生後2ヶ月の赤ちゃんとおもちゃ
情緒面での発達が大きく見られる生後2ヶ月の赤ちゃん。
ママの顔が見えると微笑んだり、あやすと笑うようになる子もいるため、今まで以上に赤ちゃんとのコミュニケーションが楽しくなってきますね。
そんな生後2ヶ月の赤ちゃんと、おもちゃを使って遊んでみてはどうでしょうか。
今回は、生後2ヶ月の赤ちゃんへのおもちゃ選びのポイントと、おすすめのおもちゃをまとめました。
【生後2ヶ月】おもちゃ選びのポイント
まずは生後2ヶ月の赤ちゃんに与えるおもちゃ選びのポイントから見ていきましょう。
【ポイント①目で追うことを意識したおもちゃを選ぶ】
生後2ヶ月の赤ちゃんの視力は、生後間もないころと比べると大きく発達しています。
数値としては0.02~0.03と低めですが、刺激を与えることでどんどんと発達していくので、ぜひたくさんの刺激を与えてあげるようにしましょう。
生後1ヶ月後半頃から始まる「追視」も、生後2ヶ月を終える頃にはスムーズにできる子が増えてきますよ。
初めの頃は左右のみだった追視も、上下などの動きにも対応してくるのがこの時期です。
目で追うことを意識したおもちゃを選ぶと、赤ちゃんの追視のトレーニングなりますよ。
【ポイント②しっかりとした色味のおもちゃを選ぶ】
生後2ヶ月の赤ちゃんは、新生児期に比べて識別できる色も増えてきています。
しかし、まだしっかりとした色しか識別することができません。
生後2ヶ月頃では、黒・白・グレー・赤・緑・黄色・青などの色が分かっていると言われています。
カラフルな原色を用いたおもちゃは、近年流行のシンプルなインテリアにはマッチしないかもしれません。
しかし、赤ちゃんにとって、様々な色を見ることは色彩感覚の向上にも役立ちます。
インテリアにこだわりのあるママにとっては少し残念かもしれませんが、赤ちゃんのためだと割り切っておもちゃには分かりやすいはっきりとした色のものを選ぶようにしましょう。
【ポイント③情緒面での発達を促すおもちゃを選ぶ】
生後2ヶ月頃から、あやすと笑うようになる赤ちゃんが増えてきます。
このように「楽しい」「嬉しい」「面白い」といった感情を持って笑うことを「社会的微笑」と言います。
社会的微笑は、新生児期から生後1ヶ月くらいまでに見られた「新生児微笑」とは異なり、赤ちゃんの周りの刺激に対して起こる笑顔です。
そのため、この頃から赤ちゃんの情緒はとても発達してきているといえます。
赤ちゃんが笑ってくれると、やはりママとしては嬉しいものですよね。
赤ちゃんの興味を引くようなおもちゃを用いて、赤ちゃんの笑顔をどんどんと引き出してあげましょう。
赤ちゃんが興味を持ちやすいおもちゃとしては
・赤ちゃんがしっかりと目で確認できるおもちゃ
・音が出るおもちゃ
などがあります。
【生後2ヶ月】おすすめのおもちゃ
具体的にどんなおもちゃを選べばいいのか?生後2ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃをご紹介します。
【おすすめのおもちゃ①モビール】
モビールとは、天井から吊るす天秤のような飾りのことです。
ベッドメリーと異なるのは、電源を必要としないこと。
風や空気の流れによってモチーフがゆらゆらと優しく揺れるので、赤ちゃんも興味を示してくれることでしょう。
季節ごとに、モビールを模様替えするとママの気分もリフレッシュできるかもしれませんね。
寝転がっている赤ちゃんにとって、1番目にする機会が多いのが天井。
ぜひモビールを吊るして、赤ちゃんに喜んでもらいましょう。
【おすすめおもちゃ②ラトル】
新生児期から大人気のラトルは、生後2ヶ月の赤ちゃんのおもちゃとしても人気です。
昔ながらの「コロンコロン」といった優しい音色のものは、赤ちゃんの注意をひきやすく、また落ち着く音でもあるのでおすすめですよ。
ラトルに動物のイラストなどが描いてあるものを選べば、「うさぎさんがあっちへ行くよ」などと声を掛けながら追視のトレーニングもできます。
【おすすめおもちゃ➂パペット】
ぬいぐるみのパペットは、赤ちゃんに大人気のおもちゃです。
ママの手にかぶせて、いないいないばあをしたり、パペットをかぶせた状態でラトルを鳴らしてあげたり、遊び方はたくさんあります。
特に、赤ちゃんと何をして遊んでいいか分からなかったり、つい無言になってしまうというママにはとてもおすすめ。
まだ反応のない赤ちゃんに話しかけるはちょっぴり気恥ずかしいというママでも、少し声色を変えて「ぬいぐるみがおしゃべりしている」ようにすれば、赤ちゃんにどんどん話しかけてあげられるかもしれませんね。
ただし、まだ生後2ヶ月頃の赤ちゃんは、パペットを持って話しかけてもママが思うほど反応してくれないことも。
社会的微笑が出てくるとは言っても、キャッキャッと声に出して笑うほどではありません。
あまりパペットを出しても反応してくれない時は、もっと笑顔で反応してくれる生後4ヶ月頃にまた遊んであげてもいいかもしれません。
まとめ
今までぼんやりとしているように感じた赤ちゃんが、嬉しそうに笑うようになるとママもとても嬉しいですよね。
今までは、まだ遊ばないからとしっかりとしたおもちゃを用意していなかったママも、きっと何か赤ちゃんに与えたくなるはず。
ぜひお気に入りのおもちゃを見つけて、赤ちゃんにたくさん笑ってもらいましょう。
赤ちゃんの笑顔は、ママと赤ちゃんの関わりに比例しています。赤ちゃんの目をよく見て、笑顔で楽しく遊んでくださいね。