新生児に外気浴や日光浴は必要?

新生児に外気浴や日光浴は必要なの?

新生児の頃はずっとおうちで寝ているばかりの時間が多いかもしれません。

たまにはママも外に出て息抜きをしたいですよね。

そこで、外気浴や日光浴について今回は触れていきます。

 

外気浴や日光浴というと、どちらも外に出るというイメージがあるのではないでしょうか。

免疫力や抵抗力がまだ低いため、戸外に連れていくのは不安がありますよね。

まず始めるなら、外気浴と日光浴のどちらが良いのでしょう。

外気浴と日光浴の違い、それぞれの方法などについて解説していきます。

 

外気浴と日光浴って何が違う?

まず、外気浴と日光浴の違いについてみていきましょう。

 

【外気浴】

外の空気に触れさせることを外気浴と呼びます。

外の新鮮な空気や明るい陽光に触れることで、赤ちゃんの皮膚や気道の粘膜が刺激されます。

その刺激が体の変化に適応する体を作るとされ、良い影響をもたらすと言われています。

新生児の場合は免疫力や抵抗力が弱いため、まずは外気浴から慣れさせるのが良いでしょう。

いきなり戸外に連れ出すのではなく、カーテンを開けて窓越しで外の風や光に当てることから始めるのが良いでしょう。

 

【日光浴】

日光浴とは直接陽の光にあたることを指します。

日光浴をすることで体内にビタミンDが生成され、骨の健康を保つために良い影響があると言われています。

ただし紫外線による皮膚への影響を考えると、皮膚の薄い赤ちゃんにはおすすめではありません。

日光浴が体に悪いわけではないですが、新生児の頃は無理にさせる必要はないでしょう。

 

外気浴と日光浴のメリット

続いて、外気浴と日光浴のメリットについてみていきましょう。

 

【体内時計を整える】

新生児は1日のほとんどを寝て過ごすため、朝と夜の区別がついていません。

外気浴や日光浴で風や光に当たることで、体内時計が整いやすくなると言われています。

また、適度な外気浴や日光浴で神経のバランスが整い気持ちが落ち着くとされています。

新生児ですぐに体内時計が整うのは難しいですが、これから夜間を中心に眠れるようにするためにも良いと言われています。

 

【体を環境に適応させる】

赤ちゃんをずっと一定の温度の室内で過ごさせると、皮膚が外の環境に適応するのが難しくなると言われています。

外気から完全に遮断してしまうと、自律神経の調節ができなくなると考えられているためです。

適度な外気浴や日光浴をすると、そのような状態を防ぐことができます。

ですが新生児の頃はとても皮膚が弱いため、積極的に陽の光に当てる必要はありません。

今後の過ごし方として、ぜひ参考にしておきましょう。

 

新生児の外気浴と日光浴の方法

新生児の外気浴と日光浴の方法についてみていきましょう。

 

【外気浴の方法】

生後2週間くらいから、赤ちゃんの体調の良い時に始めるのが良いでしょう。

紫外線量の比較的少ない午前8時〜10時を目安にし、数分だけ試して慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしてみましょう。

最初は部屋の窓を開け、外から入ってくる空気に触れる程度で大丈夫です。

外気に慣れてきたら少しずつ、ベランダに出たりしてみるのも良いですね。

 

【日光浴の方法】

外気浴に慣れてきて生後1ヶ月程度を過ぎたら、日光浴を始めてみても良いでしょう。

直射日光に注意しながら、まずは3〜5分くらい日光に当ててみましょう。

赤ちゃんが慣れてきたら、ベランダや庭、自宅の前、周辺を散歩するなど少しずつ範囲を広げてみましょう。

 

外気浴や日光浴をする際の注意点

外気浴や日光浴をする際に注意したい点についてもご紹介します。

 

【機嫌が悪い時は避ける】

外気浴や日光浴は必ずしないといけない、というわけではありません。

ママの気分転換も兼ねて、気楽な気持ちで行うのが良いでしょう。

ですので、赤ちゃんの機嫌が悪い時にわざわざ行う必要はありません。

授乳直後や眠たそうな時など、機嫌が悪い時に行うと赤ちゃんのペースが乱れるため、かえってデメリットにつながります。

赤ちゃんの様子を見て、元気で機嫌の良い時に取り入れるようにしましょう。

 

