生後6ヶ月に発生する赤ちゃんの事故

生後6ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故

腰が座ってきて、1人でお座りができるようになる時期です。
寝返りや、寝返り返りで部屋中を移動したり、早い子はずりばいをして、前や後ろにも進んでいるという赤ちゃんも。

今回は、生後6ヶ月の赤ちゃんに起こりやすい事故について紹介します。

 

生後6ヶ月の赤ちゃんの誤飲事故

赤ちゃんの小さなお口でも、トイレットペーパーの芯を通ってしまうものは誤飲に繋がる可能性があります。

誤飲の可能性があるものの一例として

 

・ボタン
・電池
・クリップ
・画鋲
・医薬品
・タバコ
・マグネット
・洗剤
・灯油
・石鹸
・酒
・化粧品

 

などが挙げられます。
中には赤ちゃんが中毒を起こしたり、体に影響を与えてしまうものもあるため、管理には十分に気を付けてください。

 

【赤ちゃんが手にするものにも注意】
小さなものでなくても、赤ちゃんは手に持ったものをなんでも口に入れてしまいます。
プラスチック製のおもちゃやボールペンなどは、赤ちゃんが飲み込まないので舐めさせても大丈夫と思うかもしれませんが、部品が取れたり壊れやすいものです。

 

赤ちゃんのおもちゃは月齢に合った安全なものを与え、小さな部品を使っているものや壊れやすいものは、赤ちゃんの手が届くところに置かないようにしてください。

 

【ゴミ箱からの誤飲事故】
赤ちゃんが飲み込むと危ないものは、ゴミ箱にも多く入っています。
衛生的にも心配ですので、ゴミ箱は赤ちゃんの手が届かないところに移動させましょう。

 

生後6ヶ月の赤ちゃんの窒息事故

寝返りができるようになると、布団での赤ちゃんの窒息事故が心配になります。

 

【赤ちゃんより先に眠らない】
赤ちゃんと同じ時間に布団に入った時は、必ず赤ちゃんが眠ったのを見届けてから、大人も眠るようにしなければなりません。

 

赤ちゃんが寝返りをし、うつ伏せの状態のままで眠ってしまったり、布団に挟まってしまっているのに気が付かない可能性があるためです。

そのままにしておくと、赤ちゃんが窒息してしまう危険性があります。

 

【布団選び】
うつ伏せによる窒息は、固めの布団に寝かせてあげることで事故の可能性を軽減できます。

 

この時期の赤ちゃんには、枕はまだ必要ありません。かえって窒息の危険性を高めてしまうので、避けましょう。
タオルを敷いて眠るという方もいるかもしれませんが、赤ちゃんの顔にかかったり首に巻き付く危険性もあるので、避けましょう。

 

生後5ヶ月の赤ちゃんの転落事故

赤ちゃんの動きが活発になってきたことで、高い場所からの転落事故にも気を付けなければなりません。

 

【おむつ交換台からの転落】

お出かけ先でおむつ交換をする時、高さのあるおむつ交換台を使用しますが、赤ちゃんはお家と違う場所でのおむつ交換を嫌がったり、身をよじって逃げ出そうとすることも。

 

利用の際は、ベルトをしっかりと装着し、転倒しないように注意しなければなりません。

ママは使用済みの紙おむつを捨てたり手を洗ったり…と、ついおむつ交換台から離れてしまうかもしれませんが、ベルトをしていても危険です。どうしてもパッと目を離す瞬間がある時は、赤ちゃんに手を置いて、触れ続けながらにしましょう。

 

赤ちゃんから目を離さず、離れる必要があるならベビーカーに乗せるか、抱っこ紐で抱っこをしてから離れるようにしてください。

 

【ベビーベットからの転落】
ベビーベットの柵は、たとえ短時間でもしっかり上げて使いましょう。
少し目を離した隙でも、寝返りをして転倒する危険性があります。

着替えやおむつ交換時はうっかり柵を忘れがちなので、特に気を付けるようにしましょう。

 

【椅子からの転落】
赤ちゃんのお座りが安定しているようなら、離乳食用のハイチェアが使えるようになります。
しかし、慣れない椅子ですので、しっかりベルトをして赤ちゃんの転倒防止に努めたいですね。

 

生後6か月の赤ちゃんのケガ

活発に動き回るようになると、家庭でのケガも多発しやすくなります。

 

【頭をぶつける】
寝返りをした勢いで、家具や床にもあちこり頭をぶつけやすい時期です。

また、お座りができるようになってもバランスを崩して床にぶつかってしまうこともあります。
床にはマットやカーペットを敷き衝撃を和らげられるような対応を。角のある家具にはベビーガードを付けるようにしてください。

【ヤケド】
ケトルポットなどお湯を扱う家具の配線を引っ張り、ヤケドをしやすい時期です。赤ちゃんが生活する場所では、お湯を扱う家電は置かないように注意を。

 

また、ストーブの熱でヤケドをすることもありますから、必ず柵をつけるようにしてください。

 

【配線やコンセント】
コンセントの穴に興味を持つ時期ですが、感電の恐れがあります。
コンセントカバーを装着し、赤ちゃんの安全に努めましょう。

 

家電の配線を隠すことは難しいですが、なるべく家具の後ろに隠すようにし、余分なものは束ねておきます。
特に、携帯電話の充電器は赤ちゃんの興味を引くものです。
誤って口にしないよう、使わないときは片づけておきましょう。

 

まとめ

寝返りでどんどん移動する赤ちゃんに、ママもなかなか配慮が追い付かない状態かもしれません。
しかし、赤ちゃんの身を守るためにも、お家の環境はしっかり整えておきたいですね。
今一度、危険はないか確認しておきましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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