新生児の寝かしつけが難しい理由
生まれたばかりの新生児は、自分で上手に入眠することはできません。
そのため、寝かしつけのタイミングが合わずにずっと泣いている新生児に、つい困ってしまう方も多いかもしれません。
そんな新生児の寝かしつけは、なぜ難しく感じるのでしょうか。
寝かしつけが難しい理由や眠るタイミングとコツ、そして便利なグッズなどをご紹介いたします。
まず初めに、新生児の寝かしつけが難しいと言われる理由を挙げてみましょう。
【新生児の寝かしつけが難しい理由】
・昼夜の区別がないため寝る時間が決まっていない
・おむつが濡れたなど何か不快を感じている
・体調が悪い
・強い刺激を受けることがあった
新生児によっては、ずっと泣いている時間もあり、いつが本当に眠たいのか判断するのが難しいですよね。
何ヶ月かすると昼夜の区別が徐々につきますが、新生児の頃はまだはっきりとしていません。
昼間に眠たくなり、たっぷりと寝てしまったため、夜に眠れなくなったという場合も考えられます。
なかなか寝かしつけができない場合は、まずは上に挙げた理由について、解決していくようにしましょう。
新生児を寝かしつけるタイミング
まだ昼夜の区別がついていない新生児は、一体いつのタイミングで寝かしつけをしたらいいのか悩みますよね。
新生児の寝かしつけには、適しているタイミングがあります。
【タイミング① まとめて行動している時間の直後】
ぐずったり目をこすると、眠そうに見えますよね。
このような眠そうなサインは、実は「眠い」という状態を通り越し、眠さにより疲れてしまって逆に興奮して上手に眠れない、という場合もあります。
新生児はだいたい3〜4時間毎に眠る、ということを聞いたことがある方が多いかもしれません。
新生児が一回でまとめて行動できる時間は40分くらいと言われています。
そこで、眠すぎる状態ではなく、まとめて行動した直後に寝かしつけると眠りやすいそうです。
40分くらいずっと起きていると感じたら、そろそろ寝かしつけのタイミングと心がけるようにしましょう。
【タイミング② 授乳後】
お腹がいっぱいになると新生児でもやはり眠たくなります。
授乳をしながら、気が付いたら寝ていることもあるでしょう。
そのまま寝てしまった場合は、時折様子を見て、吐き戻しがないか見るようにしましょう。
新生児を寝かしつける6つのコツ
新生児を寝かしつけるコツも、覚えておくとぐんと楽になります。
【コツ① 優しく揺らしながらベッドへ】
抱きかかえた状態でゆらゆらと優しく揺らして、寝かしつける方法です。
手で直接抱きかかえるのではなく、おくるみやタオルなどで包んで寝かしつけをすると、布団に着地させやすいでしょう。
【コツ② 隣で寝かしつける大人も眠る】
なんで寝てくれないの?と思うと、大人はついイライラしてしまいますよね。
そのような状態になってしまうと、優しくなでたり安心な気持ちになってもらうことが難しくなるでしょう。
疲れた時は一緒に落ち着いて寝てしまうのも手ですよ。ただ大人が熟睡して赤ちゃんに覆いかぶさってしまうと危険です。
【コツ③ 快適な部屋に】
大人には何も感じなくても、新生児は周りの環境に敏感です。
暑いまたは寒い、明るすぎ、テレビなどの音がうるさい、匂いがきついなど、寝かしつけを始める前に、部屋が新生児にとって快適か見直しましょう。
【コツ④ 便利な寝かしつけグッズを使う】
手段が思い浮かばない時は、便利なグッズを使うのもおすすめです。
中には静かすぎる環境だとなかなか眠れない新生児もいます。そこで、胎内で聞いていた音が出るものや、メリーなど優しい音楽が出るおもちゃで、心地よい音や曲を聴きながら寝かしつけするとスムーズに行く場合もあります。
【コツ⑤ 抱っこした状態から体勢をキープ】
「背中スイッチ」という言葉を聞いたことがある方は多いかもしれません。
抱っこした状態から布団に下ろした時に、なぜか起きてしまうことです。
抱っこした状態をキープし、手をゆっくりと離し、赤ちゃんの体勢が大きく変わらないように気をつけましょう。
【コツ⑥ 入眠儀式を徐々に身につける】
入眠儀式とは、就寝前に行う習慣のことを指します。
眠る前にいつも同じことを行うことで、今から寝る時間ということを徐々に覚えていきます。
新生児の頃はすぐには難しいですが、今後のためにも今から身につけておきましょう。
まとめ
新生児は泣いているか寝ているかのどちらかで、毎日が過ぎてしまうという場合も多いのではないでしょうか。
睡眠サイクルとしては40分くらい活動してそこから3~4時間睡眠、というのを昼夜関係なく行います。
大人はどうしても夜に眠くなってしまうため、新生児に合わせるのはなかなかきついですよね。
新生児の寝かしつけで困っている方は、タイミングとコツを今一度見直してみませんか?
色々な寝かしつけのコツの中から、これなら寝かしつけやすい、という自分と赤ちゃんに合う方法をぜひ見つけてみてはいかがでしょうか。