生後10ヶ月の赤ちゃんの過ごし方
赤ちゃんが生まれて10ヶ月。
はいはいのスピードも速くなり、伝い歩きを見せてくれる時期になりました。
個人差はあるものの、毎日目まぐるしく成長しい生後10ヶ月の赤ちゃんの過ごし方についてみていきましょう。
【生後10ヶ月ってこんな時期】
歯茎でつぶせるくらいの固さの離乳食を、1日3回食べています。
食事の量が増えるため、それに合わせて授乳量が減っています。
母乳を飲んでいる赤ちゃんが離乳食でお腹がいっぱいになると、自らおっぱいを飲まなくなる「卒乳」をすることがあります。
しかし、赤ちゃんが母乳が大好きでしたら、無理に卒乳する必要はありません。
ミルクで育った赤ちゃんは、多くても1日1000mlまでを目安に、栄養過多にならないように注意しましょう。
大人の言葉やバイバイなどのしぐさをまねたりと、知的な成長もめまぐるしく、赤ちゃんとのコミュニケーションが一段と楽しくなる時期。
自分でやってみたい!と、意欲的な姿を見せることもあるので、興味を持ったことはとことん体験させてあげるのもいいでしょう。
睡眠時間は1回のお昼寝も含めて12~14時間ほどになります。
【10ヶ月の赤ちゃんの過ごし方のポイント】
生後10ヶ月の時期の赤ちゃんの過ごし方のポイントについて見ていきましょう。
《①活動的に過ごす》
お家の中でゆったり過ごすのもいいですが、日中はお外や児童館などで活動的に過ごし、お昼寝や夜の睡眠をたっぷり取れるようにしてあげましょう。
赤ちゃんが眠ってくれると、ママが家事や自分の時間を作りやすいというメリットも。
《②自分でやってみよう》
赤ちゃんには自分でやってみたいという欲求があります。
特に毎日食べている離乳食は、ママの真似をして自分でスプーンを使ってみたり、食べたいものを自分の手で口に運んでみたがる子もいます。
ママがきれいに食べさせた方が負担は少なくなるかもしれませんが、赤ちゃんが自分で食べることにも挑戦させてあげましょう。
《③授乳の回数の調整》
授乳の回数は赤ちゃんの様子を見ながら調整を。母乳育児の赤ちゃんでしたら、まだまだ回数が減らないかもしれませんね。
欲しがった時にあげても構いませんが、ママの体の負担になるようでしたら、遊びなど母乳以外のことに目を向けられるように過ごし、多くとも5~7回くらいに調整を。
ミルク育児の赤ちゃんは離乳食をよく食べているようでしたら、無理に回数を増やす必要はありません。
ミルクの回数を減らしてみても機嫌よく遊べているようなら、そのまま様子を見ていきましょう。
ただし、離乳食の進みが悪いようでしたらミルクを足したり、フォローアップミルクへの切り替えも検討してみましょう。
産後10ヶ月のママの過ごし方
母乳育児をしていたママは、そろそろ卒乳を検討できる時期。
産休を取得して社会復帰を考えているママは、卒乳も含めてそろそろ準備を始めていきたいです。
【ママが楽になる!産後10ヶ月目の過ごし方のポイント】
産後10ヶ月のママの過ごし方についてポイントをまとめました。
《①卒乳を考える》
ママが卒乳を考える理由は様々ですが、赤ちゃんが離乳食を3回しっかり食べられている生後10ヶ月以降は、卒乳を考えて良い時期です。
赤ちゃんが母乳をやめることで、夜間に授乳させる負担もなくなるし、ママは薬やお酒も飲めるようになります。
赤ちゃんがまだまだ母乳を欲しがっているようでしたら、無理にやめる必要はありません。
社会復帰をしても夜だけあげているというママもいます。
《②社会復帰の準備》
保育園が決定していたら、社会復帰に向けた準備を始めていきましょう。
園で必要なものを準備して、名前を付けていきます。
病後児保育の登録なども、必要なら済ませておきましょう。
園によっては入園が決まっていても、しばらくは慣らし保育で早めのお迎えをお願いされることもあります。
そのあたりもしっかり確認し、職場と調整していきましょう。
入園予定の園で自由解放日などがあったら、慣らしの意味でも参加してみるといいでしょう。
生後10ヶ月の1日のスケジュール例
それでは、生後10ヶ月の実際のスケジュール例を見てみましょう。
【生後10ヶ月 1日のスケジュール例】
7:00 起床 ※ママは朝食・朝の家事
8:00 離乳食①
10:00 遊び・散歩・買い物・児童館など
12:00 離乳食②
13:00 授乳①→昼寝(2時間) ※ママの休息・家事
15:00 おやつ・遊び・散歩・買い物・児童館など
17:00 ※ママは夕方の家事
18:00 離乳食③
19:00 入浴
20:00 授乳②→就寝
授乳回数は個人差が大きいのであくまで目安。赤ちゃんの様子を見ながらスケジュールを立ててみましょう。
まとめ
授乳のこと、ママの社会復帰のこと。生後10ヶ月は赤ちゃんの生活について、今一度見直す時期となります。
しかし、無理に進めようとして赤ちゃんの負担にはならないように気を付けてあげたいですね。
赤ちゃんの成長がめまぐるしく、ママを楽しませてくれる時期でもあります。赤ちゃんと充実した毎日を送れるといいですね。