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生後10ヶ月の赤ちゃんのお世話ポイント
生後10ヶ月の赤ちゃんは、つかまり立ちやつたい歩きをするようになり、ますます活発になります。
また、だんだんと大人の言葉を理解してくるため、日常の中でも赤ちゃんとのやりとりの場が増し、より一層お世話が楽しくなってくるのではないでしょうか。
今回は、そんな生後10ヶ月の赤ちゃんのお世話のポイントについてご紹介します。
【生後10ヶ月】赤ちゃんの授乳と離乳食
【はちみつは1歳までは厳禁】
生後10ヶ月になると、離乳食にも少量の調味料を使って味付けをするママもいるでしょう。
醤油や味噌、塩や砂糖と言った基本的な調味料の使用は問題ありませんが、はちみつは赤ちゃんが1歳を過ぎるまで絶対に与えてはいけません。
「はちみつ」と聞くと体に良いイメージがありますが、赤ちゃんがはちみつを食べると、はちみつに含まれるボツリヌス菌によって命を落としてしまう危険もあります。
外食や、市販のものを与える際も、十分に注意するようにしましょう。
【離乳食後の掃除に悩んだら】
生後10ヶ月になると赤ちゃんが手づかみ食べをするように。
赤ちゃんが自分の意思で「食べたい」と思ってくれるのは嬉しいですが、食べこぼしが気になるママもいますよね。
そこでおすすめなのが新聞紙。
赤ちゃんが座る椅子の周りの床にマスキングテープやビニールテープを使って新聞紙を貼れば食べこぼしを受け止めてくれます。
レジャーシートでもよいのですが、レジャーシートそのものを拭いたり洗うのが大変ですよね。
その点新聞紙なら、丸めてそのまま捨てることができるのでかなり時短になりますよ。
【夜間断乳を始めても】
3回食が始まり、しっかりと量を食べられているようならば、夜間断乳をしても良い時期です。
夜間断乳をすると、
・赤ちゃんが朝までしっかりと眠ってくれる
・離乳食をたくさん食べてくれるようになることも
というメリットがあります。
夜間断乳の初めの数日は、赤ちゃんはおっぱいやミルクを欲しがり大泣きしてしまいます。
パパの休みの日や連休の時にチャレンジすると、夫婦交代で赤ちゃんをあやすことができるのでおすすめです。
夜間断乳は絶対しなければならないことではありません。日中は授乳はしないけど、夜間授乳だけは続けるという方もいます。
無理に夜間断乳を進めることでママの負担がむしろ大きくなることもあります。
【生後10ヶ月】赤ちゃんの後追い
【生後10ヶ月は後追いのピーク】
ママの後をどこまでもついてくる「後追い」は、生後9~10ヶ月頃がピークとも言われています。
キッチンやトイレにまでついてきたり、ママが立ち上がるだけで泣いてしまう赤ちゃんもいます。
後追いは、「ママはいなくならないんだ」と赤ちゃんが理解できるようになれば、次第に和らいでいきますよ。
今は少しつらいですが、赤ちゃんがママのことを特別な人と認識しているがゆえに起こる立派な成長の証でもあるので、広い心で受け入れるようにしましょう。
【赤ちゃんから離れる際は声をかけて】
意外かもしれませんが、赤ちゃんから離れる際には声をかけるようにしましょう。
赤ちゃんがこちらを見ていない隙に、こっそりトイレに行こうと試みるママは多いですが、それでは逆効果です。
ママがいないことに気づいた赤ちゃんは、途端に不安になり、今まで以上にママへの執着が強くなります。
「今からトイレに行ってくるからね。すぐ帰ってくるよ」というように、赤ちゃんにしっかりと説明をしてあげましょう。
そしてその言葉の通りにママが帰ってくることで、「ちゃんと帰ってきてくれるんだ」と理解できるようになってきます。
【生後10ヶ月】赤ちゃんとの遊び方
【やりとり遊びが楽しめる時期】
生後10ヶ月の赤ちゃんは、だんだんと大人の言葉を理解し始めます。
また、大人の真似をするのが大好きな時期なので、赤ちゃんと一緒に簡単な手遊び歌やダンスを楽しむことができますよ。
「ちょうだい」「どうぞ」や、「バイバイ」などといった仕草を教えてあげると、赤ちゃんとのやりとり遊びの幅が広がります。
日頃のお世話の中でも、食事の前には「いただきます」、食べ終わったら「ごちそうさま」など、ママが仕草を見せてあげると、楽しそうに真似をする姿が見られますよ。
【生後10ヶ月】赤ちゃんの睡眠
【昼寝は15時半までに】
生後10ヶ月の赤ちゃんはだんだんと体力がついてくるので、すんなりと夜眠ってくれない赤ちゃんも増えてきます。
そこで、午前と午後の2回の昼寝のうち、午後の昼寝は遅くとも15時半までには切り上げるようにしましょう。
早めに昼寝を終わらせるためには、朝は早く起きて、午前の昼寝を10時半~11時頃から始めるとスムーズです。
【生後10ヶ月】お世話の注意点
【9~10ヶ月健診を受けよう】
自治体によっては、生後9~10ヶ月健診が実施されます。
生後9~10ヶ月健診では、赤ちゃんの月齢に応じた発達や健康状態のチェックをします。
自治体から案内が来ている場合は、必ず受けるようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんが大人の言っていることを理解しだしすと、今まで一方通行に感じてしまいがちだったお世話も、やりとり感が出てきて楽しくなってきますよね。
一方で、赤ちゃんの激しい後追いによって、トイレにすらゆっくりと行けずにストレスを抱えてしまっているママもいると思います。
この時期は、家事は完璧を求めずに最低限度のことだけこなせばOK。
赤ちゃんが眠っている時間にできるリフレッシュ方法を見つけて、上手にストレスを発散させてくださいね。