生後9ヶ月のママが抱える授乳の悩み
生後9ヶ月になる頃には、はいはいが上手な子も増え、自分の好きなところに移動できるようになります。
ねんねばかりの赤ちゃんだったのに、その成長ぶりに驚いているママもいるでしょう。
離乳食の進み具合や授乳の頻度・量についても、ますます個人差が大きくなってくる時期です。
月齢が小さい時は周りのママも似たような悩みを抱えていたのに、この頃になると悩みも複雑になり、赤ちゃんによっても違ってきますよね。
そこで今回は、生後9ヶ月のママによくある、授乳の悩みについてご紹介します。
授乳について悩んでいるママは、是非参考にしてください。
悩み1.夜間授乳はいつまで必要なの?
赤ちゃんが生まれて以来毎日続く夜間授乳で、慢性的な寝不足に悩まされるママは多いでしょう。
生後9ヶ月にもなると慣れてきたかもしれませんが、できれば朝までぐっすり寝たいのが本音ですよね。
夜間授乳は、いつまで続ければ良いのでしょうか。
【対策】
夜間授乳に「この時期までは続けなければいけない」というはっきりとした決まりはありません。
赤ちゃんの成長や発達、日中のミルクや母乳の量、離乳食の進み具合などによって変わります。
一般的には以下のような条件が揃うと、夜間授乳が必要ではなくなってくるようです。
・体重が右肩上がりに順調に増えている
・発育や発達に問題がない
・2回以上の離乳食をしっかり食べている
・母乳やミルク以外の水分が飲める
離乳食の回数や量が増える生後9ヶ月頃なら、寝る前にたっぷりと授乳をすれば、夜間の授乳は特に必要なくなるでしょう。
そのためこの頃には寝不足やストレス、職場復帰などの理由から、寝ている時だけ授乳をやめる「夜間断乳」をするママもいるようです。
しかし母乳の場合は夜間断乳をすると、母乳の分泌が悪くなったり、乳腺炎などのおっぱいトラブルを起こしたりする可能性もあります。
また夜間に起きる原因が授乳だけでなければ、夜間断乳をしたからといって、起きなくなる訳ではありません。
夜間断乳を考えている場合、赤ちゃんやママの状態を見ながら、無理のないように進めましょう。
夜間の授乳が不要になる時期は赤ちゃんによって違うため、判断に迷った時はかかりつけ医に相談すると良いですよ。
悩み2.授乳中に反対側の乳首をいじる
生後9ヶ月になると、指先も器用になってきます。
この頃に増える悩みのひとつが、赤ちゃんが授乳中に飲んでいない方の乳首をいじること。
あまり気にならないママもいるかもしれませんが、痛みや不快感で授乳が苦痛になるママもいるようです。
【対策】
赤ちゃんが授乳中に反対側の乳首をいじるのは、単に遊んでいる場合もあれば、触ると落ちつくといった理由があることもあります。
癖になるとなかなかやめにくいため、我慢せずに早いうちに対策をしましょう。
・はっきりと「やめて欲しい」ことを伝える
・ぬいぐるみやタオル、ガーゼなどを持たせる
・手を握る・つなぐ
・乳首を触りだしたら授乳を中断する
ポイントは、授乳の度に何度も繰り返すことです。
はじめはやめさせようとしたら、大泣きして怒るかもしれません。
しかし根気よく続けることで、ママが嫌がっていることを理解したり、他のもので代用できたりするでしょう。
そのうち執着がなくなり、自然に触らなくなることもありますよ。
悩み3.授乳体勢がつらい
生後9ヶ月にもなると体が大きく重くなることで、今までの授乳姿勢だとつらく感じるママがいるようです。
赤ちゃんも体勢がしっくりこず落ち着かないためモゾモゾと動き、余計に授乳しにくくなります。
【対策】
体が大きくなる生後9ヶ月頃には、1度授乳姿勢を見直してみるのがおすすめです。
心地よい授乳姿勢は赤ちゃんとママによって違うため、さまざまな方法を試してみましょう。
〈縦抱きを試す〉
体が大きくなったら、ママが座った状態で赤ちゃんを太ももや骨盤の上に座らせる、縦抱きも良いですよ。
生後9ヶ月頃には腰もすわってくるため自分でしっかりと座れ、支えるママの手の負担も少なく済みます。
正座やあぐら、足を伸ばすなど、ママの座り方次第で高さの調整もしやすいでしょう。
〈授乳クッションを変える〉
低月齢の頃は体が小さく、厚く高さのある授乳クッションが使いやすいもの。
しかし成長すると高すぎて授乳しにくくなるため、授乳クッションを変えてみるのも方法のひとつです。
〈授乳クッションをやめる〉
成長して授乳クッションからはみ出るようになったら、授乳クッションをやめてみるのはどうでしょうか。
体もしっかりとしてくるため、ない方が案外授乳が楽になる場合もあります。
〈タオルやクッションで角度や高さ調整をする〉
なんだか違和感を感じる時は、タオルなどを使って高さや角度を調整してみましょう。
少し変わるだけで、落ちつくかもしれませんよ。
まとめ
生後9ヶ月頃には育児にも慣れ、ママとしても少し自信がついているでしょう。
しかしそうなると、人に悩みを相談しにくくなるママもいるようです。
ママが穏やかな気持ちで育児に向き合うには、周りの助けが欠かせません。
つらい時は1人で悩まず、思い切って誰かに相談してみてくださいね。
意外に簡単に解決したり、話すだけで一気に心が軽くなったりしますよ。