睡眠時間と生活リズム(月齢6ヶ月~1歳)

月齢が進むと睡眠時間はどうなる?

はいはいしたりおすわりができるようになる6ヶ月~1歳の赤ちゃん。

保育園の0歳児クラスに通い始める赤ちゃんもいるかもしれませんね。

 

この月齢の赤ちゃんの睡眠時間と生活リズムにはどのような特徴があるのか、見てみましょう。

 

6ヶ月~1歳の赤ちゃんの睡眠時間は

この時期の赤ちゃんの1日の睡眠時間はトータルで11~13時間くらい。

1~3回のお昼寝と夜まとまった睡眠というパターンができあがっている赤ちゃんもいるかもしれません。

体内時計の作用で生活リズムが整ってきているのですね。

 

また、はいはいやたっちが出来るようになる赤ちゃんもいて、日中の運動量も増えてくる頃です。

しっかり遊んで適度な疲れが夜の熟睡につながっているのかもしれませんね。

 

夜泣きが始まる赤ちゃんも

黄昏泣きが治まったと思ったら、次は夜泣きに悩まされることがあるかもしれません。

夜泣きの原因もはっきりわかっていないことが多く、赤ちゃんによってその理由もさまざまです。

原因としては、

 

・はいはいなど行動範囲が広がることによる刺激を夢に見る

・脳の発達により「夜は暗い=怖い」という感情が出てくるようになる

・乳歯が生え始めて違和感がある

・五感の感覚が発達したため、室内の温度や湿度、音や明るさに敏感になった

 

などが考えられています。

室内温度や明るさなどの外的要因はできるだけ解消してあげるようにしましょう。

 

【すぐにあやしたほうが良い?】

夜中に大声で泣かれるとママも困ってしまいますよね。落ち着かせるためにすぐに抱っこしたりあやしたりすることもあると思います。

 

しかし、一説によると「眠れない時は、泣けばママがあやしてくれる」と赤ちゃんに覚えさせてしまうことになり、夜泣きがなかなか治らなくなることもあるそうです。

赤ちゃんにとって「夜中に泣く=ママにかまってもらえる」というルーティーンができてしまわないように、泣いても少し様子見してみるのも大切なことかもしれません。

夜泣きは1歳を過ぎる頃に治まることが多いようです。

 

6ヶ月~1歳の赤ちゃんの生活リズムは

おうちでママと過ごす赤ちゃんも、そろそろ生活リズムを整える時期ですね。

保育園の0歳児クラスでは、

 

・遊びの時間

・散歩や外気浴の時間

・離乳食やおやつの時間

・午前と午後のお昼寝の時間

 

が決まっています。

さらに入浴の時間、就寝時間を決めて、おうちでも同様の生活リズムを身に付けるようにしましょう。

 

体力もついてきているので、お昼寝の時間をママがコントロールしても大丈夫です。

眠そうにしていてもお昼寝の時間が来るまでは眠らせない、ということではなく、よく眠っていてもお昼寝の終了時間にはきっちり起こすようにしましょう

 

生活リズムを整えるポイント

6ヶ月~1歳の赤ちゃんの生活リズムを整えるにはどのようなポイントがあるのでしょうか。

 

【離乳食の時間を決める】

この時期になると、離乳食を「何時に食べるか」だけではなく「何分かけて食べるか」という時間も決めておくと良いでしょう

2回食、3回食と進むうちに、好き嫌いが出てきたり遊び食べがあったり、時間ばかりかかって食事が進まないことがあると思います。

ダラダラと付き合うのではなく、15分とか20分などと時間を決めて、食べ終わらなければ食事時間を終了させましょう。

 

遊び食べの場合は、食事以外のことにも興味がわいてきたという成長の過程でもあるわけですが、生活リズムを整える上ではダラダラ食べはおすすめできません。

 

【外出の機会を増やす】

周囲に対する好奇心が発達する月齢です。おうちの中だけでなく、外出していろいろな刺激を与えてあげましょう。

 

食後は眠くなってしまうことも多いので、午前のお昼寝から起きた頃など、大まかに時間を決めて赤ちゃんとお散歩や買い物を楽しみましょう。

ベビーカーでも良いですし、抱っこ紐の場合は外向き抱っこがおすすめです。

 

【昼寝の時間を決める】

午前と午後、それぞれ2時間くらいずつ昼寝をする赤ちゃんが多いようです。

午後の昼寝で遅くまで寝ていると夜眠れなくなるのは大人と同じ。

できるだけ午後3時ころには昼寝を切り上げるようにしましょう。

 

【入眠儀式を作ってみる】

昼寝と夜の就寝の際、入眠の儀式があるとスムーズですね。生活リズムも整いやすくなります。

 

ママやパパが楽に感じるだけではなく、赤ちゃん自身も落ち着いた状況で安心して眠ることができるので、睡眠の質が上がることが期待できます。

良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、心身の成長に良い影響を与えると言われています。

 

