生後10ヶ月の赤ちゃんとおうちで過ごそう
はいはいのスピードも速くなり、興味のあるものには一目散。
それに加え、生後10ヶ月頃になると、つかまり立ちやつたい歩きをする姿を見せ始める赤ちゃんもいることでしょう。
これまでよりも活発に体を動かして遊びを楽しむ月齢なので、天候や感染症の影響によって、おうちにこもる時間が長くなると、どう遊ばせていいか悩んでしまうママもいますよね。
そこで今回は、生後10ヶ月の赤ちゃんとのおうちでの過ごし方について見ていきましょう。
【生後10ヶ月】おうちでの過ごし方のポイント
生後10ヶ月の赤ちゃんとおうちで過ごすときは、以下のことを参考にしながら過ごしてみましょう。
【赤ちゃんの過ごし方】
テレビを楽しめるようになり、おうちにいる時間は、ママも赤ちゃんと一緒に見ているかと思います。
しかし、テレビを付けているとどうしてもそちらに意識が集中してしまい、遊びに意識が向かなくなります。
テレビは、1日の視聴時間とルールを定め、おもちゃ遊びの時間はきっぱり消すようにしましょう。
のびのびと体を動かしたい時期です。
お外で日の光を浴び、程よく疲れてたっぷり眠る…というのが理想ではありますが、そうもいかない日は、せめておうちで体を動かす遊びを考えてみましょう。
リズム遊びや簡単なふれあい遊びなどを取り入れてママと一緒にスキンシップをとるのもおすすめ。
また、ダンボールを使って「はいはいトンネル」を作るなど、赤ちゃんの運動能力の発達を促す遊びを取り入れるのもいいでしょう。
【おうちでのママの過ごし方】
赤ちゃんは記憶力や理解力が身に付き、後追いが落ち着いてくる時期です。
これまでママも大変だったでしょうが、気持ち的には少し楽になるかもしれませんね。
ママがトイレへ行く時やキッチンで家事をする時など、どうしても赤ちゃんから目を離さなければいけない場合は、必ず危険なものを赤ちゃんの周りから撤去してから離れるようにしましょう。
例えば、ママが飲んでいたコーヒーはテーブルから片づけてから移動する、充電器のコードを舐めないよう、使用しない時は片づけるなどを意識するようにし、万が一の事故が起こらないようにしましょう。
【生後10ヶ月】おうちでの楽しみ方
生後10ヶ月の赤ちゃんは、真似っこ遊びややりとり遊びがとても上手になります。
また、大きく個人差がありますが、成長が早い赤ちゃんなら「ママ」や「ワンワン」など、意味のある単語を話し始める子も。
おうち時間を利用して、赤ちゃんの「できる」を大いに伸ばしてあげるような遊び方を工夫しましょう。
お外で遊べない分、おうちの中でのびのびと体を動かす遊びも取り入れていけるといいですね。
【ままごとあそび】
簡単なままごと遊びが楽しめるようになります。
具材をお鍋に入れてみたり、ママと一緒に「どうぞ」「ありがとう」のやり取りなどを楽しんでみましょう。
「トマトおいしいね」「にんじんも入れてみようか?」など、物の名前を教えてあげるつもりで、赤ちゃんに話しかけてみてください。
ままごとは、成長しても長く楽しめる遊びです。
女の子が楽しむイメージがありますが、意外と男の子も楽しんでくれますよ。
生後10ヶ月頃からおうち遊びのために、具材やお鍋などのままごとセットを、少しずつ集めてみましょう。
【手押し車】
つたい歩きができるようになると、手押し車のおもちゃで遊べるようになります。
室内という限られたスペースでも、体を動かして遊ぶのにピッタリのおもちゃです。
押して歩くとおもちゃの仕掛けがカタカタ動いて赤ちゃんの興味をそそるものなどがあります。
また、音が鳴るような知育おもちゃに変形するタイプのものもあります。
【ビジーカー】
室内で遊べる乗り物で、赤ちゃんが自分で足で蹴って進む乗り物です。
この時期はまだ自分で進むことはできませんが、座らせてあげるだけでも喜んでくれますし、押し棒がついているタイプなら手押し車の要領で遊ぶこともできます。
全身を使って長く遊べることを考えても、この時期に購入を検討してみるのもおすすめです。
【生後10ヶ月】おうちで過ごす時の注意点
つかまり立ちやつたい歩きを楽しむ赤ちゃんですが、ソファやテーブルなどによじ登りをして楽しむ姿も見られます。
成長の一環ではありますが、よじ登りは危険が伴う遊びです。
ケガ予防のために、家具にガードを取り付ける等の対策をしつつ、危ない行動はしっかり「ダメ」ということを伝えていきましょう。
赤ちゃんは、言葉の意味は理解していく時期です。
ママがちょっと怒ったような表情で「いけないよ」ということを教え、イスやテーブルから抱っこで降ろしてあげましょう。
繰り返し伝えていくことで、赤ちゃんも「いけないこと」が分かっていきます。
まとめ
生後10ヶ月の赤ちゃんは、心身共にめまぐるしい成長を見せ、様々なことを吸収していく時期です。
おうちで赤ちゃんと過ごす時間も、赤ちゃんの成長と学びには貴重な時間となることでしょう。
一緒に楽しみながら、赤ちゃんの身の回りのことを教えて行くつもりで接してあげてくださいね。