赤ちゃんに花の名前をつける意味
花は自然の恵みであり、最も人を魅了する植物の最盛期です。そんな花を比喩して「花のように咲いた笑顔」「高嶺の花」など、花に映して美しさを表す言葉も多くあります。
特に可憐で愛らしい花は、素敵な女性に育ってほしい女の子の名付けにぴったりです。男の子の名前によく使われている花もありますよ。美しさだけでなく、それぞれの花が持つイメージから、赤ちゃんのこれからの未来像を名前に投影することもできます。
今回はそんな花をイメージした名前をいくつかご紹介します。名付けで悩んでいるママさんは是非ご一読ください!
四季の花が持つそれぞれのイメージ
まずは四季の花が持つぞれぞれのイメージからご紹介しましょう。
【春の花からもらった名前のイメージ】
3月〜5月の花が春の花です。日本らしい桜から、桃、杏、菫、葵などがあります。淡く柔らかいカラーの花が多く、春の花の名付けから連想されるのは、優しさだったり、朗らかさだったり、おしとやかさなどでしょうか。
桜は特に日本人の心を表す花でもあります。愛らしさの中に凛とした強さも感じるのが春の花です。
【夏の花からもらった名前のイメージ】
6月〜8月の夏の花には、紫陽花、睡蓮、向日葵、百合、朝顔などがあります。黄色や青、白などのパキッとしたカラーが多く、抱くイメージは元気でハキハキ、それ一つで存在感を放つような、強い美しさも感じますよね。特に夏の花の代表である向日葵は、周りに元気を与えてくれます。
【秋の花からもらった名前のイメージ】
9月〜11月の秋の花には、桔梗、竜胆、金木犀、菊、楓、撫子、紅葉などの深めの大人カラーが並びます。秋の花からもらった名前には、気品があり、高貴で上品なイメージがつきます。和の花も多く、流行りの古風な名前とも相性バッチリです。
奥ゆかしくも芯のある落ち着いた秋の花の名前は、女の子でも男の子でも使いやすいです。
【冬の花からもらった名前のイメージ】
12月〜2月の冬の花には、エリカ、ジュリアン、ビオラ、梅、牡丹などがあります。白や赤などの女性らしいカラーの小さいお花が多く、可憐で誠実、健気、純潔さをイメージさせます。音が可愛いお花が多く、グローバルな名前に使えそうですね!
花の漢字を使った名前
それでは具体的に、花をイメージした名前とはどのようなものがあるのかご紹介します。
そのまま花の漢字だけを使ってもいいですし、漢字の組み合わせで意味を持たせるのも素敵ですね。花の漢字を使いながら、組み合わせによって音や響きを今風にするのが人気なようです。
【春の花の漢字を使った名前】
桜(さくら)、花桜(かおう)、香桜(かおう)、美桜(みお)、理桜(りお)
、桃子(ももこ)、桃香(ももか)、杏奈(あんな)、杏(あん)、美杏(みあ)、菫(すみれ)、菫花(すみか)、葵(あおい)、陽葵(はるき)、咲葵(さき)など…
【夏の花の漢字を使った名前】
紫陽(しょう)、紫(ゆかり)、紫音(しおん)、蓮(れん)、蓮奈(はすな)、向日葵(ひまわり、ひまり)、陽葵(ひまり)、百合(ゆり)、小百合(さゆり)、朝(あさ)、朝顔(あさがお)など…
【秋の花の漢字を使った名前】
桔梗(ききょう)、梗一(きょういち)、竜胆(りんどう)、金木犀の別名である桂香(けいか)、菊(きく)、菊乃(きくの)、楓香(ふうか)、楓(かえで)、撫子(なでしこ)など…
【冬の花の漢字を使った名前】
彩梅(あやめ)、香梅(こおめ)、牡丹(ぼたん)など…
花の音を活かした名前
漢字はあえて使わず、花の音だけを使って花をイメージさせる名前は一癖あっておしゃれです。花の意味だけでなく、漢字の意味も含めて名前をつけることができるので、名付けに深みが増しますね!
咲良(さくら)、澄怜(すみれ)、陽鞠(ひまり)、蒼(あおい)、紀京(ききょう)、優理(ゆり)、羽芽(うめ)など…
漢字だけを見れば花を直接連想はしないのに、音だけを聞くと花が見える名前です。音と漢字で印象が変わる、おしゃれな名前になりますね。
花をイメージするグローバルな名前
最後に花の外国語呼びを活かした名前をご紹介します。好きな花なのに和名が名前に適していなかったり、海外でも活躍してほしいという願いがある場合におすすめです。
莉里(リリー):百合
利蘭(リラ):ライラック
茉理衣(マリー):マリーゴールド
樹里亜(ジュリア):ジュリアン
美緒蘭(ビオラ):ビオラ
恵梨香(エリカ):エリカ
香美蘭(カミラ):椿
など…
漢字を無理にあてずとも、カタカナでも十分可愛いですよね。花が美しいのは万国共通ですから、海外の方にも意味が通じることでしょう。
これからはグローバル化社会となりますから、国際色豊かな子どもを育てるという願いも込めて名付けをするのもいいかもしれません。
まとめ
名前は赤ちゃんへの最初のプレゼントです。ママとパパがたくさん考えて、幸せを願ってつけた名前であれば、それがオンリーワンですよ!気持ちを込めた名前を贈ってあげましょう。