生後9ヶ月の赤ちゃんができること
生後9ヶ月にもなると体の筋肉が発達し、ずりばいから「はいはい」をし始める子も多くなっていきます。
早い子では、はいはいのスピードが上がったりつかまり立ちを始めたりしますので、ますます目が離せなくなるでしょう。
視力もさらに発達し、物を立体的に捉えることができたり、色の判別もできるようになります。カラフルな色の絵本やおもちゃを使って遊ぶと、色彩感覚が養われていくでしょう。
一度つかまり立ちができると、赤ちゃんは新しく見える物に興味津々なので、じっとおすわりしているよりもあちこち動き回るようになります。
手先もさらに器用になるので、小さな物でもつかむことができます。
そのため、口に入れてはいけない物を手が届く場所に放置しないように気をつけましょう。
また、食事中は真似をして大人と同じ物を持ちたくなる時期でもあります。
ぜひスプーンやフォークなど赤ちゃんが自分で持てる物を用意してあげてくださいね。
今回は、そんな生後9ヶ月の赤ちゃんとの遊び方についてまとめましたのでご覧ください。
生後9ヶ月の赤ちゃんとの室内遊び
部屋の中で活発に動く赤ちゃんには、ぜひ親子で楽しめる遊びを取り入れてみましょう。
【①はいはいで鬼ごっこ】
はいはいのスピードが日に日に早くなる赤ちゃん。
そんな赤ちゃんのはいはいを、後ろから同じようにはいはいで追いかけて鬼ごっこをしましょう。
ママやパパが追いかけてくると、赤ちゃんはそれだけで大興奮。
はいはいの姿勢は大人にはちょっときついので、とても良い運動になりますよ。
【②トンネルくぐり】
赤ちゃんは「はいはい」で色々な物の下を通り抜けて行きますよね。
椅子をトンネルに見立ててはいはいで通り抜けたり、ママやパパの股をトンネルにしたり…。
はいはいはこの時期だけなので、遊びに取り入れて手足の発達を促してあげましょう。
【③ひっぱり遊び】
好奇心旺盛の赤ちゃんには、ひっぱり遊びもおすすめ。
空のティッシュボックスに、両端を結んでつなぎ合わせた布を入れておきましょう。(ハンカチやタオルなどでも構いません)
布の端を少しだけボックスから出しておき、赤ちゃんに引っ張り出してもらいます。
次から次へと飛び出す布に、夢中になって遊んでくれるでしょう。
ティッシュペーパーやトイレットペーパーを引き出してしまういたずらが好きな赤ちゃんにおすすめです。なるべく布は長く作ってあげると、引っ張り甲斐があって楽しめますよ。
生後9ヶ月の赤ちゃんとの外遊び
生後9ヶ月の赤ちゃんは、早い子でつかまり立ちもできるようになりますので、外遊びもこれまで以上に楽しめるようになります。
天候の良い日は積極的に公園で遊んだり散歩をして、赤ちゃんの発育を促しましょう。
それでは、生後9ヶ月の赤ちゃんとのおすすめの外遊びの方法をご紹介します。
【①ブランコ遊び】
ママやパパが抱っこをしてブランコでゆらゆら遊んでみましょう。
赤ちゃん用のシートベルトがあるブランコなら、1人で乗って遊ぶこともできます。怖がってしまう赤ちゃんの場合は、無理に揺らさずにおすわりさせることから始めてもいいですね。
【②砂場遊び】
砂場に座って砂を触るだけでも立派な遊びになります。
公園に行くときは、砂場で遊ぶことを見越して汚れても良い服装、砂が入りにくい服装の方が良いでしょう。
今後も砂遊びをする機会は増えますので、スコップやバケツなど砂場セットを用意してもいいですね。
【③ボール転がし】
なるべくソフトな素材で大きめのボールが遊びやすいです。ボールを転がしたり、ポンっと投げたりと色々な遊びができます。
ただ転がすだけですが、室内とは違い、デコボコの地面ではなかなかまっすぐ進まない、という新しい発見もあるかもしれません。
9ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ
色々な動きが活発になる生後9ヶ月の赤ちゃんには、どのようなおもちゃを与えたら良いのでしょうか。
【①歯固め】
生後9ヶ月になると、ほとんどの子が下の前歯が生え始めてきますので、赤ちゃんによっては「歯ぐずり」がある子もいるでしょう。
歯茎がムズムズして、機嫌が悪くなる子もいますので、歯固めのおもちゃを買ってあげるといいかもしれません。
【②手押し車】
つかまり立ちを始めた赤ちゃんには、手押し車を選んでみてはいかがでしょうか。
車に座って進むこともできますし、後ろの持ち手に掴まって歩く練習をすることもできます。
転倒しないように、ある程度重量のあるものがおすすめです。
【③形合わせ】
三角や丸、四角など、さまざまな形の穴に、それぞれの形のブロックを入れていくというおもちゃ。
生後9ヶ月は立体を認識できる時期なので、まさにぴったりのおもちゃと言えるでしょう。難しい形は、ママやパパがヒントをあげて、徐々に覚えてもらうようにしましょう。
まとめ
生後9ヶ月になると、手足の筋肉が発達する時期です。室内でも運動能力の発達をサポートするような遊びを取り入れてみると良いでしょう。
自我が芽生える時期でもありますから、赤ちゃんが安心して遊べるよう、お部屋の安全を確保してあげてくださいね。