【紫外線に注意する】

近年は紫外線量が多く、大人でも日焼けを気にされる方は多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄くてデリケートです。

特に夏場は時間帯に注意し、外気浴や日光浴をするなら午前中で直射日光を避けて行うようにしましょう。

 

【長時間行わない】

新生児には日光浴はまだ早すぎるのと、外気浴も刺激が強いと感じる場合もあります。

繊細な肌への負担を考え、いきなり長時間行うのは避けましょう。

始める場合は必ず、数分など短時間からが良いでしょう。

 

まとめ

新生児は寝ている時間が多く、カーテンを締め切って暗い中で過ごしている方もいるかもしれません。

ですが、生後2〜3週間を過ぎたら少し外気に触れさせてみるのも良いでしょう。

ずっと室内にいると気分もこもりがちになってしまうので、ママの気分転換にもなるかもしれませんね。

かといっていきなり長時間、外気浴や日光浴をするのは新生児にはかなりも負担になってしまいます。

始める場合は短時間から行い、直射日光に注意しながら、赤ちゃんの様子をみて少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

この記事もおすすめ

int(8)

新生児の赤ちゃんのママの心と体

体調・体型 産後、ママの体はお腹がなかなか元に戻らなかったり、会陰切開や股関節...

赤ちゃんの名前の決め方

赤ちゃんの名前 赤ちゃんにどんな名前をつけてあげようか、お腹の中にいるときから...

新生児のボディースーツの選び方

新生児のボディースーツの選び方

新生児にも最適!ボディースーツとは? ボディースーツとは、股の部分がボタンにな...

新生児育児で気を付ける5つのこと

新生児育児で気を付けたいことって? 生まれてから4週間までの赤ちゃんのことを「...

出生届について

出生届とは 赤ちゃんが誕生し、最初に必要となる手続きは出生届の提出です。出生届...

「ことだま」にこだわる名づけ

ことだま(言霊)の力 ことだま(言霊)とは、言葉に宿っている不思議な力のことを...

新生児の哺乳瓶の選び方

新生児の哺乳瓶は必要? 赤ちゃんは生まれてすぐ授乳が必要です。 最初から完全...

新生児服の水通しはいつする?

新生児の服の水通しはした方がいい? 大人よりも弱い赤ちゃんの肌。新生児の服を購...

パパも必見!産後ケアの必要性

パパも必見!産後ケアの必要性

「産後ケア」はママにも家族にも大切! 産後ケアは、産後のママの体や心の回復を包...

新生児なのに泣かないのは大丈夫?

新生児なのに泣かないのは大丈夫? 赤ちゃんは泣くのが当たり前、と思っている方が...

新生児は湯冷ましが飲める?注意点は?

新生児に湯冷ましを与えたい 赤ちゃんの授乳は、成長に必要な栄養を体に取り込みな...

新生児の赤ちゃんに適したミルクの間隔

新生児に適したミルクの間隔とは 生後間もない赤ちゃん。初めての授乳に戸惑うママ...

新生児の育児に便利なグッズは?

新生児の育児に便利なグッズが知りたい これから生まれてくる赤ちゃんを迎えるにあ...

赤ちゃんの体

意思・感情の表現 赤ちゃんは、よく泣きます。話しができない赤ちゃんは、意思や感...

新生児時期に発生する赤ちゃんの事故

新生児期の赤ちゃんの身近に起こる事故 赤ちゃんのうちはちょっとした不注意で発生...

赤ちゃんのうつ伏せ寝は睡眠中の事故を招く?

赤ちゃんのうつ伏せ寝は睡眠中の事故を招く?

赤ちゃんのうつ伏せ寝はなぜ危険? 赤ちゃんの成長とともに寝返りができるようにな...

【生後0ヶ月】おうちでの過ごし方

生後0ヶ月の赤ちゃんとおうちで過ごそう ママのお腹の中から生まれてきたばかりの...

新生児の沐浴にあると便利なアイテム

新生児の沐浴をもっと便利に 菌への抵抗力がまだ少ない新生児期の赤ちゃんは、沐浴...

生後0ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本

生後0ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本

生後0ヶ月の赤ちゃんの絵本選びは? 生まれたばかりの赤ちゃん。 そんな赤ちゃ...

新生児期の赤ちゃんがミルクを飲まないのはなぜ?

【新生児】赤ちゃんがミルクを飲まない ミルクというと、赤ちゃんがゴクゴクと音を...

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php