新生児の服を効率よく準備するには?
赤ちゃんが生まれる準備の中でも、多くのママやパパが悩むのが「新生児の服をどれくらい揃えればいいの?」という点ではないでしょうか。
出産前にベビー用品売り場に行くと可愛い服がたくさん並び、つい必要以上に買ってしまいがち。
しかし実際には、赤ちゃんはあっという間に大きくなり、着られなくなる服も多いものです。
今回は、新生児の服を効率よく準備するコツを、種類ごとの必要枚数や選び方のポイントとあわせてご紹介します。
新生児の服はなぜ迷うのか?
出産準備で服選びに迷う理由は主に3つあります。
【着られる期間が短い】
新生児サイズ(50~60cm)は生後3カ月前後までしか使えないことが多く、長くても半年ほど。
買いすぎるとほとんど着ずにサイズアウトしてしまいます。
【季節や環境によって必要枚数が変わる】
夏生まれと冬生まれでは必要なアイテムも枚数も異なります。
エアコンの有無や住んでいる地域の気候によっても調整が必要です。
【出産祝いで服をもらうことが多い】
友人や親戚から服をいただくケースは多いため、あらかじめ買いすぎないのが賢い準備方法です。
新生児に必要な服の基本アイテム
効率よく準備するためには「最低限これがあれば大丈夫」というラインを知っておくことが重要です。
【短肌着・長肌着】
赤ちゃんの肌に直接触れるインナー。
汗をよくかくので毎日着替えることを前提に、短肌着4~5枚、長肌着2~3枚が目安です。
夏生まれなら短肌着中心でOK、冬は長肌着を増やすと安心です。
【コンビ肌着】
股下にスナップが付いていて足を動かしてもはだけにくい肌着。
2~3枚あると便利です。
【ベビー服(ロンパース・カバーオール)】
肌着の上に着せる1枚。
季節や室温に合わせて調整できるものを3~5枚用意すると安心。
新生児は吐き戻しやオムツ漏れが多いので洗い替えを意識しましょう。
【防寒アイテム(季節による)】
冬生まれの赤ちゃんなら、ベストやおくるみ、カーディガンなどをプラス。
夏は薄手のガーゼケットがあれば十分です。
季節ごとの準備のポイント
季節ごとに新生児の服を準備するポイントを紹介していきます。
【春生まれ】
寒暖差が激しい季節。
基本は肌着+カバーオールで、冷える日はカーディガンを重ねます。
枚数は少し余裕を持たせると安心です。
【夏生まれ】
汗をかきやすいため肌着は多めに準備しましょう。
短肌着を6~7枚準備しておくと、洗濯が間に合わない日でも安心です。
外出時はガーゼケットで温度調整をしてください。
【秋生まれ】
朝晩が冷えるため、重ね着しやすいコンビ肌着や薄手のカバーオールを中心に準備します。
必要に応じてベストを追加しましょう。
【冬生まれ】
防寒重視の時期です。
長肌着や厚手のカバーオールに加え、フリース素材のベストやおくるみを準備しましょう。
室内は暖房で乾燥しやすいため、厚着させすぎない工夫も大切です。
効率よく準備するためのコツ
【最低限から始める】
「必要以上に買いすぎない」ことが最大のポイントです。
生まれてからのサイズや成長のスピードに合わせて買い足す方が失敗が少なくなります。
【洗濯サイクルを考える】
毎日洗濯する家庭なら枚数は少なめでも大丈夫です。
2~3日に1回洗濯する場合は、肌着やロンパースは余分に用意しておきましょう。
【着せやすさを優先する】
新生児は首がすわっていないため、前開きタイプがおすすめ。
頭からかぶるタイプは月齢が進んでからで十分です。
【サイズアウトを見越す】
新生児用の50サイズはあっという間に着られなくなります。
60サイズを中心に揃えておくと長く使えるため効率的です。
【お祝いを見越して余白を残す】
出産祝いで洋服をもらうことを想定して、事前に買いすぎないのも大事な工夫です。
特にカバーオールやロンパースはプレゼントでいただくことが多いアイテムです。
賢い買い方のポイント
賢く新生児服を買うポイントを紹介します。
【セット商品を活用】
新生児用の肌着セットは効率よく揃えられるうえに割安です。
まずは基本セットを購入し、不足分を単品で追加するのがおすすめです。
【リサイクル・おさがりを活用】
新生児服は使用期間が短いため中古でもきれいなものが多くあります。
兄弟姉妹や友人からのおさがりを利用すると経済的です。
【プチプラ+ブランドを組み合わせる】
普段着はプチプラで十分です。
記念撮影やお宮参り用にブランドの1着を用意するなど、メリハリをつけると無駄がありません。
まとめ
新生児の服は「必要最小限」から揃えるのが効率的です。
出産準備はつい「可愛いから」「必要そうだから」と買いすぎてしまいがちですが、実際には使わない服が出てくることも多いものです。
最低限の準備から始め、必要に応じて少しずつ増やしていくことで、無駄のない買い物ができるだけでなく、赤ちゃんとの暮らしも快適にスタートさせることができます。
可愛さと実用性のバランスを取りながら、自分たちにとって最適な準備を整えていきましょう。