の段階として、ずりばいは生後5ヶ月には始まる事もあります。コンセントが低い位置にある場合は、もっと早く対策が必要なこともあります。赤ちゃんを部屋で遊ばせる際には油断は禁物です。月齢が上がると赤ちゃんができることも増えてきます。ときには、「いつの間にできるようになったの?」と驚くことも。安全対策も先手を打って行ってくださいね。
コンセントが赤ちゃんに危険な理由
はいはいができる様になった赤ちゃんの目線は、大人に比べずっと低い位置です。
この為「そこは気が付かなかった!」という死角があるのです。コンセントはその1つで、赤ちゃんにとっては興味を惹かれる存在です。
まずは、赤ちゃんにとってコンセントは以下のように危険なものであるということを知っておいて下さい。
【感電の恐れがある】
赤ちゃんはよだれやすぐに物を口に入れる習性がある為、手が濡れていることも多いです。
その上、赤ちゃんの指は小さくて細いですから、コンセントの穴に先端が入ってしまったり、コンセントの差込口を舐めることもあり得ます。これによって感電やヤケドも起こりうるのです。
【異物を差し込む危険性】
濡れた手で触ることも心配ですが、もう少し月齢が上がってくると、細長いものを見つけて差込口に入れる可能性もあります。
穴があったら覗きたい、入ってみたいという好奇心が危険につながってしまうことがあるのですね。
まだコンセントの恐ろしさを知らない赤ちゃんだからこそ、不意に金属製の棒をコンセントにさしてしまう事も考えられます。
コンセントの差込口に金属製の物を指してしまうと、感電だけではなく、発火して家事の原因にもなります。
大人が目を離した隙にこんな事になったら…想像しただけでも恐ろしいですよね。
月齢が上がっていくと、コンセントには何かを差し込んで使う物だということも分かってきて、大人をまねて刺してしまうことも。
お菓子やゴミを詰め込んでしまうこともあり得るので、コンセントの差込口は赤ちゃんにとって非常に危険です。
コンセントカバー選びのポイント
赤ちゃんの安全のためには、コンセントの穴をふさぐことが近道です。それにはコンセントカバーが便利。
100円ショップやホームセンターなどで購入でき、価格もさまざまです。種類としては大きく分けると2種類あります。価格や用途によって選ぶと長く使えますよ。
【キャップタイプ】
キャップタイプはコンセントの差込口にふたをして塞げるアイテムです。1袋に沢山入って売られている事が多く、値段も安価で100円均一でも購入可能です。
色や形は種類がありますが、できるだけコンセントと同じ色のもので、キャップをしている事が分からない様な馴染みやすい丸い形がおすすめです。
穴を塞いでも、キャップ自体がカラフルで可愛らしいと赤ちゃんが興味を示して引き抜こうとしてしまい、事故の原因を作ってしまう場合があります。
また、1歳前後になるとキャップタイプのものは子どもの力で簡単に外れるケースがあります。大きくなっても長く使いたいならば、外れにくい仕様になっているかを重視して選びましょう。
【カバータイプ】
カバータイプはコンセント自体を覆いかぶせて隠してくれます。コンセントを隠した状態でも電源として使用できる為、使用する時に取り外さなければならないキャップタイプより便利。
価格としては、キャップタイプに比べて高価なものが多いですが、その分機能性も高いので、長い目で完璧に安全な環境を作りたい場合には最適です。
カバータイプの中でも、コンセントをまとめるケーブルボックスはコードを引き抜くことも防止できる造りになっている為、感電だけでなく火災防止もできます。
差込口にふたをするだけのキャップと違って、コンセントプレートにカバーを取り付けるのが少し手間ではありますが、工事が必要なレベルではないので取り付けに苦労する事はないでしょう。
まとめ
コンセントカバーは、はいはいが始まる月齢7ヶ月くらいには、しっかりと設置しておいた方が良いです。
一度赤ちゃんにコンセントや差込口の存在を認識されてしまうと、その後塞がれていることが気になって、執拗に触ってしまうことも考えられます。
ずり這いをすることも考えると、目安としては生後5ヶ月を迎える頃には、コンセントカバーをして備えるのが安心です。
コンセントカバーは長い目で見ると、カバータイプを検討する方が経済的といえますが、コンセントを使う機会がない部屋の場合はキャップタイプでも事足ります。
価格や利便性もそれぞれによって異なるので、赤ちゃんが良く遊ぶ部屋なのか、大人しか入らない部屋なのかで使い分けても良いですね。
赤ちゃんの命を守ることに繋がるので、コンセントカバーはぜひ設置してあげてくださいね。