新生児期にはベビーバスが必要
生まれたばかりの赤ちゃんは抵抗力が弱いため、大人と同じ湯船に浸かることができません。浴槽を丁寧に掃除したつもりでも、細菌が発生してしまうためです。
細菌への感染から守るために、沐浴用に赤ちゃん専用のベビーバスを用意することになりますが、ベビーバスにはたくさんの種類があるので、これから購入を考えているママは迷っているのではないでしょうか。
ベビーバスは約1ヶ月しか使わないものの、赤ちゃんの沐浴は毎日行わなければならないので、納得のいくものを購入したいですね。
ママの生活スタイルや住んでいるお家の収納なども考えながら、選んでいきましょう。
ベビーバスの種類とメリット・デメリット
ベビーバスの種類は大きく分けて2種類です。それぞれのメリットやデメリットを比較して、ママと赤ちゃんに合っているのはどちらかを絞りましょう。
【プラスチック製ベビーバス】
昔ながらの形のオーソドックスなベビーバス。固さがあり使いやすいのが特徴です。
また、洗いやすいので衛生面でも安心。
ただし、折りたたむことができないので、使わなくなった後に収納場所を取るのが難点。
第2子以降も検討していたり、親戚や友人に譲るなど長く使う予定があれば、使いやすいプラスチック製がおすすめです。
【ビニール製ベビーバス】
空気を入れて組み立てるベビーバスは、使わなくなった後も畳んで収納できるのが便利です。
持ち運びもできるので、実家へ行くときなどに使いたい方には助かりますね。
ふわふわしているので、手が滑った時にベビーバスの角に頭をぶつけても安心です。
ただし、お湯を入れてしまうと持ち運びにくいという難点があり、お湯を捨てる時に大変。浴槽以外の場所で沐浴するには不向きです。
水の切れも悪いので、ふき取ったり乾燥させる必要があったりと、管理が多少面倒です。
第2子以降も使うことはできますが、耐久性が高くないので、使っているうちに穴が開く可能性もあります。
ベビーバスは機能性にも注目
プラスチック製・ビニール製どちらのベビーバスにするか決まったら、今度は機能性に注目して選んでみましょう。
【赤ちゃんを支える工夫がある】
・股の部分にストッパーがついているので、赤ちゃんが下にずり落ちていかない
・頭の部分が傾斜になっていて、ママが赤ちゃんの頭を支えやすい作りになっている
・赤ちゃんのおしりを床面につけることができて、頭を支えるママが楽
など、ベビーバスによって赤ちゃんを支えてくれる工夫が施されています。
どの機能も便利なので、ついていないものよりはついている商品を選ぶのがおすすめ。
ただし、ベビーバスとしての用途を終えた後に、収納用など別の用途で使う予定があり、あえて機能性のないシンプルなタイプを選ぶのも方法です。
【シンクで使える】
シンクに設置できるベビーバスには
・シンクは高さがあるので床置きタイプより使いやすく、腰が痛くなりにくい
・沐浴後の排水が楽
・小さめにできているので、使わなくなった後の収納の面でも助かる
というメリットがあります。
【折りたためる】
外国製のベビーバスには、プラスチック製でも折りたたんで収納できるものがあります。
プラスチック製が欲しいけど収納に困る、第2子以降も衛生的に長く使いたい、持ち運びの予定がある人におすすめです。
【成長しても長く使える】
ベビーバスにはあえて大きめのものや筒型のものなどがあり、それらは長く使うことを前提に設計して作られています。
ベビーバスとしての用途を終えたら、水遊びなどを楽しめますよ。(通常のベビーバスでは小さすぎて、水遊びには適しません)
ベビーバスは代用できるものも
ベビーバスは赤ちゃんに必ず必要なものではありますが、たった1ヶ月ほどしか使いません。
買うのがもったいないので、家にあるもので代用してしまったというママも多くいます。
活用できそうなものがあったら利用するのも方法です。
【洗面台】
沐浴マットを利用し、洗面台をベビーバス代わりに使う方法です。
狭さが気になるものの、高さがある場所で沐浴できてラクなことや、お湯を貯めたり排水するのも簡単。
沐浴マットは赤ちゃんが成長した後も、バスマットやレジャーシート代わりとして使える商品もあります。
なお、洗面台をそのまま使うのならば消毒が必須。
日常的に大人も洗面台を使うので、その度に清掃と消毒が必要なのは、意外と手間になります。
それに、洗面台は赤ちゃんの肌が触れると冷たく感じてしまうことも。
やはり、専用のマットは用意しておきたいですね。
沐浴期間を過ぎた後も、赤ちゃんの間は、オムツかぶれになることもありパッとお尻を洗いたい!ということも出てきます。沐浴マットがあれば洗面台でお尻だけ簡単に洗えるので便利です。
【衣装ケース】
プラスチック製の衣装ケースであれば、ベビーバスの代用品として使えます。
役目を終えたら、赤ちゃんの服をしまっておけますよ。
ただし、沐浴を目的として作られていないため、お湯を入れた状態で運ぶことが困難だったり、排水しにくい、傾斜がついていない、というデメリットもあります。
赤ちゃんとのお風呂タイムを楽しもう
ママが選んだベビーバスは、赤ちゃんが生まれて退院したその日から、毎日使うことになります。
赤ちゃんの沐浴が楽しみになりそうです。
選び方のポイントを紹介しましたが、ベビーバス自体もかわいらしくて目移りして、やはり迷うこともあるかもしれませんね。
種類や機能性を比較して、ママに合ったベビーバスを見つけましょう。