新生児期の赤ちゃんがミルクを飲まないのはなぜ?

【新生児】赤ちゃんがミルクを飲まない

ミルクというと、赤ちゃんがゴクゴクと音を立てて一生懸命に飲んでいる姿を想像する人は多いと思います。

しかし、生後0ヶ月の新生児期の赤ちゃんは、思うようにミルクを飲んでくれないこともあります。

 

赤ちゃんが生まれて間もないこの時期は、完全ミルク育児でなくとも、まだまだ母乳が思うように出ずにミルクをあげているママも多いはず。

赤ちゃんの栄養の元となるミルクを、なかなか飲んでくれないとなると、とても心配になってしまいますよね。

 

新生児期の赤ちゃんが、ミルクを飲んでくれない原因は一体どのようなものがあるのでしょうか。

以下で、対処法とともに詳しくご紹介します。

 

新生児期の赤ちゃんがミルクを飲まない原因

新生児期の赤ちゃんがミルクを飲まない原因は様々ですが、主に以下のことが考えられます。

 

【①疲れてしまう】

新生児期の赤ちゃんは、ほんの少しのことで疲れてしまいます。

ミルクを飲むというのは、ママのお腹の中にいる時にはなかった行為で、赤ちゃんにとっては体力を使うことでもあります。

ミルクを飲んでいるうちに、だんだんと疲れてきてしまい飲まなくなったり、途中で眠ってしまうということはよくあることです。

 

【②ミルクの温度が合わない】

赤ちゃんはミルクの温度に関してはとても敏感だと言われています。

一般的にミルクは、人肌程度(36℃前後)が赤ちゃんにとっても適温だと言われています。

これは、母乳の温度と同じくらいの温度だからです。

 

しかし赤ちゃんによっては、それよりもぬるめや熱めが好きな子もいます。

また、いつもと少しミルクの温度が異なるだけで飲まなくなってしまうこともあるようです。

 

【➂乳首の形状が合わない】

哺乳瓶の乳首の形状が合わないという原因も考えられます。

一見どれも同じように見える哺乳瓶の乳首ですが、その形状はメーカーによって様々。

形はもちろん、大きさや柔らかさなどが微妙に異なるのです。

 

特に母乳との混合育児の場合は、ママの乳首に近い感覚を求める赤ちゃん多いとも言われています。

 

【④ミルクの味が合わない】

ミルクの味が合わないのも、赤ちゃんがミルクを飲まない原因のひとつです。

特に入院中は、病院からミルクを支給される場合も多く、退院してからミルクのメーカーが変わったことで、赤ちゃんがその変化に戸惑うことも多いようです。

 

【⑤体調不良】

赤ちゃんがミルクを飲まないと、体調を崩していることもあります。

上記の原因が当てはまらない場合は、体調不良のためにミルクを飲まないこともあるので赤ちゃんの様子をしっかりと観察してみましょう。

 

新生児期の赤ちゃんがミルクを飲まない時の対処法

【①眠ってしまう場合はなるべく起こす】

赤ちゃんがミルクを飲んでいる途中に眠ってしまう場合は、なるべく起こすようにしましょう。

特にミルクは、母乳と異なり3時間は間隔をあけることが推奨されているため、決まった時間に既定の量をなるべく飲み切るようには心がけてみましょう

赤ちゃんがミルクの途中で眠ってしまいそうになったら、

 

・足の裏をくすぐる

・おむつを替える

・着替えさせる

・ラトルなどで音を聴かせる

 

などの方法で起こすようにしてみてください。

それでも寝てしまう時は無理に起こさなくても大丈夫です。

 

【②ミルクの温度を試してみる】

赤ちゃんのミルクの温度の好みは個人差が大きいです。

いつもより少し熱め、そしてぬるめなど少しずつ試してみましょう。

ただし、赤ちゃんがやけどをしないように飲ませる前には必ずママの手首に少し出すなどして確認するようにしましょう。

 

【➂哺乳瓶の乳首を変えてみる】

哺乳瓶の乳首を替えることで、赤ちゃんがしっくりときてミルクを飲んでくれるケースもあります。

メーカーが違っても、乳首のみの互換性があるもの、また哺乳瓶そのものを変えなければならないものなどあるので注意が必要です。

インターネットなどで、事前に口コミを調べておくと安心ですよ。

 

【④ミルクのメーカーを変えてみる】

ミルクのメーカーを変えてみるのもひとつの方法です。

赤ちゃんが入院していた時と異なるミルクを飲ませている場合は、まずは入院していた時と同じものを用意してみましょう。

 

また、メーカーによっては問い合わせれば少量のサンプルを送ってくれることもあります。

一気に大きなミルク缶を買うのではなく、サンプルや小さいミルク缶を活用するなどすると無駄な出費を抑えることができますよ。

 

【⑤体調の確認】

上記のことを試しても赤ちゃんがミルクを飲まない場合は、体調不良の可能性があります。

 

・うんちの形状(色が白っぽくないか、いちごジャムのような血便ではないか)

・おしっこ、うんちの回数が少なくないか

・機嫌はよいか

・お腹が張っていないか

 

などを確認し、少しでもおかしいと感じる場合は小児科へ相談するようにしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんがミルクを飲まないと、ママはとても心配になってしまいますよね。

様々な方法を試してもうまくいかない場合は、一人で抱え込まずに小児科へ相談してみてください。

「病院」というと、大げさに感じてしまうかもしれませんが、たとえ赤ちゃんの体調に異常がなかったとしても様々なアドバイスをくれますよ。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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