生後9ヶ月の赤ちゃんの体重の特徴
離乳食も3回食となり、動きも活発となる生後9ヶ月。
低月齢の頃はぐんぐんと増えていた体重も、停滞気味になる子が増えてきます。
今回は、そんな生後9ヶ月の赤ちゃんの体重について詳しくまとめました。
生後9ヶ月の赤ちゃんの体重と増え方
【生後9ヶ月の赤ちゃんの体重】
生後9ヶ月の赤ちゃんの体重の目安は以下の通り(※1)です。
・男の子 8.13~9.29kg
・女の子 7.62~8.74kg
【生後9ヶ月の赤ちゃんの体重の増え方】
生後9ヶ月の赤ちゃんは、生後8ヶ月の頃と比べてほとんど体重が増えない子が増えてきます。
だいたい、1ヶ月で200gほど増えますが、全く増えないという赤ちゃんも。
生後8ヶ月の赤ちゃんの体重の目安は、
・男の子 7.94~9.08kg
・女の子 7.43~8.54kg
となっており、上述した9ヶ月のものと比べるとほとんど差がないことが分かりますよね。
もちろん、この時期でもぐんぐんと体重が増えていく赤ちゃんもいます。
体重やその増加スピードは、この先ずっと個人差が大きいものとなっていきますよ。
【生後9ヶ月】体重が増えない時
生後9ヶ月の赤ちゃんは、体重がほとんど増えない子が多いですが、ママとしては少しでも増えて欲しいものですよね。
赤ちゃんの体重が全く増えなかったり、少し減ってしまう場合は、離乳食に工夫をしてみてはどうでしょうか。
【3回食に移行しよう】
生後5ヶ月から離乳食をスタートさせた場合、3回食へ移行する時期でもあります。
3回食になると、赤ちゃんが摂取する栄養の半分以上が離乳食からのものとなります。
味付けや食感、そして1食当たりの量もワンランクアップする時期でもあるので、よく食べてくれる子ならば体重増加のきっかけになるかもしれません。
赤ちゃんのペースを見ながら、ママの負担になりすぎないように進めていってくださいね。
【おやつを取り入れてみても】
生後9ヶ月頃からは、手づかみ食べをし始める子もいます。
赤ちゃんの体重増加が気になる場合、手づかみのできるおやつを与えてみても良いかもしれません。
おやつと言っても、大人のような甘いお菓子ではなく、おにぎりやパン、果物や赤ちゃん用のおせんべいなど、食事に近いものを「捕補食」として与えるようにしましょう。
特におすすめなのが、手づかみできるスティックタイプのパンや、バナナです。
これらは手軽に食べられるうえに栄養価が高いので、おやつとしてもハードルが高くなく、ママの負担も少なく済みますよ。
しかし、おやつを食べることによって離乳食や授乳に影響がある場合は、無理に食べさせる必要はありません。
赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ与えるようにしましょう。
【生後9ヶ月】体重が増えすぎる時
【授乳回数を減らしてみても】
離乳食も3回食になり、よく食べてくれている場合は、授乳回数を少し減らしてみても良いかもしれません。
とはいえ、まだまだ授乳が必要な時期でもあるので、一気になくすのではなく徐々に様子を見ながら減らしていくようにしましょう。
まずは夜間の授乳から減らしてくと、ママの睡眠時間も確保できて、少しだけ育児が楽になりますよ。
体重よりも「カウプ指数」を参考に
赤ちゃんの成長具合を見る際、数値として分かりやすい体重に目が行きがちですが、体重は個人差が大きいものです。
赤ちゃんの発育状態を知るためには体重よりも、「カウプ指数」を参考にしてみるのがおすすめです。
以下で、カウプ指数について詳しく解説します。
【カウプ指数って?】
カウプ指数とは、生後3ヶ月~5歳までの乳幼児の発育状態や栄養状態を把握するために参考とする数値のことです。
カウプ指数によって、その子の痩せ~肥満の度合いが分かります。
大人では「BMI」の数値を参考にしますが、子どもにはこれらの数値が当てはまらないため、カウプ指数を使用します。
【カウプ指数の計算方法】
カウプ指数の計算方法は、以下の通りです。
カウプ指数=体重(g)÷身長(cm)²×10
例えば、体重9kg、身長70cmの場合は、
9000÷70²×10=18.37(カウプ指数)
となります。
【カウプ指数の基準値】
カウプ指数の基準値は、以下の通りです。
14.5未満・・・痩せすぎ
14.5 ~ 16未満・・・痩せぎみ
16 ~ 18未満・・・普通
18 ~ 20未満・・・太りぎみ
20以上・・・太りすぎ
【病院へ相談する目安は?】
赤ちゃんのカウプ指数が「普通」の範囲内でなかったとしても、それが赤ちゃんの最適な値であることもあります。
大人でも、スマートな人から健康的な人まで、様々な体型な人がいますよね。それは赤ちゃんも同じことです。
しかし、14.5未満・20以上の場合は、一度かかりつけ医に相談するようにしましょう。
まとめ
生後9ヶ月は、赤ちゃんによって体重や体型の差が大きくなる時期。
他の子と比べてはいけないと思いながらも、ついついわが子と周りの子を見比べてしまいますよね。
そんな時は、紹介したカウプ指数を参考にしてみてください。
わが子が軽すぎる、または重すぎると思っていても、標準値であることも多いですよ。