授乳・離乳食
生後6ヶ月の赤ちゃんは、離乳食の量に関わらず1日5~6回程度の授乳をしても良いと言われています。離乳食後の授乳でも、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげるようにしましょう。
また、この頃になると生活リズムが安定してくるので、夜間の授乳間隔が空いてくる時期とされています。夜に起きる回数が急に少なくなると心配になりますが、発熱や下痢の症状がなく元気な様子であれば問題ありません。
離乳食については、赤ちゃんの状態によって生後5~6ヶ月から始めるのが適当とされています。日本では始めてから1ヶ月間は、1日1回の離乳食を与えるよう指導されます。また、生後5ヶ月から離乳食を始めた赤ちゃんで、進み具合が順調な場合は、2回食にステップアップしても良いでしょう。
ちなみにWHOの補完食の進め方によると、離乳食は最初から2回食で始めるように記載されています。赤ちゃんによって体重の増えや食に対する興味の度合いが異なりますので、機嫌や進み具合を見ながら始めてみてください。
その日の機嫌によって、離乳食を全く食べてくれない赤ちゃんもいます。その際は無理に与えるのではなく、タイミングをずらしたり母乳やミルクを与えてから様子をみてあげるようにしましょう。
睡眠時間
生後6ヶ月になるとまとまった睡眠時間がとれるようになります。昼寝は2~3時間くらいまとめて取り、合計の睡眠時間は13~15時間くらいが一般的とされています。まとまった睡眠時間が取れるようになったことで、起きている時間とのメリハリが出て生活リズムが安定します。
睡眠には個人差がかなりあるため、中には生後6ヶ月でも夜に頻繁に起きてしまう赤ちゃんもいます。また、今までまとめてぐっすり眠っていた赤ちゃんが何度も起きる場合もあります。その理由としては、夜泣きや空腹、歯の生え始めなどが挙げられます。
夜にいくら寝かしつけてもなかなか寝てくれない場合は、離乳食が1回食なら2回食に増やしてみたり、布団に入る時間を少し早くしたり、起床時間を早くする、日中に外出してよく遊ばせるなどの工夫をしてみましょう。
遊び
少しづつ指を自分の意志で動かすのが上手になってくる時期です。おもちゃを左右で持ち替えたり、落ちたおもちゃを拾うこともできるようになります。また、離乳食が始まってなんでも口に入れてしまう時期でもあります。そのため紙類などのおもちゃで遊ぶ際は、食べてしまうことがないように注意しましょう。本の角を食べたり、チラシを食べたり、シールを食べたりすることもあります。紙は薄くて喉に貼りつくこともあるので要注意です。
赤ちゃんが自分で座れるようになると、少しの間座ったままでひとり遊びをすることもあります。その際は、手先を使って遊べるおもちゃを準備しておくと赤ちゃんも喜びます。音が出る絵本や据え置きタイプのおもちゃなどで遊ぶと楽しめます。また、生後6ヶ月になると記憶してさらに予測することもできるようになるので、「いないいないばあ」などの遊びも喜びます。