生後12ヶ月の赤ちゃんとおうちで過ごそう
生後12ヶ月になると、つかまり立ちから1人でたっちをしたり、あんよが始まる赤ちゃんもいます。
個人差は大きいですが、意味のある言葉を少しずつ話し始める子も。
この時期の赤ちゃんにとっては、おうちで過ごす時間も、貴重な学びの時間です。
おうち時間が増える昨今、どのように赤ちゃんと過ごしていけばいいのか、おうちでの過ごし方のポイントを押さえていきましょう。
【生後12ヶ月】おうちでの過ごし方ポイント
生後12ヶ月の赤ちゃんとおうちで過ごすときは、以下のことを参考にしながら過ごしてみましょう。
【おうちでの赤ちゃんの過ごし方】
おうちで過ごす日は、早寝早起きをし、なるべく規則正しい生活を心がけたいものです。
理想としては、お外で遊んで程よく疲れ、夜にぐっすり眠る…となるといいのですが、おうちにいる時間が長くなると、赤ちゃんも体力を持て余し、寝つきが悪くなることも。
室内でも、なるべく体を動かして楽しく遊ぶ工夫をしてみましょう。
・おうちのスペースが少なくても、収納ができる滑り台やボールプールなどを設置し、体を動かせるような遊びをしてみる
・夏場は浴槽に温めのお湯を少し張り、プールごっこを楽しむ
・幼児向けのテレビ番組を見ながら、体操やふれあい遊びを一緒に楽しむ
などと言ったアイデアがあります。
【おうちでの赤ちゃんとの接し方】
ゆったり過ごせるおうち時間は、赤ちゃんの成長を促してあげるのに最適な時間です。
ママも、赤ちゃんとの接し方を意識してみましょう。
《しつけ》
赤ちゃんのしつけをそろそろ初めてみましょう。
しつけとは、叱るということではありません。
赤ちゃんはまだ「やり方を知らない」状態ですので、一つ一つやり方を教えて行くことがしつけに繋がります。
例えば、おもちゃを片づけてと言っても、赤ちゃんはまだ片付け方が分かりません。
赤ちゃんにおもちゃを1つ持たせ、「ここに入れようね」と、手取り足取りやり方を教えてあげましょう。
大人にとってはどんなに簡単なことでも、「ご飯の時はここに座ろう」「お風呂に入るから服を脱ごう」と、言葉にして教えてあげましょう。
《お話しよう》
赤ちゃんは、ママに何かを伝えようと声を出します。
意味が分からくても、「うんうん」と、しっかり目を見て聞いてあげましょう。
赤ちゃんの自己肯定感が育まれ、言葉を促すきっかけにもなります。
【生後12ヶ月】おうちでの楽しみ方
生後12ヶ月の赤ちゃんは、先ほども少し紹介したダイナミックな遊びのアイデアの他にも、この時期にぜひ試してみて欲しい遊びがたくさんあります。
おうち時間を利用し、ママと一緒に楽しんでみましょう。
【手遊び】
真似っこが大好きな赤ちゃんもいますよね。
赤ちゃんに親しみのある歌と歌詞、ジェスチャーに合わせて楽しめる手遊びは、言葉をどんどん習得している今の時期の赤ちゃんにぴったりの遊びです。
・お弁当箱の歌
・手をたたきましょう
・とんとんひげじいさん
など、ママも知っている手遊びもあるかと思います。
幼児向けのテレビ番組や、YouTubeなどの動画配信サイトでもたくさん紹介されていますので、参考にしながら楽しんでみてください。
無理に真似させるのではなく、ママ自身が楽しむといいですよ。
【ブロック・積み木】
ブロックや積み木は、赤ちゃんが考えながら楽しく遊べる知育おもちゃです。
手先を使う遊びは、脳のトレーニングにもなります。
単純なおもちゃですが、だからこそ遊びの幅が広く、成長に合わせて多様な遊び方ができるものです。
この時期の遊び方としては、
・重ねる
・並べる
・真っすぐ連結させる
などといった遊び方ができます。
ママが赤ちゃんに、何かを作っている様子を見せてあげるのもいいですね。
【生後12ヶ月】おうちで過ごす時の注意点
お気に入りのおもちゃは、次から次へと出していくようになります。
さっき片付けたと思ったら、またすぐ散らかり…ママは片付けに追われることも。
つい面倒になってしまいがちですが、赤ちゃんは、はいはいやあんよで活発におうちの中を動き回ります。
足元に危険がないよう、使ったものはこまめに片付けるようにしたいですね。
赤ちゃんの体はとても大きくなり、抱っこも大変になってくることでしょう。
夜泣きや夜間授乳がまだある赤ちゃんですと、ママも寝不足がちになっているかもしれませんね。
育児を12ヶ月も頑張っていたのですから、そろそろ体の異常が現れてもおかしくありません。
不調がある時は無理は禁物です。
赤ちゃんと一緒にお昼寝をしたり、遊びも無理せずできる範囲でも構いませんので、おうち時間は体をゆったり休めるようにしてみましょう。
まとめ
赤ちゃんは身の回りの様々なことから、ものすごい速さで情報を吸収していきます。
おうちにいる時間は、ママとのコミュニケーションから学ぶことが多くなるため、ママも意識しながら生活できるといいですね。
一方で、育児に疲れを感じてくる時期でもあります。
疲れたな、つらいなと感じたら、休んで一呼吸おいても構いません。
育児は完璧ではなくても大丈夫。
ママと赤ちゃんのペースで、おうちの時間を楽しく過ごしていきましょう。