生後11ヶ月の赤ちゃんの離乳食には悩みがいっぱい
どんどんと活発な動きをする生後11ヶ月頃の赤ちゃん。
離乳食では、だんだん大人と変わらないようなものも食べられるようになり、全てを滑らかにすりつぶしたり、細かく刻んでいた初期、中期と比べると、作るのも楽になったという人もいるのではないでしょうか。
しかし、そんな中でも、離乳食の悩みは絶えないことが多いですね。
・離乳食完了期に向けて、このようなペースで大丈夫だろうか…
・食べる日と食べない日の差が激しい…。
・おやつばかり食べたがり、離乳食が食べられない
など。
今回はそんな生後11ヶ月の赤ちゃんを育てるママたちが悩みやすい離乳食の悩みについてまとめました。
《生後11ヶ月の赤ちゃん》よくある離乳食の悩み
生後11ヶ月頃はどのような悩みがよくあるでしょうか。
【1.食べムラがある】
昨日はしっかり食べてくれたけれど、今日は全く食べない…などの食べムラは、離乳食後期頃にはよくあること。
食べてくれる時は安心だけれど、食べないときは心配になっちゃいますよね。
しかし、食べムラは実は赤ちゃんの脳が発達している証拠でもあります。
「食べたい」「食べたくない」という気持ちを持ち、それを頭で考えて行動しているということ。
何日間もずっと食べないのであれば、病気などの心配もありかもしれませんが、お腹が空いたら食べるなど、食べる日もあるのであれば、心配し過ぎず様子を見るのもいいでしょう。
また、メニューがマンネリ化して、「食べたくない」という気持ちが出てきていることもあります。
ベビーフードなどの離乳食のサポートグッズを上手に使いながら、赤ちゃんの「食べたい」という気持ちを引き出すメニューを探してみるのもいいですね。
【2.遊び食べが激しい】
食べムラとともにこの時期に悩むことが多いのが、「遊び食べ」です。
遊び食べとは、離乳食や食器などで遊びながら食べるので、なかなか食事が進まないこと。
せっかく作った食事をぐちゃぐちゃにされたり、食事の時間が終わらないと、ママはイライラしてしまうこともありますよね。
しかし、遊び食べも脳が発達している証拠かもしれません。
ママから見ると遊んでいるだけ、いたずらに見えてしまうものの、赤ちゃんは「これを落としてみたらどうなるかな」「水の中に入れてみよう」など、理科の実験のように興味でいっぱい。
食べ物に興味が出た証拠でもあります。
また、食べ物で遊んだ時のママの反応が「楽しい!」と感じ、それを見たくて遊び食べをする子も。
どちらも興味のあることに挑戦してみる、他の人の反応を楽しむという、成長でもあります。
そのため、ある程度の遊び食べは許容範囲だと考え、次のような対策をしていきましょう。
遊び食べをして赤ちゃんの服や周りが汚れるのが気になる場合は、椅子の下などに新聞紙やレジャーシートなどを敷き、床が汚れないように対策をしたり、机と一体化できるエプロンなどをつけましょう。
こぼれやすいスープなどは手の届く範囲に置かないなどの対策もいいですね。
その他、遊び食べをすることに対し、反応し過ぎないことも大切です。
大きな声を出したり、びっくりしたりはせず、いつもの声の調子で「これは食べるものだから、遊ぶものじゃないよ。」と教えてあげましょう。
そして、ずっと遊ぶようであれば離乳食の時間は切り上げ、片づけてしまうのもいいでしょう。
【3.おやつを食べたがる】
この時期は離乳食の他、離乳食では摂りきれない必要なエネルギーを補うために、おやつを食べさせることもあるでしょう。
しかし、そのおやつを食べ過ぎると、離乳食を食べる量が減ったり、カロリーや食塩の摂りすぎになることもあるため、おやつの量を減らしたいけれど、食べたがって困っている…という方もいるでしょう。
おやつを食べている間は、赤ちゃんも機嫌がいいので、ついついあげたくなってしまう方もいますね。
それでも、おやつは食べたいだけ食べさせるのではなく、量を調節してあげることが大切です。
赤ちゃんは、「このあとご飯だから、食べ過ぎないようにしよう」と自分で調節することはできません。
ママが考えながら適量をあげ、食べ過ぎになりそうであれば、他の遊びに誘って、おやつから気をそらしてあげましょう。
また、栄養が気になる場合は、お菓子のようなおやつではなく、小さいおにぎりや野菜入りの蒸しパンなどをおやつにしてもいいかもしれません。
おにぎりやパンは腹持ちがよく、食べ過ぎ防止にもなるでしょう。
まとめ
生後11ヶ月頃の赤ちゃんのママが抱えやすい、食べムラ、遊び食べ、おやつばかりを食べる…という悩みについて紹介しました。
この時期には自己主張もしっかりできるようになってきているので、毎回の離乳食がママの思い通りにはいかないことも増えるかもしれません。
そのせいで離乳食時のイライラが溜まってしまうママもいるかもしれませんが、成長の証拠でもあります。
ずっと何年も食べムラ、遊び食べが続くというわけでもないので、難しく考えすぎず、できる限りの対策は取りながら、乗り切ってみてくださいね。