生後5ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故
生後5ヶ月の赤ちゃんは、寝返りができるようになることで行動範囲がぐっと広がります。
これまで以上に事故が発生する危険性が増すため、しっかり対策をしておきたいですね。
今回は、生後5ヶ月の赤ちゃんに起こりやすい事故について紹介します。
生後5ヶ月の赤ちゃんの誤飲事故
指先が器用になり、両手で物をつかんで遊ぶこの時期は、特に誤飲事故に注意が必要となります。
【赤ちゃんが口にするもの】
うつ伏せで過ごす時間が長くなり、床に落ちているものは特に赤ちゃんの興味を引きます。
赤ちゃんはトイレットペーパーの芯を通る大きさのものは、飲み込めてしまうため、ボタンやクリップ、針、画鋲などはうっかり落とさないように気を付けましょう。
特に、タバコや電池、薬、マグネットは、誤飲すると赤ちゃんが中毒を起こしたり、体に異常をきたす恐れがある危険なものです。しっかり管理したいですね。
灯油や洗剤等の液体も、床にこぼれていると赤ちゃんが舐めてしまう危険性があるものです。
こぼさないようにするのはもちろん、万が一こぼしてしまったら、赤ちゃんを安全なところへ移動させてから、すぐに拭き取るようにしましょう。
【ゴミ箱からの誤飲事故】
赤ちゃんはゴミ箱を倒すのが大好きです。
ゴミ箱は衛生的にも赤ちゃんに触れさせたくないですし、ゴミの中には赤ちゃんが誤飲してしまいそうなものもたくさんあります。
高い位置に移動させたり、サークルを活用して赤ちゃんの手が届かない場所に移すような対応をしましょう。
生後5ヶ月の赤ちゃんの窒息事故
寝返りからのうつ伏せは、赤ちゃんの窒息に繋がる危険性があります。
【寝返りから戻れない】
寝返りができるようになり赤ちゃんも楽しんでいるかもしれませんが、上手に戻れないという子もいます。
うつ伏せの状態だと苦しくなってしまうので、日中は大人が目を離さないように注意しましょう。
また、寝る時の寝具も要注意。
・フカフカの敷布団
・やわらかい枕
・重たい大人用の掛け布団
などは、窒息事故の危険がありますので注意しましょう。
【浮き輪による窒息】
お風呂で赤ちゃんが首に装着して使える浮き輪がありますが、こちらも窒息する事故が発生していますので注意しましょう。
首に装着して苦しくなったり、ずれて赤ちゃんだけが水中に落ちて溺れてしまう危険性も。
赤ちゃんとのお風呂の際には、このような浮き輪の使用は控えましょう。
生後5ヶ月の赤ちゃんの転落事故
赤ちゃんの寝返りが始まると、転倒事故が多く発生するようになります。
高い場所で過ごす際には、十分注意が必要です。
【ベビーベッドからの転落】
ベビーベットの柵はしっかり上げていますか?
例え短時間でも、赤ちゃんが寝返りをしてしまうと転落の危険性が。
柵は必ず上げるようにしましょう。
【椅子からの転落】
離乳食が始まることで、赤ちゃんを食事用のハイチェアに座らせたいと考えているかもしれませんが、お座りが不安定な時期ですので、まだ使用できません。
大人が抱っこをして食べさせたり、ハイローチェアを活用する、食事用テーブルは使用せずベビー用の補助椅子を使って食べさせるようにしましょう。
大人用の椅子に補助椅子を乗せて使う人もいるようですが、転落事故が発生しています。
本来は床で使用するものなので、絶対にやめましょう。
【抱っこやおんぶ紐からの転落】
家事やお出かけに便利な抱っこ紐やおんぶ紐ですが、ベルトの調節が緩いと上の方から赤ちゃんが抜け落ちてしまう事故が発生します。
ベルトは必ず適切に調節して使ってください。
生後5ヶ月の赤ちゃんのケガ
活発に遊ぶ赤ちゃんですから、ケガの予防もしっかり行っておきたいですね。
【頭をぶつける】
寝返りをした勢いで、頭をぶつけてしまうことがあります。
赤ちゃんが布団から降りて床で過ごすときは、カーペットやプレイマット、ジョイントマットを敷いた場所で過ごすようにし、床からの衝撃を軽減してあげましょう。
家具の角部分にはコーナークッションを装着して、万が一ぶつかってもケガに繋がらないようにしましょう。
【ヤケド】
ケトルやポットなどの配線を引っ張り、熱いお湯でやけどをする事故が発生しやすい時期です。
赤ちゃんの手の届くところでお湯を扱わないよう注意を。火を取り扱うキッチンへは入ってこられないよう、柵を装着するなどの対応をしましょう。
【配線やコンセント】
配線は束ねて家電の後ろに隠す等の対応をし、コンセント部分にはカバーを装着して、赤ちゃんの感電事故を予防しましょう。
携帯電話の充電器は頻繁に使うため、コンセントを刺したままにしているかもしれません。
赤ちゃんは充電器の先が大好きで、見つけると引っ張ったり舐めたりしてしまいます。
感電や首に絡まってしまう危険性がるので、使わない時は必ず手の届かないところに片づけましょう。
まとめ
寝返りが始まることで、思わぬ事故が身近なところに発生しやすい時期です。
はっとした時には赤ちゃんの身に危険が迫っていることも。
しっかり対策を取り、事故を未然に防いでいきましょう。