新生児が起きない時の授乳はどうする?
赤ちゃんがなかなか寝てくれない、寝てもすぐに起きるなどで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
反対にぐっすり赤ちゃんが眠ってくれていると、ママも休むことができるので助かりますよね。
ですがあまりにも長時間寝続けていると、起こした方が良いのか迷いますね。
授乳やおむつ替えの時間を考えると、ちょっと心配になる場合もあるかもしれません。
そこで今回は、どれぐらいのタイミングで起こした方が良いのか、赤ちゃんが起きない場合の起こし方などについてご紹介いたします。
新生児はどのくらい寝続けるの?
新生児とは生後28日未満の赤ちゃんのことですが、新生児は昼と夜の時間感覚がまだないため、授乳や泣く時間以外はほとんど眠っています。
1〜4時間くらい眠って、空腹やおむつの不快感で1〜2時間ほど起きて、またすぐ寝て・・・というリズムを繰り返します。
睡眠時間には個人差があり、中には4〜5時間ほど寝続ける場合もあるようです。
1日の睡眠時間が合計で16〜20時間なので、1日の大半を寝て過ごすことになりますね。
生後3〜6ヶ月になったら、夜にある程度まとまって眠るようになります。
それまでは短いサイクルで睡眠を繰り返しますが、成長によって次第に睡眠のリズムが整っていきます。
新生児を起こした方が良い場合
新生児は母乳なら1〜2時間、ミルクなら2〜3時間ごとに授乳するのが基本です。
ただし睡眠サイクルが整っていないため、授乳スケジュール通りに起きない場合もあります。
長時間起きないと授乳の間隔が空いてしまうため、心配になりますよね。
ですが眠っている赤ちゃんをわざわざ起こして良いのか、迷う方もいるかもしれません。
では、起こした方が良い目安のタイミングをみていきましょう。
【体重が増えていない】
自宅に赤ちゃん用の体重計がある場合、体重を測ってみましょう。
日々、赤ちゃんの体重が増えているなら栄養が足りているので、寝ていても無理に起こす必要はありません。
生まれて最初の数日間は一時的に体重が減りますが、1週間ほどで出生体重に戻り、生後3ヶ月くらいまでは1日に25〜30gずつ増えていきます。
体重増加の推移が順調であれば大丈夫ですが、長く寝続けていることによって授乳間隔が空いているのであれば、栄養が不足している可能性も考えられます。
そのような場合はもう少し短い間隔で起こしてあげて、授乳をするようにしましょう。
【授乳間隔が空いている】
体重を目安にして、順調に増えているなら授乳間隔が空いていても無理に起こす必要はありません。
ただし、授乳間隔が4時間も空いてしまうと、脱水症状になる心配もあります。
4時間以上空きそうな場合は起こすようにしましょう。
【おしっこの量と回数が少ない】
赤ちゃんのおしっこの量と回数は授乳や汗の量によって差があります。
新生児の場合は1〜2時間おきのペースで、1日合計して15〜20回が目安です。
多少日によって前後する場合もあるかもしれませんが、寝ている時間が長く、3〜4時間経ってもおしっこをしていない場合は、起こして授乳をした方が良いでしょう。
一般的に、夏は汗をかくため排泄量と回数が減るので注意が必要です。
赤ちゃんが長く寝続けている場合、顔色や呼吸をみながら脱水症状に気をつけるようにしましょう。
新生児の起こし方
新生児を起こした方が良いケース以外は、無理に起こす必要はありません。
もし起こした方が良い場合には、どのように起こしたら良いのでしょうか。
【声をかける】
いきなり大声で起こすのではなく、「〇〇ちゃん、おはよう!起きよう!」など自然に声をかけてみましょう。
加減が難しいですが、赤ちゃんを驚かさないように注意しましょう。
【体に触れる】
声をかけても起きない場合は、頬や額、唇、足の裏などを軽く触ってみましょう。
体を揺するなど、無理に大きな動作はしないようにしましょう。
【くすぐる】
体に触れても起きない場合は、足の裏や体を軽くくすぐってみましょう。
その際も「〇〇ちゃん、起きてー!こちょこちょするよー!」など声かけをしながら楽しい雰囲気で行いましょう。
【ママの乳首や哺乳瓶を近づける】
長時間眠っている赤ちゃんはお腹が空いているはずです。
ママの乳首や、ミルクの場合は哺乳瓶を赤ちゃんの口元に近づけたり触れたりしてみましょう。
これでほとんどの場合は起きると言っても良いでしょう。
【おむつを替える】
長時間眠っているので、おむつもきっと濡れていることでしょう。
そんな場合は思い切っておむつを替えてみるのも一つの手です。
【あきらめる】
以上を試しても起きない場合もあるかもしれません。
これらの刺激を与えても効果がない場合は、脱水症状がないか確認し、30分ほど様子をみるようにしましょう。
赤ちゃんにとって、まだ授乳のタイミングではないのかもしれません。
30分後にまた同じように試してみましょう。
まとめ
すやすや眠る赤ちゃんは可愛いですよね。
新生児の場合は短いサイクルで起きて寝てを繰り返しますが、長時間寝続ける場合もあるかもしれません。
起こした方が良いケースとしては、授乳の間隔が空き過ぎていたり、体重が増えていなかったりするなどがあります。
このような場合はもう少し短いサイクルで起こすようにして、赤ちゃんの様子をみるようにしましょう。