【生後3ヶ月】働くママの悩み

【生後3ヶ月】働くママの悩みとは?

赤ちゃんが生後3ヶ月を迎えると、早期復帰を目指しているママは復帰に向けてスケジュール調整をしているかもしれませんね。

保育園入園もスムーズに決まりほっとする反面、仕事復帰や保育園入園となると新たな悩みが出てくるようです。

その1つが予防接種について。

 

予防接種には多くの種類があり、受ける間隔などにも決まりがあるためとても複雑。

スケジュールの立て方もよく分からず、悩むママは多いようです。

赤ちゃんを保育園に預ける場合、任意の予防接種も含め受けておいた方が良いのでしょうか。

今回は、生後3ヶ月の赤ちゃんを育てる働くママ達の予防接種についての悩みをご紹介します。

 

【生後3ヶ月】予防接種は受けるべき?

多くのママが、自治体からお知らせが届いてから予防接種について考え始めるのではないでしょうか。

予防接種が始まるのは生後2ヶ月から。

お知らせは見たものの、まだ受けずに生後3ヶ月を迎えた赤ちゃんもいますよね。

保育園に預けることが決まったら、予防接種は任意のものも含め、できるだけ受けておいた方が良いでしょう。

その理由を2つご紹介します。

 

【赤ちゃんやお友達を感染症から守るため】

予防接種をきちんと受けることで赤ちゃん自身を感染症から守り、さらに周りの子ども達も守ることができます。

保育園は集団生活の場です。

小さな子ども達がたくさんおり、そのほとんどがさまざまな病気に対する抵抗力を持っていません。

赤ちゃんや子ども達はうがい・手洗いなどの感染対策もまだ十分できず、病気にかかりやすい状態です。

そのためいったん感染力の強い病気が発生すると、あっという間に広まってしまいます。

 

厚生労働省のガイドラインでも、保育園に通う子ども達の感染症対策の1つとして予防接種を受けること、そしてそれを保護者へも周知することを推奨しています。(※)

「予防接種をすれば病気にかからない」というわけではありませんが、感染しても発症や重症化をある程度防げるため、感染拡大も少しは抑えられるでしょう。

 

また感染症にかかってしまうと、保育園を何日も休まなければいけません。

子どものこととはいえ、仕事復帰をすると休みづらい時もありますよね。

予防接種を受けて感染症を予防することは、赤ちゃんだけでなく働くママにとってもメリットがあるのです。

 

また予防接種には任意のものもあり、受けないという選択をするママもいます。

しかしこれらも赤ちゃんを守るための大切なワクチン。

こだわりがないのであれば、一緒に受けたほうが良いでしょう。

 

※厚生労働省HP「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」参照

 

【仕事復帰するとなかなかスケジュール通り接種できない】

赤ちゃんが1歳までに接種する主なワクチンは6~7種類あり、数回接種が必要なワクチンも合わせると接種回数は15回以上になるそうです。

さらに何回か接種が必要なワクチンの中には4週間あけなければならないものもあり、全て接種し終えるには時間がかかります。

 

仕事復帰をすると、赤ちゃんが風邪を引いたりママが忙しかったりしてなかなかスケジュール通り接種できないこともあるでしょう。

病院によっては事情があってキャンセルをすると再度予約が必要な場合もあり、1度スケジュールがずれると大変です。

今後の予防接種をスムーズに進めるためにも、接種可能な時期がきたらできるだけすぐに受けましょう。

 

赤ちゃんの定期予防接種と任意接種の違い

 

【生後3ヶ月】上手なスケジュールの立て方は?

ここからは生後3ヶ月から接種を開始する場合の、おすすめスケジュールをご紹介します。

 

予防接種は、接種開始になる生後2ヶ月から開始するのが理想。

しかし自治体からの予防接種のお知らせが遅れたり、考えているうちに生後3ヶ月になってしまったという場合もあるかもしれません。

生後3ヶ月から開始でも遅くはないため、すぐにかかりつけの小児科に問い合わせ、入園までにスムーズに摂取できるよう準備をしましょう。

生後3ヶ月を過ぎていても、同時接種を行い上手にスケジュールを立てれば、十分間に合いますよ。

 

・B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合(DPT-IPV)の注射4本と、ロタウイルスの飲むワクチンを同時接種

・その4週間後にも同じ内容を同時接種

・さらに4週後にはヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合(DPT-IPV)ワクチンを同時接種

 

BCGワクチンが集団接種の地域でも、BCGワクチンと不活化ワクチンの接種間隔に制限はありません。

そのため標準的な接種時期である、生後5~7か月で受けるようにしましょう。

個別接種ならほかのワクチンと同時接種もできます。

 

同時接種が続いて少しかわいそうな気もしますが、必要な免疫をできるだけ早くつけ、感染症から赤ちゃんを守るには有効な方法です。

また、これから忙しくなるママの通院回数を減らすことにもなりますよ。

 

まとめ

生後3ヶ月の赤ちゃんを育てる働くママの、予防接種に関する悩みをご紹介しました。

今までのんびり考えていたことも、保育園が決まると急に気になってきますよね。

予防接種は有効な感染症対策です。

赤ちゃんを守るために、任意接種も含め受けることをおすすめします。

 

予防接種を効率よくこなすためには、しっかりとスケジュールを組んで計画的に接種することが大切です。

免疫をつけることで強くなり、元気に保育園へ通ってくれたらママも嬉しいですね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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