生後2ヶ月に発生する赤ちゃんの事故

生後2ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故

成長がめまぐるしい生後2ヶ月の赤ちゃん。

手足が動かせるようになり、少しずつ生活のリズムも整ってきている時期ですが、1日の大半は大人の抱っこやお布団の上で過ごしています。

この時期、赤ちゃんの身に起こりうる事故とは、どんなことがあるのでしょうか。

しっかり予防して、赤ちゃんの健やかな成長を見守っていきましょう。

 

生後2ヶ月の赤ちゃんの窒息事故

赤ちゃんの事故の中でも特に気を付けたいのが窒息事故です。

 

【布団による窒息】

赤ちゃんの周りにタオルを置いておくと、いつの間にか顔にかかっていることがあります。

窒息事故に繋がってしまうので、赤ちゃんの布団の周りにはタオルを置かないように、掛け布団は赤ちゃんが眠っている時や寝かしつけ時にママの目が届く時にのみ使用してください。

 

赤ちゃんの敷き布団ですが、ふかふかと柔らかいものを使っていると、赤ちゃんが身をよじった時に顔が埋まってしまい、窒息に繋がるケースもあります。

布団は固めのものを選んであげましょう。

 

この時期の赤ちゃんには、枕を使う必要はありません。

幼児用の中綿枕は頭が埋まってしまって窒息の危険性があるため、使用は控えましょう。

 

【大人との添い寝】

赤ちゃんと添い寝をしたり、添い乳で寝かしつけをしているというママは、寝返りで赤ちゃんを押しつぶさないようにしなければなりません。

 

大人と同じ掛け布団を使っていると、赤ちゃんの顔にかかってしまって苦しくなってしまう危険性もあります。

大人と赤ちゃんの布団は別々にするのが望ましいですが、スペースの関係などで止む負えず同じ布団を使う場合もあるでしょう。

 

その場合は、大人が寝返りで赤ちゃんを押しつぶさないよう、サイドにフレームがあるベッドインベッドを取り入れ、赤ちゃんには乳児用の小さくて軽い掛け布団を使用するなどの工夫をしましょう。

 

【ミルクの吐き戻し】

授乳後のミルクの吐き戻しは少しずつ落ち着いてくる時期ですが、ゲップはしっかり出すようにしてあげてください。

吐き戻しが口からうまく出せずまた飲み込んでしまうと、赤ちゃんの器官に入ってしまい、窒息に繋がる危険性があるためです。

 

【誤飲による窒息】

トイレットペーパーの芯を通るくらいの大きさのものは誤飲の危険性があります。

赤ちゃんの手に触れると口に運んでしまい、誤飲に繋がります。赤ちゃんの周りには誤飲しそうなものは置かないようにしましょう。

 

生後2ヶ月の赤ちゃんの転落事故

生後2ヶ月の赤ちゃんは少しずつ活発に動くようになってきています。

転落事故にも十分に気を付けていきましょう。

 

【ベビーベッドなどからの転落】

ベビーベッドの柵はたとえ短時間でも、しっかり上げていますか?

寝返りがまだでも、赤ちゃんは身をよじったりして思わぬ動きを見せることがあります。

柵が下がったままだと転落事故につながる危険性があるため、大人が離れる時は必ず上げるようにしましょう。

 

ハイローチェアやバウンサーなどでご機嫌に過ごしている赤ちゃんもいることでしょう。

ベルトをしっかり閉めておかないと、赤ちゃんがずり落ちて、転落に繋がる危険性があるため、注意してください。

 

【抱っこからの転落】

赤ちゃんのお世話やあやすために、赤ちゃんを抱っこしてあげるかと思いますが、赤ちゃんは生まれたころに比べても、どんどん重くなってきていますよね。

うっかり手を滑らせ落としてしまうという事故は、実際に起こりうることです。

首据わりもまだの時期ですし、抱っこには十分気を付けてあげたいですね。

 

【抱っこ紐からの転落】

お出かけの際には抱っこ紐を使っているというママもいるかと思います。

ベルトがゆるいと、ママがかがんだ時に抱っこ紐の上の方から赤ちゃんが抜け落ちてしまうという転落事故も発生していますので、抱っこ紐のベルトは赤ちゃんに合わせて適切に調節してあげてください。

 

適切な抱っこ位置よりだいぶ低い位置で抱っこしているかたがよくいらっしゃいます。抱っこ紐で抱っこした時赤ちゃんのおでこにキスできるくらいの高さ、と言うのがよくある高さの目安です。

 

なお、首が支えられないおんぶ紐では、赤ちゃんの首が座る前に使うのは危険です。

おんぶ紐は生後3~4ヶ月以降、首がしっかり座ってから使うようにしてください。

 

生後2ヶ月の赤ちゃんの水の事故

大人と同じお風呂を使っている赤ちゃんですが、水の事故にも注意しなければなりません。

 

