生後7ヶ月の赤ちゃんが笑わなくなった理由

生後7ヶ月の赤ちゃんが笑わなくなった

赤ちゃんの笑顔には、生理的微笑みと社会的微笑みの2通りがあります。

生理的微笑みというのは、新生児の頃に見られる現象で、いわば「反射的なもの」。

筋肉がぴくっと動いて、笑っているように見えているだけのものです。

一方、社会的微笑みは、赤ちゃんが楽しい・嬉しいという感情と連動して起こるもの。

生後3ヶ月頃から見られます。

 

こうして赤ちゃんの笑顔は、徐々に感情のこもった笑顔へと発達していくので、あやす度に笑ってくれるようになり、お世話が楽しくなるママも多くなりますよね。

しかし、生後7ヶ月頃からパタリと笑わなくなった・笑う頻度が少なくなったと感じるママもいるようです。

それは一体なぜなのか、今回は生後7ヶ月で赤ちゃんの笑顔が見られなくなった理由について考えていきたいと思います。

 

生後7ヶ月で笑わなくなった理由は?

生後7ヶ月頃から赤ちゃんが笑わなくなったのはなぜか、まずは考えられる理由について見ていきましょう。

 

【人見知りが始まったから】

ママなら笑ってくれるけど、パパやおじいちゃんおばあちゃんだと笑ってくれなくなったという場合は、人見知りが始まったことが考えられます。

というのも、生後6~7ヶ月頃になると、赤ちゃんがママとそれ以外の人の顔を識別できるようになるからです。

それまでは何事もなく、パパと一緒にいても楽しそうに笑ってくれていた赤ちゃんも、「ママじゃない!」と分かると緊張から笑わなくなってしまうこともあります。

 

【コミュニケーションが不足しているから】

生後半年を過ぎ、赤ちゃんのお世話に慣れる一方で、ママが産後うつなどの病気になったり、思いがけない不幸などが続いたときには赤ちゃんに笑顔で接することができなくなり、赤ちゃん自身の笑顔が減ることがあるかもしれません。

まずはママの健康第一。つらいときは受診をしママの心の状態を安定させるようにしましょう。

 

赤ちゃんの笑顔が見られる時期は?

 

笑わない理由は病気も考えられる?

普段からコミュニケーションもしっかり取っているのに、赤ちゃんが笑ってくれない場合は病気なのかもしれないと心配になるママもいますよね。

 

しかし、赤ちゃんの成長には個人差があり、また、持って生まれた性格もあります。

よく笑う子もいれば、感情表現が上手くできない子もいますから、笑わないからと言ってそれだけで病気や発達障害という判断をすることはできません。

また、自閉スペクトラム症の場合は3~5歳くらいに特性が現れることが多いため、生後7ヶ月ではまだ確定診断することはありません。

とはいえ、あまりにも笑わない・発語が遅いなど心配なことがあれば、かかりつけ医に相談しましょう。

 

赤ちゃんの笑顔を引き出すためには?

病気ではないとしても、笑わない赤ちゃんを見ると気になってしまうこともあるでしょう。

笑わない赤ちゃんの笑顔を引き出すためにはどうしたらいいのか、ご紹介します。

 

【積極的に笑顔でコミュニケーションをとる】

まずは赤ちゃんと接するママやパパが笑顔でコミュニケーションをとるよう、心掛けましょう。

言葉のコミュニケーションがまだ難しい月齢ではありますが、ママの表情をよく観察しています。

ママが笑えば赤ちゃんも安心して笑顔が溢れるはずです。

逆に、怒ったりイライラしたり緊張したりしていると、それは赤ちゃんに伝わってしまいます。

笑顔でお世話をしたり、声かけをしたりしてコミュニケーションをとるようにしましょう。

 

 

【テレビやスマートフォンの育児はほどほどに】

言葉や感情のキャッチボールをすることができない、常に一方通行の「テレビやスマートフォン」。

ちょっと家事をしている間に赤ちゃんに1人で待っていて欲しいから…と頻繁にテレビやスマートフォンばかり与えていると、赤ちゃんの感情表現の豊かさを奪ってしまうこともあるでしょう。

 

ママやパパなど家族と赤ちゃんとの触れ合いを大切にし、日々のお世話の中でのコミュニケーションをとる意識を付けることが必要です。

そうすると、自然と赤ちゃんの笑顔も引き出されるはずですよ。

 

 

【色々な方法で遊んでみる】

赤ちゃんをコチョコチョとくすぐったり、絵本を使って「いないいないばあっ!」をしたり…。

様々な遊びを通して赤ちゃんの笑顔は引き出されます。

好みでない遊びだと赤ちゃんが笑ってくれないこともあるので、色々なやり方で遊んでみてください。

 

まとめ

生後7ヶ月というと、赤ちゃんも体だけでなく心の成長も遂げている時期です。

「ちょっと最近笑ってくれないな」と思ったら、普段の生活を振り返ってみましょう。

もしかしたら、産後うつなどでママ自身の笑顔が少なくなっていたり、赤ちゃんへの言葉かけが少なくなっていたりするかもしれません。

まずはママの心身の健康が第一!ママの不安そうな顔は、赤ちゃんにも伝わってしまいますよ。

 

もし、赤ちゃんの接し方に不安がある場合は、今回ご紹介した笑顔を引き出すためのコミュニケーション方法を意識してやってみてくださいね。

 

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

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