生後1ヶ月の赤ちゃんの言葉がけ
新生児の時期を過ぎて、ますますお世話が大変になっている頃かもしれませんね。
ですがその分、可愛さや愛情も増しているのではないでしょうか。
さて、今は泣くことしかできない赤ちゃんも、早ければ生後9ヶ月頃からおしゃべりを始めます。
どんな風におしゃべりを始めるのか、今からとても楽しみになりますね。
実は、赤ちゃんはおしゃべりができない今の時期でも、しっかりとママのお話を聞いています。
今回は生後1ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達や、言葉がけについて解説していきます。
生後1ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達
まず、生後1ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達についてみていきましょう。
【言葉の発達の段階】
赤ちゃんがおしゃべりを始めるのはまだ少し先ですが、生後1ヶ月の今も成長段階にあります。
赤ちゃんの言葉の発達としては、
①言葉を聞く
②言葉に反応して声を発する
③言葉が分かるようになる
④言葉を話す
という順番で習得していきます。
今は①の言葉を聞く、という段階になりますね。
また、生まれてから数ヶ月の間は特に、能力を獲得するために感受性が高まっている時期でもあります。
そのため、成長に合わせたより良い刺激を与えることで、赤ちゃんの脳はグンと発達していくことでしょう。
【クーイングが始まる赤ちゃんも】
赤ちゃんによっては、生後1ヶ月からクーイングが始まる場合も。
クーイングとは「あー」「うー」などの単音を伸ばした発声のこと。
何か意味のある言葉を発しているわけではないですが、まるでおしゃべりしているように聞こえるので、ママもきっと嬉しく感じることでしょう。
このクーイングは発声の第一段階と言われていますが、必ずしも全ての赤ちゃんに見られるわけではないようです。
時期にも個人差があるため、もしクーイングが始まらなくても心配する必要はありません。
生後1ヶ月の赤ちゃんにも言葉がけは必要?
生後1ヶ月の赤ちゃんはまだ言葉を発することはできません。
そのような時期でも、赤ちゃんへの言葉がけは必要なのでしょうか。
【言葉がけの必要性】
赤ちゃんへの言葉がけは脳の発達を促し、情緒の安定につながると言われています。
先述したように、生まれて数ヶ月間は特に感受性が高まっているため、この時期への言葉がけは赤ちゃんにとって良い刺激になるでしょう。
赤ちゃんの言葉の発達の入り口として、まずは「言葉を聞く」ことが大切です。
ぜひ今のうちから、赤ちゃんへの言葉がけを意識してみましょう。
【言葉がけの方法】
言葉がけは赤ちゃんの成長にとって大切ですが、あまり難しく考える必要もありません。
言葉がけのイメージとしては、赤ちゃんに一方的に話しかけるというよりも、赤ちゃんが出したサインに対して受け答えをする方が良いでしょう。
今の時期だと、眠たい・お腹が空いた・不快など、泣くことでサインを出してくれています。
そのサインに対して「眠たいかな?」「お腹がすいたね」など、思ったことを伝えるようにしてみましょう。
生後1ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例
赤ちゃんへどんな言葉がけをしたら良いのか分からない、という方もいるのではないでしょうか。
生後1ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例をご紹介いたします。
【お腹いっぱいになったね】
授乳後に赤ちゃんが満足そうな顔をしていたら、「お腹いっぱいになったね」「いっぱい飲んだね」など、赤ちゃんの状況を教えてあげましょう。
そのようなママの言葉がけを聞いて、赤ちゃんも「お腹いっぱい」になった状態が分かるようになるかもしれません。
【眠たくなったね】
赤ちゃんは眠たくなったら、ぐずったり泣いたりして教えてくれます。
無言で寝かしつけようとするよりも、「眠かったね」「もう寝る?」などのママの言葉がけがある方が心地よく眠りに入れることでしょう。
【「おはよう」などの挨拶】
赤ちゃんは生後3〜4ヶ月くらいから、昼夜の区別がつくようになると言われています。
今の段階から、赤ちゃんに「おはよう」「おやすみ」などの言葉がけはまだ早いかもしれませんが、続けていくと少しずつ理解していくことでしょう。
赤ちゃんに言葉がけする際の注意点
最後に、赤ちゃんに言葉がけする際の注意点について、解説いたします。
【目を合わせて優しい口調で】
優しい言葉がけをすると、赤ちゃんも安心した気持ちになることでしょう。
また、目を合わせることでよりコミュニケーションが深まります。
【余裕がない時は無理をしない】
言葉がけは大切と分かっていても、普段の赤ちゃんのお世話できっと大変な思いをしている方もいることでしょう。
イライラしていたり余裕がなかったりすると、赤ちゃんへの言葉がけもつい、強い口調になってしまうかも。
言葉がけは赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむのを目的にして、無理をせず取り入れていくようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんとのおしゃべりが今から待ち遠しいですよね。
どんな風にどんな言葉で話してくれるのか、想像するだけでも楽しいことでしょう。
意味のある言葉を発するようになるのはまだ先なので、まず今の段階では、「言葉を聞く」ことを大切にしてあげましょう。
一方的ではなく赤ちゃんからのサインに応えるようにして、やりとりを楽しんでくださいね。