断乳・卒乳による乳房のケア
赤ちゃんの1歳の誕生日を機に、断乳を検討するママも多いです。断乳の場合は、無理をせず母子の体調や心の状態を見て、計画的に行うようにしましょう。卒乳は、赤ちゃんから自然とおっぱいから離れていくことを意味します。
断乳・卒乳をしたとしても、突然母乳が出なくなるわけではありません。赤ちゃんが吸わなくなることで、徐々に母乳量が減っていくので、母乳の出が良かったママは、おっぱいが張って痛むこともあるでしょう。しかし、痛いからといって搾乳すると逆効果になり、さらにおっぱいが張ってしまいます。酷い場合は、乳腺炎などのトラブルを引き起こしてしまいますので、心配な場合は、母乳外来に行ってみましょう。
断乳・卒乳についての進め方に不安がある場合は、事前に母乳外来などで相談をしておくと安心です。
倦怠感・肩こり・腰痛
産後1年が経過したのに、まだ体のだるさや肩こり・腰痛に悩まされるというママもいます。これは、産後のホルモンバランスの乱れによるものではなく、慢性的な睡眠不足や運動不足が原因であることが考えられます。
毎日の赤ちゃんのお世話に追われ、運動する時間がとれないことで筋肉が落ちてしまっている可能性があります。筋肉量が落ちると、血流が悪くなり、肩こりや腰痛・倦怠感などを引き起こしてしまうのです。また、慢性的な睡眠不足により、自律神経が乱れ、免疫力が低下してしまいます。
そろそろ職場復帰を考えているママは、体力作りも必要です。
赤ちゃんと積極的にお散歩に出かけ、体を動かすようにしましょう。
寝ても疲れが取れない、イライラが続くなどの場合は貧血になっている場合もあります。症状が続く場合は無理をせず受診するようにしましょう。
育児疲れによるイライラ
誰から見ても理想のママになろうと、頑張りすぎてしまうママが多いようです。1歳前後になると、自己主張が出てきて、何度も同じ失敗を繰り返すわが子にイライラしてしまうこともあります。ママの言葉をすべて理解できる月齢ではないため、「しつけ」に悩むことも多いでしょう。 また、周りの子と比べて、わが子の成長に焦りを感じることも多くなります。
初めての育児では、不安や悩みが多いのは当然のことです。深く悩みすぎると余計にイライラしてしまうので、おおらかな気持ちで赤ちゃんの成長を見守るようにしましょう。ときには信頼できる人に育児の悩みを打ち明けたり、先輩ママに相談をするのも良い方法です。
また、赤ちゃんとべったりの時間が増えることでストレスを溜めてしまうこともあるので、パパのお休みの日には赤ちゃんを預け、自分の時間を作るようにしましょう。近くに頼れる人がいければ、地域のサポートセンターや保育園の一時預かりなどを利用するのも1つです。知らない人に預けることに抵抗を感じることもあるでしょうが、スタッフは保育のプロですので安心して預けるようにしましょう。
ママが心身共に健康でいることが赤ちゃんにとっては最も重要なことです。罪悪感や後ろめたさを感じることは一切ありません。子育てはまだ始まったばかりなので、このようなストレスや悩みを上手に乗り越えていくようにしましょう。