【生後12ヶ月の赤ちゃん】離乳食の悩み

生後12ヶ月の赤ちゃんの離乳食には悩みがいっぱい

お誕生日を迎えると、赤ちゃんはパクパク期とも呼ばれる、離乳食完了期に入る子も多いでしょう。

完了期では徐々に自分で食べる練習をし始めます。

これまではママが食べさせることが多かった子も、少しずつ自分で食べるようになることで、ママも一緒に自分の食事をとれるようになるでしょう。

 

そんな離乳食完了期に悩みやすいポイントはどのようなところでしょうか。

 

離乳食完了期(12~18ヶ月頃)とは

 

《生後12ヶ月の赤ちゃん》よくある離乳食の悩み

生後12ヶ月ごろによくある離乳食の悩みをまとめました。

 

【1.離乳食完了期への移行のタイミングが分からない】

1歳頃から1歳半までの離乳食のことを、離乳食完了期と呼びます。

ミルクや母乳もまだ飲みますが、この時期には栄養の大半を離乳食からとるようになります。

 

しかし、どういうタイミングで完了期へ移行すればいいのか悩むこともあるでしょう。

移行タイミングのポイントは、次の通りです。

・3回食に慣れてきた

・しっかりと噛んで食べられている

・量が食べられるようになった

など。

 

この中でも一番大切なのは、しっかり噛んで食べられているかです。

まだ歯は生え揃っていない子が多いですが、歯茎で噛んでつぶしながら食べられているかを見極めましょう。

噛まないまま飲み込んでしまっている状態だと、胃や腸に負担がかかってしまうからです。

 

1歳が過ぎて歩き始めると、更に活動が活発になるので、食べる量も増えます。

食べムラなどはあるかもしれませんが、比較的安定して量を食べられるようになったら、完了期をスタートさせる目安にしましょう。

 

 

【2.少食である】

大人でも食べる量の違いは人それぞれであるように、赤ちゃんも少食の子はいます。

全く食べないようなら心配ですが、定期健診等で医師から何も指摘されておらず、量が少なくても毎日しっかりと食べ、元気に過ごせているのであれば問題ありません。

周りの子と比べる必要はなく、その子の個性の1つだと考えましょう。

 

 

【3.偏食がある】

決まったものしか食べず、初めて見るものは嫌がるという子もいるでしょう。

特に1歳前後になると、自己主張が強くなる子も多く、なかなか嫌がるものを食べさせるのは難しいですね。

 

苦手なものは小さく切り刻んだり、好きなものと混ぜて食べさせるという工夫をしている方もいると思いますが、大切なのは工夫しながらも出し続けることです。

食べないから、とそもそも作らず、諦めてしまっては、偏食を克服する機会を失ってしまいます。

根気よく、食べなくても食卓には並べていれば、ふとものすごくお腹が空いているときに食べるかもしれませんし、残したものをママが食べているのを見て、「おいしいものなのかな?」と食べたがることがあるかもしれません。

そして1口でも食べたら思い切り褒めてあげましょう。

 

 

【4.スプーン・フォークの練習のさせ方が分からない】

1歳を過ぎると、スプーンやフォークを持って自分で食べるようになる子もいます。

しかし、最初から上手にできる子はいないので、少しずつ練習を進めていくのがいいでしょう。

 

最初は、ママが食べ物をスプーンに載せてあげたり、フォークに刺してあげ、それを口に運ぶ練習をしましょう。

上手にできたら褒めてあげます。

食べこぼしが多いので、汚れないようにエプロンをつけたり、周りに新聞紙やレジャーシートを敷いておきましょう。

また、失敗することもありますし、途中で飽きて遊んでしまうこともあるかもしれません。

そんなときも叱らず、少しずつできるようになるのを見守ってあげましょう。

 

 

【5.ミルクはやめてもいい?】

1歳を過ぎると、飲み物として牛乳を取り入れても大丈夫です。

牛乳が飲めるようになると、それまで飲んでいたミルクやフォローアップミルクはやめてもいいのか、悩むママもいるようです。

 

ミルクやフォローアップミルクは、無理して辞める必要はありません。

しかし、値段も牛乳と比べると高価ですし、腹持ちがいいので離乳食に影響を与えるようなら辞めるという選択をするのもいいでしょう。

 

牛乳よりも様々な栄養が含まれているので、離乳食をあまり進んで食べないなど、栄養面の心配がある場合や赤ちゃんが好んで飲みたがる場合には、引き続き与えても大丈夫です。

ただ、飲ませる際には哺乳瓶ではなく、コップやストローで飲む練習をするといいですね。

哺乳瓶は他の飲み方と比べて、歯全体にミルクがつきやすく、ケアが不十分だと、虫歯の原因となることもあるからです。

コップやストローでも、飲んだ後にガーゼで拭いたり、歯磨きをしてあげることも忘れないようにしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんももう1歳。

離乳食を始めたころと比べると、いろんなものが食べられるようになり、好き嫌いも少しずつ出てきたり、成長が見られるでしょう。

食べられる量には同じ生後12ヶ月と言えど、個人差が大きいです。

食べなくて悩むこともあるかもしれませんが、無理に食べさせず、ママも悩み過ぎず、ゆっくりママと赤ちゃんのペースで進めましょう。

 

これまでたくさん悩みながらも、少しずつ進めてきた離乳食ももうすぐ完了です。

赤ちゃんがこれから何十年もとることになる食事の第一歩である離乳食。

ママは赤ちゃんに食べさせるので忙しいかもしれませんが、少しずつ一緒に食べるようにし、家族や仲間と食べることの楽しさも教えながら味わってみてくださいね。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

11歳、6歳の兄弟を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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