生後1ヶ月の赤ちゃんの体重について
赤ちゃんが生後1ヶ月を迎えると、1ヶ月健診がありますね。
家にベビースケール等がなければ、退院後の赤ちゃんの体重を初めて知ることになるママも多いのではないでしょうか。
健診時の赤ちゃんの体重を見て、順調と感じるママもいれば、不安を覚えてしまうママもいると思います。
そこで今回は、生後1ヶ月の赤ちゃんの体重について、増え方やその対処法などを中心に解説します。
生後1ヶ月の赤ちゃんの体重と増え方
【生後1ヶ月の赤ちゃんの体重】
生後1ヶ月の赤ちゃんの体重の目安は以下の通り(※1)です。
・男の子 4.435~5.22kg
・女の子 4.08~4.86kg
出生時からおよそ1kgほど増えており、その成長スピードに驚くママも多いはず。
生まれてすぐの頃は細い手足でか弱かった赤ちゃんも、生後1ヶ月を向かるころにはだんだんと肉付きが良くなってきます。
【生後1か月の赤ちゃんの体重の増え方】
生後1ヶ月の赤ちゃんは、生後0ヶ月の時と同様に1日に約30gずつ体重が増加します。
しかし、赤ちゃんの体重の増え方には個人差があるため、「必ずしも1日30g増えていなければならない」ということではありません。
【生後1ヶ月】体重が増えない時
【おっぱいを上手に飲めていないことも】
生後1ヶ月にもなると、ママはもちろん赤ちゃんも授乳に慣れ、スムーズに飲めるようになってきます。
しかし、まだまだ上手におっぱいを飲むことができない赤ちゃんも多くいます。
特に母乳の場合は、ママのおっぱいが赤ちゃんにとって飲みにくい形である場合もあります。
陥没乳頭や扁平乳頭、また、赤ちゃんにとってママの乳頭が大きすぎ・小さすぎたりと、おっぱいと赤ちゃんがぴったりと相性が合うことは意外と難しいのです。
そんな時は、ニップシールドといった、乳頭に取り付けるシリコン製の保護器を使用するとスムーズに授乳が行えることもありますよ。
ニップシールドを使用すると、乳頭の形が変わってきて陥没乳頭や扁平乳頭のママもゆくゆくは直接授乳できるようになったという例もあるので、試してみてください。
【湯冷ましに注意】
お風呂あがりに赤ちゃんに飲ませる「湯冷まし」は、一昔前までは必ず与えていましたが、現在は必ずしも必要というわけではありません。
むしろ栄養のない水でお腹が膨れてしまい、その後の授乳に影響することもあります。
お風呂あがりの水分補給は母乳やミルクを与えるようにしましょう。
授乳してすぐにお風呂に入れると、嘔吐することもあるので、授乳後1−2時間程度経ってからお風呂にするようにしましょう。
【ミルクを足してみる】
完全母乳育児をしたいという気持ちが強すぎると、結果として赤ちゃんが本来と必要とする栄養が不足してしまうこともあります。
生後1ヶ月の頃は、まだまだ母乳育児が軌道に乗らないママも多く、生後3~4ヶ月頃に完全母乳へ以降するというパターンもあります。
完全母乳にこだわらず、赤ちゃんの体重が増えない時はミルクの力を借りるようにしましょう。
【母乳外来に相談しよう】
母乳育児で、赤ちゃんの体重が増えない場合は母乳外来へ相談してみるのも一つの方法です。
母乳外来では授乳の方法や、ママのおっぱいの様子などを確認し、適切なアドバイスを受けることができます。
【小児科に相談しよう】
赤ちゃんの体重が増えなかったり減ってしまう時は、母乳やミルク以外にも赤ちゃん側に原因があることもあります。
上記の方法を試しても改善が見られない場合は、なるべく早めに原因を見つけるためにも、すぐに小児科へ相談するようにしましょう。
【生後1ヶ月】体重が増えすぎる時
【母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ与えてOK】
赤ちゃんの体重が増えすぎていると感じたとしても、この時期は、赤ちゃんが欲しがるだけ母乳を与えるようにしましょう。
生後1ヶ月の赤ちゃんは、1日におよそ30gのペースで体重が増加しています。
しかし、この数値はあくまでも平均値であり、その増え方は赤ちゃんによって個人差があります。
特に生後1カ月の赤ちゃんに「太りすぎ」ということは滅多にありません。
そのため、この数値以上の体重の増加ペースでも、深く気にしないようにしましょう。
【ミルクは既定の量を守ろう】
ミルク育児の場合は、しっかりと既定の量を守ることが大切です。
メーカーの規定量以上のミルクを与えると、体重が増えすぎるほかに消化器官に負担を与えてしまう恐れもあるので注意しましょう。
【自己判断で授乳回数を減らさないで】
赤ちゃんの体重の増加ペースが気になっても、自己判断で授乳回数を減らすことは絶対にやめましょう。
どうしても気になる場合は、病院や母乳外来で相談をして、授乳についてのアドバイスをもらってくださいね。
まとめ
1ヶ月健診で、体重について医師から指摘されることがあるかもしれません。
しかし、体重はあくまで成長の目安です。
あまり神経質に数字にこだわりすぎず、おおらかな気持ちで育児を楽しめるといいですね。