生後9ヶ月の赤ちゃんがバイバイしない…
生後9ヶ月になってもバイバイと手を振らない、真似する気配がないのは大丈夫なのかと心配している方はいませんか。
周りの同じ月齢の子がしっかりと意味も分かった様子でバイバイしていると、少し焦ることありますよね。
しかし、結論から言うと、生後9ヶ月の赤ちゃんがバイバイをしなくても全く問題はありません。
赤ちゃんは個人差が大きいので、生後9ヶ月よりも早くからバイバイをする子もいますし、バイバイという仕草に興味がなければ1歳を超えてからバイバイに少しずつ興味を持つ子もいます。
「生後9ヶ月になってもバイバイをしないなんて、体の発達遅延や発達障がいがあるのでは?」と心配してしまう方もいるかもしれませんが、バイバイをしないだけでは、それを判断することはできません。
今回は生後9ヶ月頃の赤ちゃんがバイバイをしない時の考えられる理由などについてまとめました。
生後9ヶ月でバイバイしないのは大丈夫?
バイバイと手を振る仕草を見せるのは、早い子であれば生後7ヶ月頃からし始める子もいますが、生後9ヶ月ごろであればしない子もまだまだ多い時期です。
そのため、基本的にはしてもしなくても気にする必要はありません。
バイバイをするようになるのは、大人の行動や仕草に興味をし始め、それを真似をすることから始まります。
手を振る仕草を早くから見せたからと言って、それが「バイバイ」という場面でしていない、バイバイの意味は分かっていないという可能性もあります。
生後9ヶ月頃はちょうど大人の仕草に興味を示し、少しずつ真似をし始める子も増えてくる時期ですが、個人差はあります。
また、バイバイだけが真似する対象ではなく、パチパチと拍手を先にするようになる子、手づかみで自分で離乳食を食べようとする子など、何に興味を持って真似しようとするかにも個人差が出るところです。
他にも大人の仕草などをじーっと見つめていたり、大人が持っているもの、使っているものを触ろうとするなどの行動も、興味の表れです。
【バイバイは無理にさせなくても大丈夫】
生後9ヶ月でバイバイをしないからといって、無理にさせなくても大丈夫です。
1歳を過ぎてからバイバイをするようになる子もたくさんいるので、特別に練習させる必要はありません。
無理にバイバイをさせようとすると、バイバイの意味を理解しないまま、ただ褒めてくれるから手を振っているだけという状態になるかもしれませんね。
大切なのは、赤ちゃんがバイバイに興味を示し、自分から真似をしようとするようになることです。
パパが出勤する時に、赤ちゃんと一緒に玄関でバイバイをする、散歩に出かけた時に電車に向かって手を振ってみるなど、日常的に何気ない場面でバイバイをしていると、それに興味が出てきた赤ちゃんは真似するようになるかもしれません。
大人の真似をしないのは発達障がい?
生後9ヶ月頃の赤ちゃんの成長は、個人差がとても大きいものですが、それを分かっていても我が子の発達に気になることがあると心配ですよね。
バイバイをしないなど大人の真似をしないなど、発達に不安点があると、発達障がいなのではと心配になってしまう方もいるようです。
しかし、生後9ヶ月では発達障がいがあるかどうかは診断ができないことがほとんどです。
発達障がいの子どもは他人のすることに興味が薄かったり、こだわりが強いため、大人などの他人の真似をあまりしないという特性があると聞いたことがあるかもしれませんが、それはあくまでもう少し年齢が上になってからのこと。
この時期に発達障がいのような特性が見られたとしても、成長とともに落ち着いてくることもあります。
また、発達障がいにもさまざまなパターンがあり、その子によって特性が違うので、大人の真似をしない=発達障がいというわけでは決してありません。
ましてや、生後9ヶ月の成長の個人差が大きい時期に、分かることはほぼないので、気にしすぎないようにしましょう。
それでも気になる発達や症状があれば、母子手帳などにメモをしておくのがおすすめです。
育児相談や健診の際などに医師に相談するといいでしょう。
まとめ
生後9ヶ月になってもバイバイしないと心配する方もいるかもしれませんが、基本的には問題はありません。
体力もついて、たくさん遊べるようになる時期なので、公園や子育て支援センターなどに出かけていると、どうしても周りの同じくらいの月齢の子と比べてしまいがちになりますね。
しかし、この時期は個人差がとても大きい時期だということを知っておきましょう。
大人の真似をし始める時期も、個人差が大きいので、今真似をしなくても過度に心配する必要はありません。
ただし、大人の仕草や行動に興味を少しずつ示し、真似をする子も増えてくる時期です。
赤ちゃんが興味を持ったことに注目し、それを一緒に楽しんでいけるといいですね。
そして、もしバイバイなどを真似をするようになったら褒めてあげると、少しずつできる仕草が増えるかもしれませんよ。