・静かに絵本を読む

・抱っこでゆらゆらする

・お腹をポンポンする

・耳や顔を優しくなでてあげる

・ベビーマッサージでほぐしてあげる

 

など、赤ちゃんが気に入ってくれそうな入眠儀式を試してみましょう。

夜泣きで起きてしまった時にも効果が期待できますし、パパやおばあちゃんに赤ちゃんのお世話をお願いする時にも役立ちそうですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

寝返りやはいはいができるようになって視界や移動範囲が広がった赤ちゃんは好奇心のかたまりです。

同時にいろんな刺激を受けやすいので興奮が続いて寝つきが悪かったり夜泣きする場合もあります。

 

「新生児の頃は夜中起きるのもしようがないと思っていたけど、1歳近くなっても夜中に起こされるなんて」

 

と思うかもしれません。

でも、新生児の頃とは違う理由で夜中に泣いてしまうのです。

夜泣きに付き合うのは大変ですが、赤ちゃんが成長している証と理解してあげましょう。

この記事を書いたライター

北村 美涼
北村 美涼

関西在住、1男1女を持つワーキングママです。 産休、育休、フレックス、時短、在宅、テレワーク、といろいろな勤務体系経験済み! ハワイとたこ焼きと太陽の塔が大好き!どれも私のパワーのみなもとです。

この記事もおすすめ

int(22)

【生後6ヶ月】おやつの悩み

【生後6ヶ月】おやつの悩み 生後6ヶ月になると、離乳食を始めて1ヶ月が経とうと...

【月齢別】離乳食期に必要なもの

月齢6~11ヶ月の時期に必要なものは? 離乳食がスタートしたことで、赤ちゃんに...

【生後6ヶ月】おうちでの過ごし方

生後6ヶ月の赤ちゃんとおうちで過ごそう 寝返りやお座りができるようになるなど、...

生後6ヶ月に発生する赤ちゃんの事故

生後6ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故 腰が座ってきて、1人でお座りができるよ...

生後6ヶ月の赤ちゃんのお世話

生後6ヶ月の赤ちゃんのお世話ポイント 生後6ヶ月の赤ちゃんは、早い子だとおすわ...

生後6ヶ月の赤ちゃんはこれを知っておこう!

生後6ヶ月の赤ちゃんの体の発達 【生後6ヶ月の平均身長】 男の子:61.9~...

【生後6ヶ月】ママがワンオペ育児を乗り切るコツ

生後6ヶ月!ワンオペ育児ママの過ごし方 ハーフバースデーを迎えた生後6ヶ月。 ...

赤ちゃんの歯固めのお手入れ方法

赤ちゃんの歯固めのお手入れ方法

赤ちゃんの歯固めの手入れ方法は? 赤ちゃんが歯が生えてくる時期のお口の中の不快...

生後6ヶ月の赤ちゃんの生活

授乳・離乳食 生後6ヶ月の赤ちゃんは、離乳食の量に関わらず1日5~6回程度の授...

6ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本

生後6ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本

生後6ヶ月の赤ちゃんの絵本選びは? 生後6ヶ月になると、朝晩の区別もしっかりつ...

粉ミルクを離乳食に積極活用

粉ミルクは離乳食作りの強い味方 赤ちゃんは生後5ヶ月頃になると、離乳食を開始し...

生後6ヶ月のママが抱える授乳の悩み

生後6ヶ月のママが抱える授乳の悩み 生後6ヶ月にもなると赤ちゃんのお世話にもす...

【生後6ヶ月】赤ちゃんの写真を撮ろう

生後6ヶ月の成長を写真に収めておこう 寝返りができるようになり、お座りの姿を見...

6ヶ月の赤ちゃんの遊び方

生後6ヶ月の赤ちゃんとの遊び方

生後6ヶ月の赤ちゃんができること 生後6ヶ月というと、ハーフバースデーのお祝い...

睡眠時間と生活リズム(月齢4~6ヶ月)

月齢が進み睡眠時間はどう変化する? 少しずつ表情も豊かになってきた4~6ヶ月の...

赤ちゃんのハーフバースデーどう祝う?

ハーフバースデーとは? 赤ちゃんのお祝い「ハーフバースデー」とは、赤ちゃんが生...

赤ちゃんのハーフバースデーは写真を撮ろう

赤ちゃんのハーフバースデーは写真を撮ろう 赤ちゃんのハーフバースデーに、自宅で...

【生後6ヶ月】赤ちゃんとのお風呂

生後6ヶ月の赤ちゃんとのお風呂 生後6ヶ月になると、赤ちゃんは寝返りをして部屋...

生後6ヶ月の赤ちゃんの体重

生後6ヶ月の赤ちゃんの体重について 生後6ヶ月の赤ちゃんは、寝返りやずりばいな...

赤ちゃんの離乳食はいつから?

赤ちゃんの離乳食はいつから?

赤ちゃんの離乳食はいつから始める? これまではミルクや母乳で成長してきた赤ちゃ...

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php