【湯船に注意】

お風呂は滑りやすくなっていますから、うっかり湯船に落とさないよう注意が必要です。

すぐに抱き上げても、赤ちゃんは水を飲んで溺れてしまう危険性があることを覚えておきましょう。

 

【お湯の温度に注意】

湯船は大人の温度に合わせたくなりますが、赤ちゃんにとっての適温は38度~40度ほどです。

熱すぎるとのぼせてしまったり、脱水症状になる危険性もあるため、温度計を使って湯船の温度を調節し、赤ちゃんに適した温度で手短に済ませるようにしてください。

湯船につかる時は、赤ちゃんを風呂釜の部分に知被けないよう注意。火傷に繋がる危険性があります。

 

また、シャワーの温度も熱すぎると赤ちゃんが火傷をしてしまう危険性があります。

必ず大人が触って確かめ、熱すぎない温度で体を洗ってあげましょう。

 

まとめ

赤ちゃんはこれからも、目まぐるしい成長を見せてくれます。

身近に起こりうる事故はどんどん増えていきますので、赤ちゃんが安全に過ごせるよう気を付けていきましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

この記事もおすすめ

int(14)

【生後2ヶ月】ママがもらって嬉しいもの

生後2ヶ月のママがもらって嬉しいものって? 生後2ヶ月になると授乳や睡眠の間隔...

生後2ヶ月の赤ちゃんのお世話

生後2ヶ月の赤ちゃんのお世話ポイント 生後2ヶ月の赤ちゃんは、少しずつ昼夜の区...

生後2ヶ月の赤ちゃんの幼児教育

生後2ヶ月の赤ちゃんの発達と接し方 生後2ヶ月の赤ちゃんは、首はまだ座っていま...

【生後2ヶ月】1日のスケジュール

生後2ヶ月の赤ちゃんの1日 生後2ヶ月の赤ちゃんは、だんだんと昼夜の区別がつい...

生後2ヶ月の赤ちゃんへのおもちゃ選び

生後2ヶ月の赤ちゃんとおもちゃ 情緒面での発達が大きく見られる生後2ヶ月の赤ち...

生後2ヶ月の赤ちゃんへのプレゼント

2ヶ月の赤ちゃんへプレゼントを贈ろう 赤ちゃんが生後2ヶ月を迎えると、だんだん...

睡眠時間と生活リズム(月齢2~3ヶ月)

月齢が進むと睡眠時間も変わる 2~3ヶ月になると、ママは赤ちゃんのお世話に慣れ...

【生後2ヶ月】ママがワンオペ育児を乗り切るコツ

生後2ヶ月!ワンオペ育児ママの過ごし方 赤ちゃんが生後2ヶ月を迎える頃には、少...

生後2ヶ月の赤ちゃんの体の成長

身長・体重 生後2ヶ月の男の子の身長は54.5〜63.2cm、女の子は53.3...

生後2ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ

生後2ヶ月の赤ちゃんのおもちゃ選び まだ寝て過ごす時間が長い生後2ヶ月の赤ちゃ...

予防接種を受けた後の対処法

予防接種後の過ごし方 予防接種後の過ごし方は、基本的には医師の指導に従います。...

生後2ヶ月の赤ちゃんの服選び

生後2ヶ月の赤ちゃんの服選び 生後2ヶ月の赤ちゃんは、表情も豊かになりだんだん...

【生後2ヶ月】赤ちゃんの夜泣き

生後2ヶ月の赤ちゃんの夜泣き 赤ちゃんが生後2ヶ月になると、だんだんと昼夜の区...

生後2ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本

生後2ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本

生後2ヶ月の赤ちゃんの絵本選びは? 生後2ヶ月の赤ちゃんは、まだ首がしっかりと...

生後2ヶ月の赤ちゃんの生活

授乳量と授乳回数 授乳は、1日1~3時間おきに、7~8回が目安です。1日25g...

生後2ヶ月の赤ちゃんの注意すること

家の中での事故 生後2ヶ月の赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごします。 新生児...

2ヶ月の赤ちゃんのママの過ごし方

【生後2ヶ月】赤ちゃんとママの過ごし方

生後2ヶ月の赤ちゃんの過ごし方 赤ちゃんが生まれて2ヶ月。 初めての育児や赤...

生後2ヶ月の赤ちゃんはこれを知っておこう!

生後2ヶ月の赤ちゃんの体の発達 【生後2ヶ月の平均身長】 男の子:54.5~...

赤ちゃんの予防接種

予防接種が必要な理由 赤ちゃんは、ママからもらった免疫によって多くの細菌やウイ...

生後2ヶ月のママが抱える授乳の悩み

生後2ヶ月のママが抱える授乳の悩み 赤ちゃんが生後2ヶ月になると、授乳をはじめ...

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php