【生後1ヶ月】働くママの悩み

【生後1ヶ月】働くママの悩みとは?

新生児期も終わり、1ヶ月検診を迎えた赤ちゃんとママ。

ママはまだお世話に戸惑うことも多く、心身ともに不安定で体調が優れない日もあるでしょう。

 

とは言え、やはり仕事のことは気になってしまいますよね。

なるべく早く復帰をしたいと考えているママもいるでしょう。

 

そこで今回は、生後1ヶ月の赤ちゃんを持つ働くママの悩みについてご紹介します。

今後の方向性を決めるための、参考になれば幸いです。

 

【生後1ヶ月】働くママが抱える悩み

赤ちゃんが生まれると生活が変わり、仕事に関してもママだからこその悩みが出てきますよね。

生後1ヶ月の赤ちゃんを持つ働くママが悩むのは、どのようなことでしょうか?

 

【赤ちゃんが保育園に入園できない】

労働基準法により産後1ヶ月のママは、法律で「就業禁止」と定められています。

しかし本人が請求し、医師が認めれば最短で6週間で復帰可能となっており、生後1ヶ月の赤ちゃんを育てているママでも事情次第では働けるのです。

 

それでも、保育園への預け入れが可能な月齢は、1番早くて生後57日(生後2ヶ月)以降から。

生後1ヶ月の赤ちゃんを受け入れてくれる保育園はありません。

それでも復帰する場合、預け先はどうするのでしょうか?

 

〈おじいちゃんおばあちゃんに頼れる場合、預けて復帰する〉

この時期に仕事復帰するには周りの協力が必要不可欠です。

生後1ヶ月の赤ちゃんを育てるママが仕事復帰をする場合、おじいちゃんおばあちゃんに預けて復帰するケースが多いのではないでしょうか。

パパやママ、どちらかの実家が近ければお願いしましょう。

 

孫のお世話ができるのは、おじいちゃんおばあちゃんにとっても嬉しいことです。

しかし月齢の低い赤ちゃんのお世話は、頻繁なおむつ替えや授乳など思った以上に大変。

おじいちゃんおばあちゃんの負担になりすぎないよう配慮し、無理のない範囲でお願いしましょう。

 

〈パパに育休を取ってもらい、ママは仕事復帰する〉

産休が取れるのはママだけですが、育休の対象者は「男女労働者」となっておりパパも取れます。

この時期はパパに育休を取ってもらいママは仕事復帰、保育園に入園できる月齢になったら保育園に預けるのも1つの方法です。

 

仕事が忙しいパパが赤ちゃんと触れ合える時間は、ママより少ないことが多いでしょう。

しかしパパにとっても赤ちゃんとの時間は、かけがえのない大切な時間です。

この機会に育休を取り、しっかりと赤ちゃんとの時間を過ごしてお世話をするのも良いかもしれません。

積極的に育児に参加するきっかけにもなるでしょう。

そうすることで、今後ママの仕事と家事育児の両立もスムーズにできるのではないでしょうか。

 

〈ベビーシッターやファミリーサポートなど地域のサービスを利用して復帰する〉

料金はかかりますが、ベビーシッターやファミリーサポートなどのサービスを利用する方法もあります。

ファミリーサポートとは行政が行う子育て支援の取り組みであり、会員登録をすることで子育ての援助を受けることができます。

 

大切な赤ちゃんの預かり先は、信頼できるところでないとお願いできませんよね。

サービス内容や預かってくれる条件も場所によって違うため、このようなサービスを利用する場合はしっかりと調べて吟味し、信頼できるところを探すことが大切です。

 

【産後1ヶ月で復帰するリスク】

この時期の復帰は、ママの体にも負担がかかります。

1ヶ月検診では子宮の戻りや悪露の状態など、ママの体の回復も診てもらい、経過が順調であれば妊娠前の生活に戻して大丈夫ということです。

 

しかしまだ体は完全には回復しておらず、本調子ではありません。

慣れないお世話や昼夜問わない頻繁な授乳で、心身共に疲れている時期でもあるでしょう。

この時期に無理をすると

 

・出産で開いた骨盤が戻らず、肩こりや腰痛が起こる

・子宮の回復が遅れる

・疲れにより自律神経やホルモンバランスが乱れる

・更年期障害が重くなる可能性がある

 

など、体にさまざまな不調が起こる可能性があります。

本来はもう少し赤ちゃんのお世話に専念しながら、体調の回復に努めた方が良い時期なのです。

 

妊娠前と同じくらいまで回復したと実感できるようになるには、産後3ヶ月から1年くらいかかるとも言われています。

早期に復帰しなければならない理由はさまざまですが、どのような場合でもママの心身の健康を第一に考え、無理のない範囲で復帰することが大切でしょう。

 

