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生後10ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ
1歳になるまでもう少しですね。
生後10ヶ月になるとつかまり立ちや伝い歩きを始める赤ちゃんもいたり、つかみ食べを始めたり。
体の成長も、心の成長も感じられる時期ではないでしょうか。
ママやパパの言葉を理解しているような様子を、時折見せてくれることもあるかもしれません。
一緒におしゃべりする日が待ち遠しくなりますね。
生後10ヶ月の赤ちゃんの場合、どれくらい言葉が発達しているのでしょうか。
今回は生後10ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達、言葉がけの方法などについて解説していきます。
生後10ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達
まず、生後10ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達からみていきましょう。
【言葉の発達の段階】
赤ちゃんが言葉を話せるようになるまで、このような順で発達していくと言われています。
①言葉を聞く
②言葉に反応して声を発する
③言葉が分かるようになる
④言葉を話す
生後10ヶ月の場合だと③の「言葉が分かるようになる」の段階まで進んでいることでしょう。
また、早い子だと④の「言葉を話す」まで進んでいる場合もあるかもしれません。
ただし言葉の発達は個人差が大きいので、そこまで成長が見られなくても心配する必要はありません。
【喃語から発語へ】
今までの「あーうー」「バババ」といった意味を持たない喃語から「マンマ」や「ブーブー」などの意味のある発語へと変化している赤ちゃんも。
さらに早い子だと、「ママ」や「パパ」と聞こえるような単語を発することもあるかもしれませんね。
また、発語までは進んでいなくても、喃語の数が増えていたり発音がはっきりしてきたり、という成長が見られるでしょう。
生後10ヶ月の赤ちゃんにも言葉がけは必要?
喃語が活発になっている生後10ヶ月の赤ちゃん。
喃語から発語へと進むこの時期は、新しい言葉も次々と吸収していきます。
ママやパパの言葉をじっくり聞いて、日々研究しているかもしれません。
生後10ヶ月の赤ちゃんにも言葉がけは必要かというと、やはり必要です。
むしろこの時期だからこそ新しい言葉との出会いや日々の言葉がけを増やして、赤ちゃんにたっぷり吸収してもらいましょう。
生後10ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけの方法
では、生後10ヶ月の赤ちゃんにはどのような言葉がけをすれば良いのでしょうか。
【絵本の読み聞かせ】
絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの言葉の発達に大変有効とされています。
お座りも上手にできるようになった生後10ヶ月の赤ちゃん。
ぜひママやパパの膝の上に座って、読み聞かせをしてあげてみてはいかがでしょう。
赤ちゃん絵本ならどれでも大丈夫ですので、まずはママやパパが読んでみたいと思うものから選んでも良いでしょう。
【たくさんお出かけする】
日中に起きている時間も長くなり、お部屋だけだと時間を持て余してしまうかもしれません。
天気の良い日はぜひお外に出て、新しい刺激にたくさん触れさせてあげましょう。
お外で出会う新しいものに、赤ちゃんは興味津々。
「今日は暖かいね」「蝶々が飛んでいるね」など、お外で感じることを言葉にして教えてあげると良いでしょう。
生後10ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例
生後10ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例をご紹介いたします。
【指をさして「これは何かな?」】
赤ちゃんが目にするもの、色々なものに興味津々。
お部屋にあるものやお出かけ先で出会ったものなど、積極的に名前を教えてあげましょう。
指をさして「これは何かな?」と聞いて、赤ちゃんの興味を引いてあげるのも良いですね。
【二語を意識する】
一語だけでももちろん良いのですが二語を意識すると、赤ちゃんが出会う言葉の数が必然的に増えることになります。
赤ちゃんは今すぐ二語を話せるようになるわけではありませんが、今後の言葉の成長に良い影響をもたらすことでしょう。
例えば車を指して「ブーブーだね」だけよりも「ブーブーが走っているね」など、物がどうしているのかまで教えてあげましょう。
赤ちゃんに言葉がけする際の注意点
最後に、言葉がけする際の注意点について解説いたします。
【赤ちゃんの興味を知ることから】
赤ちゃんは色々なものに興味津々。
ですが、今一番熱中しているものが実はあるかもしれません。
新しい言葉を覚えさせようと次々教えてもあまり反応がない場合、他のものへの興味が薄れているのかも。
言葉を一方的に覚えさせようとする前に、赤ちゃんが今何に興味があるのか、という点も気をつけましょう。
【頑張りすぎない】
赤ちゃんの言葉が発達するのは、とても嬉しいことですよね。
積極的に言葉がけをするのは良いことですが、あまり頑張りすぎると親も赤ちゃんも飽きてしまうかも。
言葉に関してだけではなく、赤ちゃんの成長はまだまだこれからも続きます。
ゆっくりで大丈夫ですので焦らず赤ちゃんのペースを大事にして、言葉がけも取り入れていきましょう。
まとめ
喃語や発語関係なく、赤ちゃんが何か言葉を発している姿はとても可愛いですよね。
「ママ」「パパ」なんて呼ばれる日が来たら、可愛くて堪らないかもしれません。
まだあまり言葉を発していなくても、いつかはその日がやってきます。
焦らず赤ちゃんのペースを見守りながら、楽しく言葉がけを続けてくださいね。