生後7ヶ月のママが抱える授乳の悩み

生後7ヶ月のママが抱える授乳の悩み

赤ちゃんを育てるママにとって、授乳についての悩みは大きなものです。

卒乳するまで、常に心配事は尽きないでしょう。

 

生後7ヶ月にもなると、慣れや離乳食も進んだことで、少しづつ悩みの質も変わってきます。

しかし授乳の悩みは、気軽に相談しにくいと感じるママもいるかもしれません。

そこで今回は、生後7ヶ月の赤ちゃんのママの、授乳の悩みについてご紹介します。

悩んでいるママは、是非参考にしてくださいね。

 

悩み1.乳首を噛まれて痛い

歯が生える時期には個人差がありますが、生後7ヶ月頃には、可愛い小さな歯が見えはじめる赤ちゃんが多いようです。

歯の生えはじめは授乳中に乳首を噛まれることも増え、ママの悩みのタネになることも。

乳首に傷ができると、痛みで授乳が怖くなったり苦痛になったりしますよね。

 

【対策】

生後7ヶ月の赤ちゃんが授乳中に乳首を噛むのには、いくつか理由があります。

 

・歯の生えはじめで歯ぐきがかゆい

・遊びで噛んでいる

・ママが授乳に集中しておらず、気を引こうとしている

・母乳の味や量に変化があった

 

歯が生えはじめた赤ちゃんに噛まれると乳首に傷ができ、痛いだけでなく授乳自体に影響を及ぼしてしまうでしょう。

乳首を噛まれる場合、以下のような対策を試してみてください。

 

・低めの声で真剣に「ダメ」「痛い」ということを伝える

・噛まれたら無理に引っ張らず、赤ちゃんの口の横から指手を入れて外す

・授乳がつらい時は搾乳をして飲ませる

・乳頭保護パッドなどを使ってみる

 

真剣に「ダメ」「痛い」と伝え続けることで、赤ちゃんも遊びではなく、ママが嫌がっていると理解してくれます。

痛いからと授乳をやめてしまうと、おっぱいトラブルや母乳の出が悪くなる原因になるため、なるべく授乳は続けた方が良いようです。

搾乳して飲ませたり、乳頭保護パッドを使用したりする方法もありますよ。

 

また噛まれた際に痛みで大きな声を出してしまうと、赤ちゃんがびっくりして授乳を嫌がることも。

我慢するのは難しいですが、なるべく赤ちゃんを驚かせたり、イライラをぶつけたりしないよう注意しましょう。

 

悩み2.急に母乳を飲まなくなった

生後7ヶ月頃の赤ちゃんは、急に母乳を飲まなくなることがあるようです。

今まで順調だったのに急に飲んでくれなくなると、心配になりますよね。

生後7ヶ月の赤ちゃんが突然母乳を飲まなくなった場合「哺乳ストライキ」の可能性があります。

 

【対策】

哺乳ストライキとは、赤ちゃんが何らかの理由で一時的に母乳を飲まなくなることで、乳児期の中期~後期に起こりやすい現象のひとつです。

赤ちゃんが哺乳ストライキをする原因には、以下のようなことがあります。

 

・体調の変化(口内炎・歯の生えかけ・中耳炎・鼻づまりなど)

・生活環境の変化(ママの職場復帰や保育園開始・引っ越しなど)

・授乳中乳首を嚙まれたママの大きな声にびっくりした

・ママの匂いがいつもと違う(香水や化粧品、柔軟剤などの変化)

・ママが精神的不安を抱えている

 

生後7ヶ月の赤ちゃんにはしっかりとした意思があり、母乳を飲まないことでママに何かを訴えているのです。

哺乳ストライキをしている場合、無理やり飲ませる必要はありません。

栄養面や脱水が気になりますが、おおよそ1週間程度で落ち着くことが多いため、おおらかな気持ちで見守りましょう。

 

・口の中や体調に変化はないかチェックする

・少し意識してスキンシップをとってみる

・眠そうな時や寝ぼけている時に授乳してみる

 

といった方法を試し、赤ちゃんの気持ちがリセットされるのを待つと、飲んでくれるようになることもあります。

母乳を飲んでくれない期間は分泌低下や乳腺炎を防ぐため、適度に搾乳すると良いですよ。

哺乳ストライキはママやおっぱいが嫌いになった訳ではないため、安心してくださいね。

 

悩み3.哺乳瓶の消毒はいつまでするの?

免疫力の低い赤ちゃんを病気から守るため、授乳の度に続けていた哺乳瓶の消毒。

赤ちゃんが成長してくると、いつまですれば良いか疑問に思うママもいるでしょう。

しなくても良いなら、ママの負担も少し減りますよね。

 

【対策】

哺乳瓶の消毒を辞める時期については、生後3~4ヶ月頃や1歳までなど、さまざまな考えがあるようです。

しかし赤ちゃんが自分自身で免疫を作りはじめるのは、生後3ヶ月頃から。

一般的には生後6ヶ月を過ぎると、成人の約半分の免疫が備わっていると言われています。

生後7ヶ月にもなると十分な免疫がついているため、この頃には哺乳瓶の消毒を辞めても安心でしょう。

 

それ以降は哺乳瓶と乳首を洗剤で良く洗い、しっかり乾燥させるだけで大丈夫です。

ただし食中毒の危険のある時期や、赤ちゃんの体調不良で免疫力が低下している時は、ママが消毒した方が安心するのであれば消毒すると良いかもしれません。

赤ちゃんの様子や状況によって、臨機応変に対応しましょう。

 

まとめ

生後7ヶ月になると、赤ちゃんも自分の意思や考えが芽生えてくる子もいます。

単純にお腹が空けば飲んでいた頃と違い、授乳についての悩みも複雑になるかもしれません。

自己主張をするのは成長の証です。

赤ちゃんの気持ちを大切にし、寄り添いながら悩みを解消できると良いですね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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