赤ちゃんの名前に”当て字”はOK?

赤ちゃんの名前の当て字はどこまで?

「最近の子どもの名前は読めない・・・」

そんな話を聞いたり、実際読めなかったりする経験を持つ方は多いのではないでしょうか。

多様性の時代ですから、名前もいろんな名前があります。

また、日本語には「漢字」も使われますが、漢字には1つ1つ意味があります。

その意味を考慮するだけでなく、漢字の画数を意識したり、また音の響きなども重視したりした結果、「当て字」と呼ばれる名前になることがあります。

 

この「当て字」とはどのような定義のものでしょうか。

今回は赤ちゃんの名前の「当て字」について考えてみましょう。

 

名前の「当て字」とは?

名前における「当て字」というのは、「漢字の本来の意味に関係なく、音や訓を借りて当てはめた漢字を使って名前を付けること」を意味します。

また、その漢字自体の読み方はないけれども、運気のいいと言われる画数のために一文字加えたり、名前の読みのイメージから漢字を使う場合もあります。

 

例えば、「そら」という名前なら、「空」という漢字だけでも「そら」と読みますが、「蒼空」と一文字付け加えるなど。

また、「奏楽」など、「奏」という漢字は音読みで”ソウ”と読みますが、”ソ”とだけ読ませ、「楽」は音読みで”ガク・ラク”と読みますが、”ラ”と読ませて、合わせて「そら」と読ませるケースもあります。

名前の読みのイメージから漢字を付けるパターンの例としては、「宇宙」と書いて「そら」と読ませるなどもあります。

 

このような感じの本来の意味もそうですが、音読みや訓読みの音を借りたり、追加や変化をさせたり、イメージから名づけることを「当て字」を使った名付けと言われることがあります。

 

これは昨今のキラキラネームと言われる名前だけでなく、明治時代ごろら日本には「当て字」を使った名前というものは存在していました。

今は名前も多様化しているため、そのような名前が目立つだけなのかもしれません。

 

「当て字」を使った名前のメリット・デメリット

「当て字」を使うことが良いのか、悪いのかは一概には判断はできません。

なぜなら名前には親の想いが込められているからです。

想いを込めて付けた名前であれば、第三者が良し悪しを決めるべきではありませんが、一般的に言われる「当て字」の名前のメリットデメリットを紹介していきます。

 

【当て字を使った名前のメリット】

当て字を使うことのメリットは次のようなものがあります。

 

・名前に想いを込められる

まずメリットの1つは、赤ちゃんの名前に想いを込めやすい点です。

名前に使う漢字は1文字から多くても5字程度が一般的。

使いたい漢字がたくさんあっても、その中から選ばないといけませんし、付けたい響きの名前があっても。

そこへ読みはないけれども漢字を付け足したり、本来の読み方にはない読みをさせて付けたりすれば、気持ちを込められるかもしれません。

 

・唯一無二な名前を付けられる

人とは違う名前をつけてあげたい場合にも、当て字を使うといいかもしれません。

読ませ方は自由なので、その子ならではの唯一無二な名前をつけてあげられますね。

 

・すぐに名前を覚えてもらいやすい

珍しい名前はすぐに覚えてもらえやすいです。

当て字を使った名前も、珍しい字を使っていたり、個性的な名前だったりすると、名前をすぐに覚えてもらえるかもしれません。

 

【当て字を使った名前のデメリット】

一方、当て字を使った名前にはデメリットもあります。

 

・正しく読んでもらえないことが多い

まず大きなデメリットとして、正しく読んでもらえないことが多いことが挙げられるでしょう。

当て字ですので、読み方が本来のものとは違い、どう読めばいいのか聞かれる機会が多くなってしまいます。

ただし、最近は読み方も多様化しているので、みんな名前を呼ぶ前に聞かれることが多いので、気にしなくても大丈夫かもしれません。

 

・読み方を都度訂正する必要がある

読み方を間違えられることも多くなってしまうのも、当て字を使った名前のデメリットと言えます。

間違えられるたびに訂正したり、間違えられても問題ない時はそのままにしたり、ということが多くあるかもしれません。

 

・字の意味が良くないケースも

良い名前だと思っていても、実はあまりいい印象ではない漢字を使っていると、名前にもいい印象が持たれないことも。

字の意味はしっかり調べることが必要です。

 

当て字を使う時に気を付けたいこと

当て字を名前に使うことは禁止されていることではないので、何の問題はありません。

しかし、以下の点を意識すると、より良い名前になるかもしれないので、参考にしてみてください。

 

【読みやすさを考える】

当て字でも読みやすさを考えることは、とても重要です。

全くなんと読むか想像もつかない、という場合は、名前を読むことになる相手にも気を使わせてしまうかもしれません。

 

【漢字の意味をしっかり調べておく】

当て字に使う当て字の意味は、しっかりと調べておきましょう。

その漢字がよく使われる熟語なども調べておき、良くない意味で使われることが多い漢字ではないことを確かめるといいですね。

 

まとめ

当て字を使った名前は古くからあります。

最近はその当て字の使い方も多様化していて、いろいろな名前があります。

当て字を使うことで、想いが込めやすかったり、個性的な名前をつけてあげられるなどのメリットがありますが、読みやすさや漢字の意味についてはよく考えるといいでしょう。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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