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生後2ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ
一般的に、生後3ヶ月くらいからクーイングと呼ばれる単音を伸ばした言語を発声するようになり、ちゃんとした言葉を話すようになるのは1歳前後くらいです。
将来、わが子がどんな風におしゃべりするようになるのか待ち遠しくなりますね。
生後2ヶ月の赤ちゃんは、まだおしゃべりをすることができませんが、それでも赤ちゃんの言葉は発達しているのでしょうか。
今回は生後2ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達や、赤ちゃんへの言葉がけについて解説していきます。
生後2ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達
まず、生後2ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達についてみていきましょう。
【言葉の発達の段階】
赤ちゃんが言葉を習得するまで、このような順番で発達していくと言われています。
①言葉を聞く
②言葉に反応して声を発する
③言葉が分かるようになる
④言葉を話す
それぞれの発達が始まる時期は赤ちゃんによって個人差がありますが、生後2ヶ月だと①の「言葉を聞く」という段階だと言えるでしょう。
寝っ転がっている時間の長い赤ちゃんも、実は色々な音や声をしっかり聞いているのです。
【クーイングが始まる赤ちゃんも】
早い赤ちゃんで、生後1〜2ヶ月からクーイングが始まる場合も。
クーイングとは泣き声とは違った声で、「あー」「うー」など単音を伸ばした発声のこと。
言葉の意味はないですが、クーイングが聞こえたら、赤ちゃんが発声の練習をしているんだなと気にかけてあげましょう。
生後2ヶ月の赤ちゃんにも言葉がけは必要?
先述したように生後2ヶ月の赤ちゃんは言葉の習得の発達で、「言葉を聞く」という段階です。
この時期にたくさんの言葉を聞くことで、これからの発達の土台づくりをしていることになるでしょう。
また、生まれて数ヶ月は特に赤ちゃんの感受性が高まっているため、この時期の言葉がけは赤ちゃんにとって良い刺激になります。今のうちから、赤ちゃんへの言葉がけを意識してみましょう。
生後2ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけの方法
「言葉がけ」と聞くと、どんな言葉を話しかけたら良いのか身構えてしまう方もいるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。
親が一方的に赤ちゃんに話しかけるというよりも、赤ちゃんが出してくれたサインに対して受け答えをするのが良いでしょう。
この時期の赤ちゃんは泣くことで、どうして欲しいのかサインを出してくれます。
そのサインがみられたら「お腹すいたかな?」「眠たいかな?」など、無言ではなく何かしら声に出して返事をしてあげるのが良いでしょう。
また日中の機嫌が良い時間に、絵本の読み聞かせを取り入れてみるのもいいですよ。
生後2ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例
赤ちゃんにどんな言葉がけをしたら良いのか分からない、という方もいるかもしれません。
生後2ヶ月の赤ちゃんへの言葉がけ例をご紹介いたします。
【楽しいね】
赤ちゃんがご機嫌なときに、クーイングをすることもあるでしょう。
そんな時はぜひ「楽しいね」「嬉しいね」など言葉がけをして、「ちゃんと聞こえてるよ」という意思表示をしてあげると良いでしょう。
「うー」「あー」など、クーイングの発声を真似してみるのも楽しいですね。
【これ、何かな?】
生後2ヶ月から追視といって、動くものを目で追えるようになります。
おもちゃなどを赤ちゃんの顔に近づけて、「これ、何かな?」と言いながら左右にゆっくり動かしてみましょう。
動くおもちゃに赤ちゃんは興味津々。
言葉がけにも良いですし、視力の発達にもつながるでしょう。
【良いお天気だね】
まだ昼夜の区別がついていないですが、そろそろ意識させるのも良いかもしれません。
朝に赤ちゃんが起きたらカーテンを開けて、「良いお天気だね」「今日は雨だね」のような言葉がけをしてみましょう。
また、赤ちゃんとお出かけをする際にもお天気についてお話ししてみるのも良いですね。
赤ちゃんに言葉がけする際の注意点
赤ちゃんに言葉がけする際の注意点について解説いたします。
【一方的なやりとりにならないように】
赤ちゃんから言葉を発するのはまだ早いので、言葉がけに慣れないうちは、つい一方的なやりとりになってしまうかもしれません。
親がずっと話しかけるというよりは、赤ちゃんからのサインに応えると無理なく取り入れやすいでしょう。
【優しくゆっくりと】
せっかく言葉がけをしていても、早口だと何を言っているのか分かりにくいかもしれません。
赤ちゃんに話しかける際はできるだけ優しく、ゆっくりを心がけましょう。
また、赤ちゃんと目を合わせるとさらにコミュニケーションが深まりますよ。
まとめ
おしゃべりができるようになるのはまだ先ですが、今も赤ちゃんはママに色々なサインを送ってくれています。
会話としては成り立たないけど、ぜひそのサインを見逃さずできるだけ受け答えしてあげるようにしましょう。
反応があると嬉しくて、さらにたくさんサインを出したりしてくれるかもしれません。
言葉がけの例を参考にして、今しかできないコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょう。