【生後12ヶ月】おやつの悩み
赤ちゃんが生後12ヶ月(1歳)~1歳半になり、エネルギーや栄養の大部分を食べものから摂れるようになると、離乳食もそろそろ完了期になります。
必要な栄養を食べものから摂るとなると、今まで以上に赤ちゃんの口に入るものが気になりますよね。
今まで何となくあげていたおやつも、少し見直してみる時期かもしれません。
今回は、生後12ヶ月の赤ちゃんのおやつについてのお話です。
離乳が完了すると、ますます大切になってくる赤ちゃんの「おやつ」。
生後12ヶ月を迎えた赤ちゃんのママは、是非参考にしてくださいね。
生後12ヶ月におやつは必要?
食べる量や離乳食の進み方には個人差があるため、生後12ヶ月を過ぎたからといって、必ずしもおやつが必要な訳ではありません。
しかし離乳食も完了期になると、3度の食事以外に、毎日決まった時間におやつをあげると良いとされているようです。
生後12ヶ月の赤ちゃんはまだ1回に食べる量が少なく、食事だけでは必要な量が摂れないため、おやつでエネルギーや栄養素を補います。
そのためこの頃のおやつは大人がイメージするものとは違い「補食」の役割が強いでしょう。
生後12ヶ月の赤ちゃんにとって、おやつは楽しみや息抜きだけではなく「第4の食事」という大切な意味合いを持っているのです。
3回の食事をしっかりと食べられるようになり、離乳が完了した頃から、栄養を補う目的でおやつをあげると良いですね。
【生後12ヶ月】おすすめのおやつ
補食としての役割が大切になる、生後12ヶ月からのおやつ。
あげるのは、どのようなものが良いのでしょうか。
【チーズ】
鉄分やカルシウムが豊富なチーズや煮干しは、生後12ヶ月からのおやつに取り入れたい食べものです。
ただし塩分が多いため、あげる量には十分気をつけましょう。
塩分がカットされたチーズを選べば少し違うかもしれません。
【おにぎり】
第4の食事といわれる生後12ヶ月頃からのおやつには、おにぎりがおすすめです。
手軽な上に栄養豊富、具を変えることで飽きにくいため、おやつに悩んだ時にはぴったり。
小食な子の場合主食が足りないことが多いので、おやつでおにぎりをあげれば、エネルギー源を補えますよ。
大きめに握ったり指でつまめる一口サイズにしたり、手づかみで食べやすいのもおすすめしたい理由のひとつです。
【ヨーグルトやプリン】
生後12ヶ月を迎える頃には、スプーンやフォークに興味を持ち、ママと同じように自分で食べたがる赤ちゃんも増えてきます。
ドロッとした食感がすくいやすいヨーグルトやプリンをおやつにすれば、スプーン練習ができますよ。
食事ではなくおやつの時なら、自分で食べて汚れた後片付けをするママの負担も、少しは少ないかもしれません。
果物などを組み合わせれば、栄養面もバッチリですよね。
【生後12ヶ月】おやつの食べさせ方
生後12ヶ月頃のおやつの、基本の食べさせ方を確認しておきましょう。
【時間】
毎日の習慣になると、決まった時間に規則正しくあげると良いでしょう。
離乳食から2時間以上空け、午前10時と午後3時頃にあげるのが理想です。
【量】
生後12ヶ月のおやつの適量は、100~150kcalが目安。
午後1回か、午前と午後の2回に分けてあげます。
ビスケット5枚と牛乳100mlを午前、バナナ1/2と麦茶を午後にあげると、トータル約150kcalです。
必ずこの量に抑える必要はありませんが、食事に響かない量にしましょう。
家でゆっくりと過ごす日は午前のおやつを水分補給のみにするなど、活動量に合わせて工夫してくださいね。
【ポイント】
おやつのルールを決め、3食+おやつの規則正しいリズムを作りましょう。
【生後12ヶ月】おやつをあげる時の注意点
毎日の習慣にする前に、あげる時の注意点も確認しておいてくださいね。
・ダラダラあげない
・栄養バランスを意識する
・アレルギーや誤飲に注意
泣き止ませたり待っていてもらったりするために、ちょこちょこあげるのは控えましょう。
お出かけの時やたまになら良いですが、それが原因で食事が食べられなくなるのは問題です。
もちろん市販のお菓子も良いですが、おやつの目的を忘れず、できるだけ栄養バランスを考えたものをあげたいですね。
迷ったときにはおにぎりや果物など、素材の味を活かしたものが良いですよ。
また離乳食も完了期になると、ママも油断してしまうこともあるかもしれません。
市販のものを口にする機会も増えるため、食べたことがない食材をうっかりあげたり、硬いものや大きすぎるものをそのままあげたりしないよう、今まで以上に気をつけましょう。
まとめ
お楽しみから栄養補給へと、役割が変わってくる生後12ヶ月のおやつ。
目的は変わっても、おやつは赤ちゃんにとって楽しみなものには変わりありません。
生後12ヶ月には、だんだんとママと同じものが食べられるようになってきます。
一緒に食べるおやつの時間も、ママと赤ちゃんのかけがえのないひとときになりますよ。