生後11ヶ月の赤ちゃんの体重の特徴
生後11ヶ月の赤ちゃんは、早い子だと一人で立ったり、少しずつ歩き出せる子もいます。
赤ちゃんが立つようになると、顔つきや体つきが少しずつ乳児から幼児の雰囲気になったように感じるママは多いと思います。
この時期は、だんだんとスラっとした体型になっていく赤ちゃんが多いですが、一方で体重がぐんぐんと増え、それに悩むママも少なくありません。
そこで今回は、そんな生後11ヶ月の赤ちゃんの体重について、以下で詳しく解説します。
生後11ヶ月の赤ちゃんの体重と増え方
【生後11ヶ月の赤ちゃんの体重】
生後11ヶ月の赤ちゃんの体重の目安は以下の通り(※1)です。
・男の子 8.48kg~9.67kg
・女の子 7.95kg~9.11kg
【生後11ヶ月の赤ちゃんの体重の増え方】
生後11ヶ月の赤ちゃんも、これまでと同様に体重の増加スピードが緩やかな子が多いです。
赤ちゃんの機嫌がよく、食欲や排泄のペースが今までと変わらなければ、大きく心配することはありません。
【生後11ヶ月】体重が増えない時
【離乳食に高エネルギーのものを取り入れよう】
離乳食を3食しっかり食べていても、体重がなかなか増えないという赤ちゃんは珍しくありません。
そんな時は、離乳食の食材を見直してみましょう。
たんぱく質や脂質は、エネルギーが高いので、体重を増やしたい場合は積極的に取り入れたい栄養素です。
以下で、離乳食に取り入れやすいおすすめの食材をご紹介します。
<たんぱく質>
・肉類(ひき肉がおすすめ)
・魚類(ちりめんじゃこ、たら、鮭、ツナの水煮缶など)
・卵
・大豆類(納豆、豆腐など)
・乳製品(牛乳、ヨーグルトなど)
<脂質>
・チーズ(塩分カットのものがおすすめ)
・バター(塩分が気になる場合は無塩バターでも)
・オリーブオイルやエゴマ油
もちろん、たんぱく質や脂質と合わせて、炭水化物、そしてビタミンやミネラルなどをバランスよく取り入れるようにしましょう。
体重が増えない病気ってあるの?
赤ちゃんの体重がなかなか増えないと、「何か病気ではないか?」と不安になるママもいると思います。
稀ではありますが、赤ちゃんの体重が増えない病気はゼロではありません。
【体重が増えない病気って?】
赤ちゃんの体重が増えない原因としては、
・甲状腺ホルモンの異常
・成長ホルモンの異常
・腎臓の異常
・ウイルスなどの感染症
・染色体異常
などが挙げられます。
しかし、体重の増えが良くない赤ちゃんの原因が病気である確率はそう高くはありません。
定期健診などで、医師から指摘されなければ過剰に心配しなくても大丈夫ですよ。
【心配ならば小児科に相談を】
どうしても心配な場合は、小児科に一度相談をするようにしましょう。
相談をする際には、母子手帳の成長曲線に印をつけるなどして、体重の増加が一目でわかるようにすると良いですよ。
「こんなことで相談をしても大丈夫かな」と思うママもいるかもしれません。
しかし、体重のことを考えすぎるがゆえに、うつ状態になったりとママの心が苦しくなってしまうこともあります。
育児をするにあたって、ママの心と体の健康は非常に大切です。
医師に相談をすることで、今まで悩んでいたのが嘘のように心が軽くなることもありますよ。
【生後11ヶ月】体重が増えすぎる時
【哺乳瓶の乳首を変えてみる】
赤ちゃんの体重の増えすぎの主な原因のひとつは、ミルクや母乳の飲みすぎというもの。
ミルクや、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませている場合は、哺乳瓶の乳首を変えてみるのも体重の増えすぎを防止する方法のひとつです。
生後11ヶ月頃は、赤ちゃんの乳首を吸う力も強くなっています。
低月齢時から使用している乳首のままだと、軽い力でたくさんのミルクを飲めてしまい、結果として飲みすぎにつながってしまうのです。
メーカーにもよりますが、月齢に応じて哺乳瓶の乳首の形状が異なるものもあります。
低月齢用の方が、乳首そのものがやわらかかったり、ミルクが出てくる穴が多く、力の弱い赤ちゃんでも吸うことができるような仕組みになっているもの。
使用している哺乳瓶の説明書きを確認し、月齢に応じた乳首を使用するようにしましょう。
【積極的に体を動かす遊びをする】
赤ちゃんの体重が気になる場合は、体を動かす遊びを積極的に取り入れると良いでしょう。
・赤ちゃんとママも一緒にはいはいをして追いかけっこをする
・プルトイなどを使用して、赤ちゃんのに追いかけてもらう
など、赤ちゃんのはいはいを促せる遊びがおすすめ。
家のスペースや広さ的に、思う存分はいはいができないという場合は、支援センターや児童館などを活用してみても良いでしょう。
たっぷり体を動かして疲れてくれると、夜寝つきがよくなるといった利点もありますよ。
まとめ
赤ちゃんの運動のために一緒にはいはいをしたり、離乳食のレシピを見直したりと、「何かできることはないか」とママは日々試行錯誤していると思います。
もちろん赤ちゃんのことを大切に思うがゆえだとは思いますが、少し頑張りすぎてはいませんか?
医師が「問題ない」といえば、それは赤ちゃん自身の個性でもあります。
体重の数値にとらわれすぎずに、肩の力を抜いた方が、心から子育てを楽しむことができますよ。