生後9ヶ月の赤ちゃんが大人のご飯を食べたがったら?

生後9ヶ月は大人のご飯に興味を持つ?

生後9ヶ月頃になると、赤ちゃんは色々な物へ興味を示すようになります。その1つが、ママやパパが食べている食事。

自分が食べている離乳食とは違った大人のご飯が魅力的に見え、食べたがる子もいるでしょう。

食に興味があることは良いことですが、まだ生後9ヶ月では大人と同じ食事を食べさせるわけにはいきませんよね。

そんなときは一体どうしたらいいでしょうか?

赤ちゃんの食べたい気持ちを尊重しつつ、安全な食事を摂らせる方法についてご紹介します。

 

【生後9ヶ月】大人と同じご飯を欲しがるのはなぜ?

生後9ヶ月頃の赤ちゃんは、離乳食が順調に進んでいれば「離乳食後期」。1日2回から3回食へと変わっていることもあり、ママやパパと一緒のタイミングで食事を摂るようになりますよね。

ちょうど色々なことに興味・関心を持ち始める時期なので、美味しそうにママやパパが食べているご飯を欲しがってしまうこともあるでしょう。

離乳食とは違ったメニューですから、やはり魅力的に見えるのかもしれませんよね。

特に食欲旺盛で食べることが大好きな赤ちゃんは、食への関心が強いので大人のご飯を欲しがるようになると思いますよ。

 

大人と同じご飯を食べられるようになるのはいつ?

赤ちゃんが大人と同じ食事を食べられるようになるのは、5~6歳頃から。

やはり大人が食べている食事のように味付けの濃いものはNGですから、離乳食が完了した後も極力、薄味を心がけ、素材本来の味を楽しみ「味覚」を育てることが大切です。

 

ただし、ご飯の硬さについては、奥歯でちゃんと噛めるようになる1歳半~2歳くらいで大人と同じものを与えても構いません。様子を見ながら、離乳食→幼児食へと移行していきましょう。

 

大人と同じご飯を欲しがるときの対処法

たとえ離乳食が順調に進んでいても、大人と同じような食事をさせるのは生後9ヶ月頃ではまだ早いもの。

赤ちゃんに言い聞かせて理解してもらえれば良いのですが、なかなかそうもいきませんよね。

どうしても大人と同じご飯を欲しがるときは、一体どうしたらいいのでしょうか?対処法をご紹介します。

 

【食べられる食材だけ取り分ける】

煮物など、赤ちゃんでも食べられる食材があれば味付けをしてしまう前に取り分けておき、ママとパパと同じようにお皿に盛り付けてあげましょう。

「一緒だね」などと見せながら食べると、赤ちゃんも喜んで食べてくれることがあります。

苦手な野菜でも、積極的に食べてくれるかもしれませんよ!

 

【スープなどは薄めて与える】

野菜スープや味噌汁などは、赤ちゃんの分だけ薄めて与えましょう。濃い味は塩分濃度が高いため、まだ胃腸に負担をかけてしまいます。

また、一度味の濃いものを食べてしまうと、次から離乳食を嫌がるようになってしまうこともありますから、小鍋に赤ちゃん用のスープを作るか、大人のものを薄めて与えるか工夫しましょう。

 

【見た目は同じ!食材や味付けの工夫を】

大人のご飯を取り分けることが難しいメニューの場合は、調理にひと手間かけて赤ちゃんが食べられる食材や味付けにするなど工夫をするのも1つの方法です。

見た目は同じに見えても、味や入っている食材が赤ちゃんに適したものであればOK!

特にカレーやシチューなどは、小麦粉や香辛料、塩コショウなどが入っていることも多く、油分・塩分・糖分が多めですから、味付けだけ別で調理したり脂の少ないささみ肉などを使ったりするようにしましょう。

 

離乳食でシチューを与える時のポイント

 

大人と同じタイミングで食事をするメリット

これまでご紹介したように、生後9ヶ月頃の赤ちゃんでは大人と同じご飯を食べさせることは難しいため、別で味付けをするなど工夫が必要ですよね。

頻繁に大人と同じご飯を欲しがる赤ちゃんの対応に、少々疲れてしまうママもいるかもしれません。

しかし、だからといって大人と同じタイミングで食事をするのを諦めないでください。

ママやパパと一緒に食卓を囲むことは、この時期の赤ちゃんにとって必要なこと。

 

・食に関心を持つ

・食べることへの意欲を高める

・食事の時間を楽しいと思えるようになる

・苦手な食材も食べられるようになる

 

など、大人と同じタイミングで食事をすることは赤ちゃんにとって良い影響もたくさんあるんですよ!

1日3回食となると毎回工夫が必要になるかもしれませんが、レトルトなどを活用しながら極力大人と同じようなメニューを心がけ、赤ちゃんと一緒に「美味しいね」と、食事をする喜びを分かち合うようにしましょう。

 

まとめ

生後9ヶ月頃の赤ちゃんが、大人と同じご飯を食べたがるのは、よくあること。

1日3回食になり、ますます離乳食作りが大変になったと感じるママもいるかもしれませんが、それだけ食に興味・関心があることはとても良いことですよね。

とはいえ、全く大人と同じご飯を赤ちゃんに食べさせるわけにはいきませんから、調理の上で工夫は必要です。

今回ご紹介した対処法を参考に、ベビーフードやレトルトなども活用しながら赤ちゃんが満足できるように色々と試してみましょう。

赤ちゃんにとってもママにとっても、食事の時間が楽しい・美味しいと思えるようになることが大切ですよ!

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

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