また体調が安定しないこの時期は、可能であれば在宅ワークやリモートワークもおすすめです。

もちろん勤め先や仕事内容によってはできないこともあるため、上司に事情を話して相談してみると良いでしょう。

 

まとめ

生後1ヶ月の赤ちゃんを持つ働くママは、まだ体調も安定せず心身ともに不安定。

慣れない育児に疲れている時期でもあります。

事情によっては産後6週間での仕事復帰も可能ですが、生後1ヶ月の赤ちゃんは保育園へ預けられないため、周りの協力が必要です。

 

産後1ヶ月は出産を終えた体の回復に努めたい時期でもあるため、無理のないスケジュールで復帰を進めましょう。

復帰までの時間は情報収集をしながら、今しかない赤ちゃんとの生活をゆったりと楽しんでくださいね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

この記事もおすすめ

int(12)

乳幼児健康診査の内容

乳幼児健康診査で行われる主な内容 乳幼児健康診査(乳幼児健診)は、主に乳幼児の...

赤ちゃんのお宮参りの場所はどこにする?

赤ちゃんとお宮参りに行く場所はどこ? 生後1ヶ月を目途に行うお宮参り。 神様...

生後1ヶ月の赤ちゃんの遊び方

生後1ヶ月の赤ちゃんとの遊び方

生後1ヶ月の赤ちゃんができること 生後28日までが「新生児」なので、生後1ヶ月...

お宮参り後の食事会で外食するなら?

お宮参り後の外食は一石二鳥 生まれてから1ヶ月経つと、お宮参りで久しぶりに外に...

赤ちゃんのお宮参りにかかる費用

赤ちゃんのお宮参りはいくらかかる? 赤ちゃんが生まれて最初のお祝い事となるお宮...

【赤ちゃんのお宮参り】写真だけはアリ?

赤ちゃんのお宮参りは写真だけもアリ! お宮参りは日本の伝統的な儀式の一つであり...

ベビーヨガの基本情報

ベビーヨガとは ベビーヨガとは、ママやパパが赤ちゃんと一緒に、スキンシップしな...

【産後1ヶ月】ママによくある悩み

産後1ヶ月のママの悩みは? 出産から1ヶ月経ち、1ヶ月健診を終える頃。産後すぐ...

生後1ヶ月に発生する赤ちゃんの事故

生後1ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故 まだ自分では体を自由に動かすことができ...

赤ちゃんのお宮参りにベビーカーは必要?

赤ちゃんのお宮参りはベビーカーで行く? 赤ちゃんとのお出かけに便利なベビーカー...

生後1ヶ月の赤ちゃんのお世話

生後1ヶ月の赤ちゃんのお世話ポイント 赤ちゃんがいる生活にも少しずつ慣れてくる...

お宮参りの食事会はどうやってやる?

お宮参りの食事会の悩み お宮参りは生後1ヶ月に神様のご加護を受けるべく神社に出...

生後1ヶ月のママが抱える授乳の悩み

生後1ヶ月のママが抱える授乳の悩み 産後退院し、慣れない育児に手探りで頑張って...

赤ちゃんのお宮参り!何をすればいい?

赤ちゃんのお宮参りって何? 赤ちゃんのお宮参りとは、赤ちゃんが生まれたことを神...

【生後1ヶ月】赤ちゃんの夜泣き

生後1ヶ月の赤ちゃんの夜泣き 赤ちゃんとの生活が始まって1ヶ月。  ...

1ヶ月の赤ちゃんとママの過ごし方

【生後1ヶ月】赤ちゃんとママの過ごし方

生後1ヶ月の赤ちゃんの過ごし方 赤ちゃんとの生活も1ヶ月が経過、もっともめまぐ...

【生後1ヶ月】赤ちゃんの写真を撮ろう

生後1ヶ月の成長を写真に収めておこう ママも育児に少しずつ慣れてきた生後1ヶ月...

生後1ヶ月の赤ちゃんへのおもちゃ選び

生後1ヶ月の赤ちゃんとおもちゃ 新生児期を卒業した生後1ヶ月の赤ちゃん。 赤...

赤ちゃんをお風呂に1人で入れる方法

赤ちゃんをお風呂に1人で入れる方法

赤ちゃんとママの初めてのお風呂 1ヶ月健診で、特に赤ちゃんとママに異常がなく、...

生後1ヶ月の赤ちゃんの体の成長

身長・体重 生後1ヶ月の赤ちゃんは、生まれた直後よりも1kgほど増えて全体的に...

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php