生後11ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ

生後11ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ

まもなく1歳を迎える生後11ヶ月の赤ちゃん。

毎日の成長が嬉しくて堪らないのではないでしょうか。

体の成長だけではなく、赤ちゃんの心も常に発達しています。

今まであまり言葉を発することがなかった赤ちゃんも、急におしゃべりし始めることもあるかもしれません。

今回は生後11ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達、言葉がけの方法などについてまとめてみました。

 

生後11ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達

まず、生後11ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達についてみていきましょう。

 

【言葉の発達の段階】

赤ちゃんが言葉を話せるようになるまで、このように発達していくと言われています。

①言葉を聞く

②言葉に反応して声を発する

③言葉が分かるようになる

④言葉を話す

生後11ヶ月の場合だと③の「言葉が分かるようになる」から、④の「言葉を話す」段階まで進んでいる子も中にはいるでしょう。

今までよりも言葉の理解が進み、簡単なやりとりができる赤ちゃんも。

ただし言葉の発達は個人差が大きいので、あまり成長が感じられなくても焦る必要はありません。

 

【発語と指差し】

「アーウー」や「バババ」と言った喃語から、意味のある言葉を発することが増えていきます。

また、欲しいものを指差しながら「アッアッ」と声を出すこともあるでしょう。

今までは言葉を発するだけだったのが、他の動作と連動していくことも今後増えていくことでしょう。

 

生後11ヶ月の赤ちゃんにも言葉がけは必要?

言葉を発するようになってきた生後11ヶ月の赤ちゃん。

この時期でも積極的な言葉がけは必要です。

赤ちゃんはたくさんの言葉を耳にすることで、頭の中に蓄積されていきます。

話し始めた今だからこそ、引き続き言葉がけを大切にしていきましょう。

 

生後11ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけの方法

続けて、生後11ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけの方法についてみていきましょう。

 

【やりとりを楽しむ】

言葉の意味が分かるようになってきた赤ちゃんは、それに対して何か反応したいと思っているかもしれません。

一方的な言葉がけよりも、この時期の赤ちゃんはやりとり遊びを通じて言葉がけすることを心がけましょう。

赤ちゃんが何か言いたい表情をしているかも?と感じたら「◯◯かな?」「◯◯が欲しい?」など、言葉を推測して教えてあげても良いですね。

 

【絵本の読み聞かせ】

新しい言葉に出会うには、絵本の読み聞かせが効果的です。

絵本の読み聞かせは知育としてだけではなく、親子のコミュニケーションとして楽しむのにも良いですね。

ママやパパが気になる絵本、赤ちゃんが「見たい」と指差しで教えてくれた絵本など、たくさん読み聞かせしてあげましょう。

 

生後11ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例

生後11ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例をご紹介します。

 

【何が欲しい?】

伝えたいことがあるのに上手く伝えられない時、大人でもモヤモヤしますよね。

赤ちゃんはまさにそんな状況になることが多く、指差ししながら「アッアッ」と教えてくれることも。

赤ちゃんの要求がすぐに分かっても「何が欲しい?」「お腹すいたかな?」など、何か言葉がけをしてから応えてあげると良いでしょう。

「そうそう、それ!」と赤ちゃんは言えなくても「分かってもらえて嬉しい」という気持ちになってくれることでしょう。

 

【今から〇〇するよ】

毎回言葉がけを意識するのは大変ですよね。

これから赤ちゃんと一緒にすることについて、何か一言添えるだけでも大丈夫です。

例えば、今からお出かけをする場合「今からお出かけするよ」、離乳食を食べる前に「今からご飯にしようね」など。

動作の前に何か一言あるだけで、赤ちゃんも取り組みやすいかもしれませんよ。

 

赤ちゃんに言葉がけする際の注意点

最後に、赤ちゃんに言葉がけする際の注意点について解説いたします。

 

【教え込み過ぎない】

赤ちゃんが言葉に反応してくれると、嬉しくて堪らないですよね。

色々な言葉を話すようになって欲しくてつい、教え込み過ぎてしまうこともあるかもしれません。

新しい言葉を教えることはもちろん良いですが、次から次へと教え込みすぎると赤ちゃんが飽きてしまうかも。

赤ちゃんから何か伝えたいという意思も出てくるので、この時期は「言葉のやりとり」を意識する方が良いでしょう。

 

【どう反応したら良いのか分からない場合】

発語が出てきたとはいえ、何を言っているのか分からないことの方が多いでしょう。

そんな時、どのように反応したら良いのか難しいですよね。

そのような場合も赤ちゃん自身は何か伝えた気持ちでいるので、「そうなんだね」「教えてくれてありがとう」など何か反応してあげるようにしましょう。

何を言っているのか今は分からなくても、次第に分かるようになるので安心してくださいね。

 

まとめ

赤ちゃんが意味のある言葉を話し始めると、言葉のやりとりがさらに楽しくなります。

新しい言葉を教えるのも大事ですが、今の時期は赤ちゃんからの言葉に反応してあげる方が良いでしょう。

「伝わった」と思うと赤ちゃんは嬉しくなって、さらにおしゃべり上手になるかもしれません。

毎回言葉がけを意識するのは大変なので、赤ちゃんとのコミュニケーションを一番に考え楽しみましょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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