目次
新生児期には授乳クッションが大活躍!
授乳クッションは新生児に授乳する際に活躍してくれるものです。
通常のクッションとは違い、体制をキープできる様なドーナツ型の形や適度な硬さがあるため比較的楽な体制で授乳ができ、赤ちゃんを支えるのに力がかからないので、授乳疲れに悩むママから人気の高いアイテムです。
しかし、授乳クッションは正しい方法で使わないと、思わぬハプニングに見舞われる事もあるのです。
今回は、授乳クッションを使う時に注意すべき点をご紹介します。
特に小さな新生児の場合は命にかかわることもあるため、安全で正しい使い方をぜひ知っておいて下さいね。
注意点①柔らかすぎない素材を選ぶ
授乳クッションの素材が柔らかすぎると、赤ちゃんがうつ伏せになった際に呼吸ができなくなってしまう恐れがあります。
うつ伏せになった際に顔がはまってしまい、仰向けに自力で戻る事も困難になるのです。
新生児期には寝返りやうつぶせから自分で仰向けになることができません。
顔が埋まると声も出しづらい事から、パパやママが泣き声で気づく前に、最悪の場合窒息ということもあり得ます。
一見、柔らかい方が赤ちゃんに優しい肌触りではと思ってしまうかもしれませんが、ある程度の固さは必要です。
また、ある程度の厚みがあった方が安心です。
あまりに薄く、柔らかすぎるクッションだと、赤ちゃんを支えきれない事もあります。
授乳クッションは、適度な厚みと固さがあるものを選びましょう。
注意点②赤ちゃんにかかった母乳は拭く
授乳クッションを使って授乳をしている場合、赤ちゃんが斜めの体制になっている事が多いです。
飲み切れずにこぼれてしまった母乳や、吐き戻しの分が赤ちゃんの顔や首に流れていかない様に気を付けておいて下さい。
クッションを使っていると、死角になって見えない部分もある事から、耳の中にこぼれた母乳が入ってしまうこともあります。
母乳がこぼれたままになっていると、赤ちゃんが不快を感じて機嫌を悪くしてしまいます。
授乳後は顔や首を優しく拭いてあげる習慣をつけると安心です。
注意点③授乳クッションで寝かせない
授乳クッションを使って授乳をしたまま赤ちゃんが眠ってしまった場合は、そのままクッションを布団代わりにして寝かせるということもあると思います。
「背中スイッチ」とも言われますが、赤ちゃんは背中からママの手が離れるとすぐに目を覚ましてしまう事がある為、クッションを敷いたまま寝かせるという方法です。
けれども、授乳後に眠った新生児を、そのまま授乳クッションの上で寝かせてしまうのは危険です。
授乳クッションの上に寝かせたままにしていると、ふとした拍子に顔がうもれて窒息してしまう危険性もあるからです。
アメリカなどでは授乳クッションでの睡眠はさせないことがスタンダードになっているとも言われます。
窒息だけでなく、クッションの角度によっては首に負担がかかる事もある為、たとえ赤ちゃんが目を覚ましてしまう可能性があったとしても、専用のベッドや布団で寝かせる方が安心です。授乳クッションを敷いて寝かせるのは避けた方が良いでしょう。
注意点④新生児の転落に注意
授乳クッションは適度な硬さがあるので座る為の支えにしたり、赤ちゃんを横たえたりすることがあるかもしれません。けれども、場合によっては赤ちゃんがクッションから転落してしまうこともありえるので、注意してください。
床の上でクッションを敷いている場合も十分注意が必要ですが、ソファーの上で授乳クッションを使用する際には、一層の注意が必要になります。
大人からすればソファーの高さはあまり感じませんが、赤ちゃんからすればかなりの高さです。授乳クッションの高さがプラスされているならばなおさら、ということです。
赤ちゃんが寝ていたとしても、いつ目を覚まして動こうとするか分かりません。
赤ちゃんを授乳クッションの上で寝かせるのはやめましょう。
注意点⑤授乳クッションは清潔に保つ
授乳クッションはカバーが取り外せるものや、丸洗いできるものがおすすめ。
授乳時に毎回使うとなると、母乳が垂れたり、赤ちゃんのよだれや吐き戻しをする可能性が高いからです。
洗濯しないまま使い続けていると、汚れや湿気によってカビが発生する事もあり、ダニの心配も出てきます。
防水性のカバーを用いると中身まで染み込みにくく清潔さを保ちやすいです。
忙しくて洗濯ができない時の為にも、予備の分も持っておくと便利ですよ。
まとめ
新生児の授乳クッションは、ママの腕の代わりに赤ちゃんを支えてくれて、とても頼りになるアイテムです。
だからこそ、値段や人気の高さに惑わされる事なく、本当に安全に使えるかどうかをママとパパがしっかり見極めて下さい。
特に固さには注意して見極めてみてください。
新生児のときは毎日何回も授乳する必要があり、少しでもママの体をラクにできる工夫が欠かせません。ただ授乳クッションの上で寝かせるのはやめるようにしましょう。
授乳クッションは新生児期のママの体の負担を減らしてくれるアイテムですから、正しく選んで、安全な使い方をチェックして、ぜひ、活用してみてください。