抱っこひもとスリングの違いは?

抱っこひもとスリングの違いとは?

抱っこひもとスリングはどう違う?

赤ちゃんとのお出かけ時に大活躍の抱っこひも。
出産準備品としては欠かせないものですね。

 

しかし、最近ではさまざまなタイプの抱っこひもが販売されているため、どれを選べばよいか迷ってしまうママもいるでしょう。
そこで今回は、代表的なキャリータイプの抱っこひもと、海外発祥で人気のスリングの特徴をご紹介します。

キャリータイプの抱っこひもの特徴

リュックサックを前に回したような形で赤ちゃんを抱っこするキャリータイプ
その特徴をメリットデメリットでご紹介します。

 

【メリット】
〈①安心感がある〉
赤ちゃんとしっかり密着、ホールドされるので安心感があります。

 

〈②両手が空く〉
赤ちゃんがしっかりホールドされるので、抱っこしながらも両手を使うことができます。

 

〈③体への負担が軽減できる〉
太いベルトを使って肩と腰で赤ちゃんを支えるので、ママの肩こりや腰痛を軽減できます。

 

〈④パパと共用できる〉
サイズ調整できるものが多いので、体格の違うパパとの共用にも対応できます。

 

〈⑤長期間使用できる〉
付属品などを使えば、新生児から3〜4歳ごろまで使えるタイプが多いようです。
対面抱きだけでなく、前向き抱き、横抱きのできる3way、おんぶもできる4wayタイプもあります。

 

【デメリット】
〈①価格が高い〉
その他の抱っこひもに比べると全般的に価格が高めになっています。

 

〈②かさばる〉
ベルトやクッションがしっかりしているのでコンパクトにたたむことが難しく、バッグに入れるとかさばります。

 

〈③洗濯しにくい〉
ミルクの吐き戻しや汗、おむつ漏れなどで洗濯したいと思っても、ベルトやクッションに厚みがあるため、乾きにくく、洗濯するのが大変というデメリットもあります。

スリングの特徴

1枚の布を輪っかにしてママの肩に掛け、ハンモックのように赤ちゃんを寝かせるスリング
スリングにはどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。

 

【メリット】
〈①赤ちゃんの身体にやさしい造り〉
「2番目の子宮」とも呼ばれるスリング。
子宮の中にいた時と同じような体勢でいられるため、赤ちゃんの身体に負担をかけることがありません
また、しっかりと密着することでママの心音、呼吸音、歩くリズムを感じることができるので、赤ちゃんに安心感を与えてくれます。

 

〈②コンパクト〉
1枚の布なので、コンパクトに持ち運ぶことができます。

 

〈③生地や柄が豊富〉
いろいろな生地や柄の製品が販売されています。ママ友と柄が被りにくいのも嬉しいですね。

 

〈④自作もできる〉
自分の好きな布で自作することもできます。型紙や作り化がはネットでたくさん紹介されていますので挑戦してみるのも良いですね。

 

〈⑤洗濯できる〉
バックルなどの部品をほとんど使ってないので、自宅で手軽に洗濯できます。乾きやすいのも大きなメリットです。

 

【デメリット】
〈①肩に負担がかかる〉
赤ちゃんの全体重がママの片方の肩にかかることになるので、肩に負担がかかります。
左右交互に掛けるなど工夫が必要です。

 

〈②片手がふさがる〉
布にくるまれているだけですから、赤ちゃんの動きが活発になると落下の危険があります。
必ず片手は赤ちゃんに添えるようにしましょう

 

〈③慣れるまで時間がかかる〉
シンプルな布を巻くだけのスリングですが、使い始めは「これで本当に合ってるのかな?」と不安に感じることもあります。
正しい使い方でなくても赤ちゃんを「抱っこ」することはできるので、間違いに気付いていない場合もあるようです。
必ず使用方法を確認し、家族や友だちに全方位から確認チェックをお願いすると安心ですね。

スリングを使う時の注意点

スリングを使う時は以下のような点に注意しましょう。

 

【窒息に注意】
すっぽり布に覆われる状態が長時間続いたりママと密着し過ぎることによって、赤ちゃんが窒息する事故が起きています。
「Visible&Kissable(顔が見えて、おでこにキスできる距離の抱っこ)」を心掛けましょう

 

【首の角度に注意】
海外では、スリング内での無理な姿勢により赤ちゃんの首が曲がりすぎて気管が折れ曲がってしまう事故も報告されています。
特に新生児から使う場合は、正しい姿勢で抱っこをすることが大切です。

 

【股関節脱臼に注意】
間違った抱き方を続けていると、赤ちゃんの股関節脱臼が起きてしまうことがあります。
スリング内では、必ず開脚させて抱っこしましょう

 

【劣化や強度に注意】
基本的に、スリングに使われているのは1枚の布とリングです。
長期間使ったり洗濯を繰り返すうちに、布やリングが劣化してしまうことがありますので定期的にチェックしましょう。
自作する場合は、強度のある布や金属製のリングを使う、縫製を頑丈にするなど注意するようにしましょう。

まとめ

スリングとキャリータイプの抱っこひも。どちらもそれぞれ異なる特徴があるため、実際は、両方をシチュエーションに合わせて使い分けるというママが多いようです。
また、赤ちゃんが成長し体重が重くなると、スリングでは長時間の抱っこが難しくなります。
そのため、赤ちゃんの成長に合わせて、スリングからキャリータイプの抱っこひもへ買い替えをするママもいるようです

 

どちらが使いやすいのか、実際に店頭で試してから決めてもいいかもしれませんね。

この記事を書いたライター

北村 美涼
北村 美涼

関西在住、1男1女を持つワーキングママです。 産休、育休、フレックス、時短、在宅、テレワーク、といろいろな勤務体系経験済み! ハワイとたこ焼きと太陽の塔が大好き!どれも私のパワーのみなもとです。

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