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生後12ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ
1歳になる赤ちゃん。
体つきも大きくなり、自分でできることも増え、様々な成長を感じられるのではないでしょうか。
ママやパパの言葉を理解していたり、意味のある言葉が出始めたりする頃かもしれません。
赤ちゃんによってはまだ言葉の出ない場合もありますが、個人差が大きいので心配する必要はありません。
成長の目安として、今回は生後12ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達、言葉がけの方法について解説いたします。
生後12ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達
生後12ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達について、まずはみていきましょう。
【言葉の発達の段階】
赤ちゃんが言葉を話せるようになるまで、このように発達していくと言われています。
①言葉を聞く
②言葉に反応して声を発する
③言葉が分かるようになる
④言葉を話す
生後12ヶ月の赤ちゃんの場合だと、④の「言葉を話す」に進んでいることでしょう。
「言葉を話す」と言っても、意味のある単語をハキハキとおしゃべりするのではなく、「あーうー」などの喃語で話す割合の方がまだ多いかもしれません。
また、まだ言葉を話す段階に進んでいなくても、発達には個人差が大きいので焦る必要はありません。
【1歳半までは喃語が多い】
1歳になって言葉を発する回数が増えても、まだ「あーうー」のような喃語が出てくることの方が多いでしょう。
ある時突然「ママ」「パパ」と言えることもあるかもしれませんが、1歳半くらいまでは喃語が中心と言えるでしょう。
生後12ヶ月の赤ちゃんにも言葉がけは必要?
言葉を話し始める生後12ヶ月の赤ちゃん。
言葉がけの回数が多ければ多いほど、言葉に触れる機会も多くなります。
これからもっとたくさん言葉を覚えて話せるようになるために、まだまだ言葉がけは必要と言えるでしょう。
ただし言葉がけの機会を急に増やしたからといって、すぐに覚えて話せるようになるわけではありません。
日々の積み重ねで少しずつ覚えていくので、引き続き言葉がけをしていきましょう。
生後12ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけの方法
続けて、生後12ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけの方法について解説していきます。
【名前を呼ぶ】
話せるようになるだけではなく言葉自体の理解も進み、ママやパパが何を言っているのか分かることも増えてくるでしょう。
「◯◯くん」「◯◯ちゃん」と名前を呼ぶと、振り向くことも。
今まで名前を呼んでも反応がなかったのに、振り向いてくれると嬉しくなりますよね。
何かを促すときに、名前をつけて言葉がけをするように心がけ、まずは赤ちゃんに自分の名前をしっかり認識してもらいましょう。
【外の世界に触れる】
言葉をたくさん教えたからといって、話せるようになるわけではありません。
たくさん話せるようになるためには言葉の理解だけではなく、体やあごの発達も必要です。
1歳になると歩き始める赤ちゃんも多いので、できるだけ外の世界に触れ体を動かしましょう。
外の世界でたくさん刺激をもらうことで、脳の発達にも繋がります。
今までおうちで過ごすことの多かった赤ちゃんも、ぜひお外へ連れてあげましょう。
生後12ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例
生後12ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例をご紹介します。
【具体的に褒める】
1歳になると自分でできることも増えてくるでしょう。
できるようになったことを大好きなママやパパに見てもらいたくて、何度も挑戦することもあるかもしれません。
そんな時はぜひ、「◯◯くん(ちゃん)、パチパチができるようになって凄いね」など具体的に褒めてあげると良いでしょう。
嬉しくなって、「パチパチ」と言いながら動作をすることができるようになるかもしれません。
【どっちにする?】
今までは赤ちゃんの意見を聞く前に、決めてしまうことが多かったかもしれません。
意思表示や自己主張もできるようになる時期なので、赤ちゃんに決めてもらう機会を増やすのも良いでしょう。
何かを決めるときは「どっちにする?」「どっちが好き?」と聞くようにして、赤ちゃんの指差しの練習を促しましょう。
赤ちゃんに言葉がけする際の注意点
最後に、赤ちゃんに言葉がけする際の注意点についてもみていきましょう。
【一回では覚えられない】
赤ちゃんは同じ言葉を何度も何度も聞いて、やっと覚えることができます。
一回教えただけでは覚えることはできないので、長い目で見て焦らず言葉がけを続けていきましょう。
【意味のある対話が大切】
色々な言葉を覚えてもらいたくて、適当な言葉を赤ちゃんに投げかけてもあまり意味はないでしょう。
それよりも大切なのは意味のある対話です。
親が何を話すかというよりも「赤ちゃんが何を言おうとしているかな?」ということに気をつけてあげましょう。
赤ちゃんとのコミュニケーションを大切にして、言葉がけをしていきましょう。
まとめ
赤ちゃんが話し始めるようになると、成長を感じられてとても嬉しいですよね。
今赤ちゃんが話せているのは、今までの言葉がけの積み重ねです。
これからはもっと、一語だけではなく二語や三語も話せるようになるでしょう。
それにはやはり、日々の言葉がけが大切です。
言葉がけの方法や例を参考にして、引き続き言葉がけをしていきましょう。