赤ちゃんの粉ミルクの種類
赤ちゃん用の粉ミルクにはさまざまな種類があるため、どれにしたら良いのか迷う方が多いのではないでしょうか。
主に、市販の粉ミルクにはこのような違いがそれぞれあります。
・メーカー
・味
・価格
・形状
どの粉ミルクも、できるだけ母乳に近い成分になるように配合されています。そのため、メーカーによって成分そのものはほとんど変わりませんが、味が多少異なります。
母乳に近い味ではないものを選んだ場合、慣れないせいか、赤ちゃんが飲んでくれないこともあるようです。毎日飲むものなので価格も大事ですが、やはり赤ちゃんが飲んでくれる味を探すことが重要です。
【粉ミルクの種類】
赤ちゃん用の粉ミルクには、様々な種類があります。主な種類とその特徴についてご紹介します。
・缶タイプ
800gタイプの大きい缶と300gの小さい缶の2種類があります。容量が多いので、最もコスパがよく、完全ミルク育児の場合はこちらのタイプがおすすめです。ただし、嵩張るので、保管場所をしっかり確保しましょう。また、缶の廃棄方法も自治体のごみ捨てルールを守って捨てましょう。
・プラスチックケースタイプ
缶よりもコンパクトなので、母乳メインの方にはプラスチックケースタイプの方が使いやすいでしょう。詰め替えができるため、ゴミを減らすことができます。
・スティックタイプ
100mlの粉ミルクが袋に小分けにされています。とてもコンパクトなのでカバンにも入りやすいため、おでかけや旅行にも便利です。
・キューブタイプ
キューブをお湯に入れるだけで簡単に作ることができます。1つのキューブが40mlで、半分に割ると20mlに調整することもできます。粉ミルクの分量を測る手間がいらないため、パパでも簡単にミルクを作ることができます。
このように、粉ミルクといってもどのように使うかによって選ぶ種類が変わります。完全ミルク育児なのか、混合育児なのかなど授乳スタイルによっても大きく変わるでしょう。
妊娠中は、まだ授乳スタイルが分からないため容量の多い缶タイプを準備してしまうと、無駄になってしまうこともあります。様子を見て購入するなど工夫しましょう。
赤ちゃん用の粉ミルク人気5選を比較
人気の赤ちゃん用粉ミルクを比較していきます。
それぞれどのように違うのか、粉ミルク選びの参考に役立ててみてください。
【ほほえみ/明治】
味と成分:甘みがある・母乳と同じ範囲まで成分が配合されているため飲みやすい
タイプ:缶タイプの他にキューブタイプや液体ミルクもあり
価格:少し高め
【レーベンスミルク はいはい/和光堂】
味と成分:甘みがある・たんぱく質のバランスが母乳に近く赤ちゃんに負担のかからない成分配合
タイプ:缶タイプ・スティックタイプあり
価格:安め
【すこやかM1/雪印ビーンスターク】
味と成分:甘さ抑えめ・母乳にさらに近づけるために新しい成分も配合
タイプ:缶タイプ・スティックタイプ・ミニスティックタイプあり
価格:少し高め
【アイクレオのバランスミルク/グリコ】
味と成分:あっさり・母乳に近い成分配合だけではなく味・色・香りまで近づけている
タイプ:缶タイプ・スティックタイプ
価格:高め
【はぐくみ/森永乳業】
味と成分:甘さ抑えめ・栄養成分の量が母乳に近く初乳に含まれる成分も配合
タイプ:缶タイプ・スティックタイプ・エコらくパック
価格:少し安め
みなさんどれも聞いたことのあるメーカーではないでしょうか。
粉ミルクの味や赤ちゃんの体質に合うか、使用頻度や目的に合わせて選ぶようにしましょう。
プレママ向けのイベントに参加すると、試供品のミルクを貰えることがあります。実際に赤ちゃんに飲ませてみて、気に入った商品を購入するようにしましょう。
まとめ
日本で発売されている粉ミルクは、どれも牛乳を主成分とし、人間の赤ちゃんに最適と考えられる成分のみを取り出して作られています。必要な成分と分量についても、法律で基準値が定められているので、メーカーが異なってもさほど大きな違いはないでしょう。
ただし、赤ちゃんによっては敏感に反応する子もいるため、商品によってはアレルギーが出たり下痢をしてしまうこともあります。この場合、粉ミルク自体の質に問題があるというよりは、赤ちゃんの体質に合わないことがほとんどなので、別のメーカーのものに変えてみるなど少し様子を見ましょう。それでもなかなか合うものが見つからないという場合は、一度産院に相談してみても良いかもしれませんね。
母乳育児が推奨される現代では、粉ミルクを飲ませるのが悪いことのように感じてしまうママも多いようですが、年々、粉ミルクの質も改良され、数十年前とは比べ物にならないくらい高品質なものとなっています。母乳が出ず、完全ミルクの育児であっても、十分赤ちゃんは育ちますので、安心して飲ませてあげましょう。