家の中での事故
生後11ヶ月になると、つかまり立ちやつたい歩きができるようになります。早い子では、1人で立てる子も出てきますので、転倒してケガをしないよう、家具の配置などに注意しましょう。立てるようになるということは、これまで手の届かなかった場所にも届くようになるので、赤ちゃんが触れると危険な物の置き場について再度見直すようにしてください。
特に注意したいのがお風呂場。
浴槽にお水を入れたままの状態にしておくと、赤ちゃんが浴槽内を覗き込んだ時に頭から入ってしまい、溺れてしまうこともあります。このような痛ましい事故が起こらないよう、お風呂の水を抜いておくことも忘れないようにしましょう。
赤ちゃんの発達と共にどんな事故が起こりうるのか先読みしておくこと、目を離さないことが大切です。
【蓋の開け閉めができるようになる】
指先が器用になってくるため、箱の蓋を開け閉めできるようにもなります。誤って画鋲やクリップ、乾電池、ママのアクセサリーなど小さなものを口に入れてしまわないよう、収納場所にも注意が必要です。
【階段を昇れるようになる】
また、階段を昇れる子も出てきます。誤って落下してしまわないように、早めにベビーゲートなどを設置し、赤ちゃんだけで自由に階段を昇り降りできないようにしましょう。
【紙を破けるようになる】
生後11ヶ月にもなると、だいぶ手先が器用になり、紙をビリビリと破くことに興味を持ち始めます。 絵本や新聞、ちらし、雑誌など手当たり次第に破いてしまうので、赤ちゃんに破かれたくない大切な書類や手紙などは、赤ちゃんの手の届かない場所にしまっておくようにしましょう。また破いたものを口に入れるなど誤飲の可能性もあるため注意が必要です。
虫歯のリスク
生後11ヶ月頃になると、離乳食も1日3回が定着し、食べられる食材も増えてきます。
一方で、上下の歯が生え始め、唾液の分泌量が少なくなり、歯に付いた汚れが自然に落ちにくくなる時期でもあります。これまで以上に虫歯になるリスクが高まりますので、歯磨きをする習慣をしっかりと付けることが大切です。機嫌のよい時に楽しく歯磨きをさせ、最後には必ずママが仕上げ磨きをするようにしましょう。
便秘・下痢
生後11ヶ月になると、離乳食がメインになってくるので、自然と授乳回数が減っていきます。これにより、便秘や下痢などの排便トラブルも増えてくる時期です。
特に水分補給については気を付けましょう。水分不足になると、便が硬くなり、便秘がちになってしまいます。お茶やお水をこまめに飲ませるようにしてください。ほかにも食物繊維が豊富に含まれた食材を使った離乳食を与えるなど、食事面でも気を付けましょう。
また、お腹を優しくマッサージしてあげると、便通が良くなることがあります。毎回便をする時に血が出る、便がコロコロである、排便時いきみ泣くなどの症状があれば受診するようにしましょう。
逆に下痢が続く場合は、離乳食が硬すぎたり、柔らかすぎたりして消化不良を起こしていることがあります。調理方法を見直したり、メニューを変えたりして様子をみるようにしましょう。
腸に合わない食材を使用している可能性もあるので、あまりにも下痢が続くようであれば、一度かかりつけ医に相談すると良いですね。