3ヶ月の赤ちゃんを育てるママの悩み
赤ちゃんの顔にも表情が出始め、かわいらしさも出てくる生後3ヶ月頃。育児にも少しずつ慣れてきた頃ではありますが、ママ自身の体の悩みや、赤ちゃんの成長に対する悩みなど、まださまざま悩むこともあるでしょう。
産後3ヶ月のママがどんなことで悩みやすいのかをまとめました。
産後3ヶ月ママの体の悩み
体の状態もほぼ元に戻りつつある産後3ヶ月の時期。そんな産後3ヶ月のママにはどんな体の悩みが出てくるでしょうか。
【月経が再開しないけれど大丈夫?】
産後3ヶ月頃になるとちらほらと月経が再開する人も出始め、再開時期について悩む人も多いようです。しかし、月経の再開時期は個人差が大きいもの。一般的に完ミで育てているママより、母乳で育てているママは再開は遅いとも言われていますが、時期も本当にそれぞれ。
産後1年以上経ってから再開をする方もいますので、あまり心配しすぎないようにしましょう。また、月経が再開していなくても、排卵をしている可能性はあります。妊娠を希望していない場合は避妊をしておきましょう。
【体型が戻らない】
産後3ヶ月経ってもなかなか体型が戻らないと悩むママも少なくないようです。体型の戻りにも、痩せやすい太りやすいが妊娠前からあったように、個人差はもちろんあります。
子宮や骨盤、内臓の位置はほぼ元に戻っている状態なので、体のラインが気になる方は産後体操を積極的に始めていくといいでしょう。腹筋やスクワットなどの筋力トレーニングも、徐々にスタートしても大丈夫な時期です。
育児や家事で忙しく、なかなか時間が取れないこともあるかもしれませんが、隙間時間で少しずつでも始めると、シェイプアップしやすい時期でもあるので頑張ってみてくださいね。
産後3ヶ月ママの育児の悩み
だんだん首が据わってきて、抱っこも少し楽になってくる頃ですが、それでも次々に出てくる育児の悩み。生後3ヶ月の赤ちゃんを育てる中で、どのような悩みを抱きやすいでしょうか。
【睡眠不足】
生後3ヶ月頃になると昼夜の区別がつき始める赤ちゃんも多く、生活リズムは整ってはくるものの、まだまだ個人差も大きい時期。寝かしつけに時間がかかる、夜間の授乳が頻繁で睡眠不足が解消されないままの方もいるでしょう。
赤ちゃんの睡眠リズムを整えるためには、ねんねトレーニングを取り入れるのがおすすめです。
≪ねんねトレーニングとは≫
・静かな部屋で寝かせる
・昼寝をするときでもうす暗い部屋で寝かせる
・朝は決まった時間に起こし、朝日を浴びさせる
・寝かしつけはママの負担にならない方法に変える
毎日規則正しく過ごすのは難しいかもしれませんが、少しずつでも規則的なリズムでの生活を実践していくことで、赤ちゃんの体内時計が整います。寝かしつけは赤ちゃんの体重もどんどん重たくなってくるので、抱っこ以外で寝られるようにしていきましょう。
布団に寝かせてトントンとしてあげたり、歌を歌ってあげたりと、いろいろな方法を試してみましょう。
【発育が心配】
3ヶ月~4ヶ月健診を迎える頃なので、順調に赤ちゃんが成長しているか気になるところですよね。発育は個人差が大きいですし、早いといい、遅いとダメということはありませんが、成長で心配なことがあれば健診の場で相談するといいでしょう。
健診ではさまざまな検査で赤ちゃんの疾患や障害の早期発見をすることだけでなく、ママの育児の不安解消も健診の大きな目的です。気構えすぎず、育児の小さな悩みや家庭の悩みも、気軽に話してみるといいですよ。
産後3ヶ月ママの心の悩み
赤ちゃんはかわいくても、お世話に追われて自分の時間がないと、ストレスはどうしても溜まってしまいます。そんな中、パパの協力が得られないと、「なんで私ばかりお世話をしなければいけないの?」という気持ちも出てくることがあります。
そんな心のストレスにはどのように対処するといいでしょうか。
【産後クライシス】
産後クライシスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。産後2~3年の間に起こることが多いと言われる、夫婦の危機のことで、出産を機に急に夫婦仲が冷え切ることを指します。
産前は夫婦の時間が多くとれている家庭も、産後は赤ちゃん中心の生活になり、夫婦の時間が減ることがほとんど。そんな中、2人で協力しながら、赤ちゃんとの生活を楽しめていればいいのですが、どちらかに育児や家事の負担がかかりすぎている、お互いを思いやる時間が減ると、夫婦間で気持ちのすれ違いが起こりやすいです。
赤ちゃん中心の生活になるのは仕方ありませんが、時には夫婦でお互いがお互いにどうしてほしいかを、はっきり言葉で伝え合う時間を作りましょう。環境が許してくれるのであれば、赤ちゃんをおじいちゃんやおばあちゃん、託児所に預けるなどし、夫婦2人だけで出かける時間を作ってみるのもいいですね。
まとめ
赤ちゃんと過ごす毎日の中で、さまざまな悩みはあるでしょう。しかし、今しかない赤ちゃん期。ママだけががんばるのではなく、周りの協力も得ながら、赤ちゃんと過ごせる時間を大切にしていきたいですね。