新生児がママの抱っこで泣く理由

新生児はママの抱っこが大好き

赤ちゃんはママの抱っこが大好きです。

まだママの顔を認識できているわけではありませんが、ママの温もりや声、においなどを感じ、安心できるからなのでしょう。

 

しかし、そんな新生児期の赤ちゃんの中には、なぜかママが抱っこをすると泣いてしまう…という子もいます。

パパやおじいちゃんおばあちゃんが抱っこすると気持ち良さそうに寝ているのに、ママが抱っこすると泣き出してしまうので、なんだか怖くてスキンシップを取ることに悩んでしまうママもいるかもしれませんね。

 

今回はそんな新生児期の赤ちゃんをママが抱っこすると泣く理由についてご紹介します。

 

新生児をママが抱っこをすると泣く理由

新生児期など月齢の低い赤ちゃんをママが抱っこをすると泣き出す理由は、以下のようなことが考えられます。

 

【ママのおっぱいのにおいが分かる】

ママのおっぱいからは、赤ちゃんにしか分からないにおいが出ていて、これが新生児期の赤ちゃんが抱っこをした時に泣き出す理由の1つに挙げられます。

 

このにおいは、ママのおっぱいのモントゴメリー腺というところから出ている分泌液のにおいです。

赤ちゃんはこのにおいに刺激されて、おっぱいを飲みたいという意欲が沸くのですが、抱っこをした時にこのにおいを感じ取ってしまい、興奮することで泣き出してしまうことが考えられます。

 

また、ママに抱っこをしてもらっておっぱいが貰えると思っていたのに貰えないと、赤ちゃんもおっぱいが欲しくなってしまって泣き出すということも考えられます。

 

パパや他の人だと泣かないのにママが抱っこをすると泣いてしまうという赤ちゃんは、おっぱいのにおいが原因で泣いているのかもしれませんね。

 

 

【抱っこに慣れていないから】

お腹の中で赤ちゃんは、羊水にぷかぷかと浮いた状態で過ごしてきました。

そのため、新生児は抱っこをされるということに慣れないために、びっくりして泣いてしまっている可能性もあります。

また、急に抱きかかえられることで驚いてしまい、泣いているのかもしれませんね。

 

他にも、新生児期の赤ちゃんは首が座っていないため、首を支えるような形で抱っこをしてあげますが、赤ちゃんも抱っこの姿勢が気に食わず、抱っこが長くなると嫌になってしまって泣き出していることも考えられます。

抱っこの姿勢に少しずつ慣れてくることで、改善されることもあるでしょう。

 

 

【ママの不安な気持ちが伝わる】

ママも育児は初めてです。

首が座っていない赤ちゃんを抱っこするのは緊張してしまいますよね。

どうしても肩に力が入って、赤ちゃんにとって不安な姿勢で抱っこをしていることもあるかもしれません。

 

また、慣れない育児や寝不足、イライラや不安からくるママの気持ちが、赤ちゃんに伝わってしまい、泣いてしまうこともあるでしょう。

といっても産後はホルモンバランスの影響もあり、どうしても気持ちが不安定になりがちなので、仕方がないことでもあります。

 

ママも赤ちゃんと一緒に育児や生活リズムに少しずつ慣れていくことで、気持ちに少しでも余裕が生まれてくると、赤ちゃんも落ち着いてくるでしょう。

忙しいながらも、赤ちゃんの成長を楽しんだり、リラックスできる時間を見つけられるといいですね。

 

新生児の抱っこで泣く時の対処法

抱っこをすると泣いてしまう赤ちゃんには、どのように接していけばいいのでしょうか。

 

【母乳は欲しければ与えてもいい】

赤ちゃんがおっぱいを欲しがって泣いているのでしたら、与えても構いません。

我慢させるよりも、欲求を満たして安心させてあげてください。

満たされて機嫌が良くなってから抱っこをしてあげたり、ママの胸からはちょっと離れて、一緒にお布団の上で遊ぶなどして過ごしていきましょう。

 

 

【触ったり撫でてあげたりする】

赤ちゃんの手や体を触ってあげたり、頭を撫でてあげることも、立派なスキンシップです。

抱っこをして泣くようでしたら無理に抱っこにこだわらず、別のスキンシップ方法を試していきましょう。

 

 

【おくるみを使う】

おくるみでくるんであげると、赤ちゃんが安心できる効果があるそうです。

赤ちゃんが嫌がらないようでしたら、抱っこや寝かしつけなどの時におくるみで巻いてあげてから抱っこをしてあげる方が、赤ちゃんが安心できることもあります。

 

 

【抱っこ紐をつかう】

抱っこ紐は、ママと体を密着させ、安心できる姿勢が保てます。

赤ちゃんによっては、ママが直接抱っこをするよりも抱っこ紐の方が好みという子もいるので、試してみましょう。

新生児期から使えるタイプもあります。

 

 

【抱っこしながら歩く】

ただ抱っこをするよりも、ママが歩いている時の振動があった方が心地よいという赤ちゃんもいます。

抱っこをしながらお部屋の中を歩いてみるのもいいでしょう。

 

 

【環境を変える】

赤ちゃんが泣いている時は窓を開けて外の空気を取り入れたり、生後1ヶ月以降になったら少し外気浴に出ることで気分転換になり、泣き止むことがあります。

 

まとめ

新生児期など月齢が低いうちは、ママが抱っこをした時に赤ちゃんが泣いてしまうということはよくあることです。

赤ちゃんもママも抱っこに慣れていないことや、ママだからこそ泣いてしまうという理由があります。

 

多くの場合は、赤ちゃんが成長して抱っこに慣れてきたり、授乳の間隔が整ってきたりすることで落ち着いてくることでしょう。

自分なりの対処法を見つけながら、この時期をうまく乗り越えていけるといいですね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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