【生後9ヶ月】夜頻繫に起きる赤ちゃん
生後9ヶ月頃になると、夜泣きがひどくなったり夜頻繁に起きて泣いたりすることが多くなることがあります。ママは夜間も赤ちゃんから目が離せず、お世話が大変と感じることもあるでしょう。
ときには寝不足から、イライラするなど精神的にも参ってしまうことがあると思います。
では一体なぜ、生後9ヶ月頃になると夜、頻繁に起きるようになってしまうのでしょうか?
今回は生後9ヶ月頃から悩まされる、夜泣きや寝ぐずりなどの原因と対処法について解説します。
生後9ヶ月頃から夜頻繁に起きるのはなぜ?
なぜ生後9ヶ月頃になると、夜頻繁に起きて泣くことが増えたと感じるようになるのでしょうか?
まずはその原因からご紹介します。
【原因①日中の刺激が影響している】
生後9ヶ月頃になると、ママも赤ちゃんとの生活に慣れてきて、外出する機会が増えてきますよね。赤ちゃん自身も行動範囲が広がったことで色々なことに興味を持つようになるでしょう。
すると脳が刺激を受け、興奮状態になり、夜間もそれが収まらず寝つきが悪くなったり寝てもすぐに起きてしまったりします。
【原因②お昼寝の時間が長い】
生後9ヶ月の赤ちゃんのお昼寝時間は、1日2時間半~3時間程度。まだ1日2回、午前と午後のお昼寝が必要ですが、お昼寝が長引いてしまうと夜間の睡眠に影響してしまいます。
【原因③ママがいない不安】
まだ浅い眠りの時間が多い9ヶ月の赤ちゃんは、ちょっとした物音に敏感になってしまうことも。
そんなタイミングでママの気配が感じられないと、赤ちゃんはびっくりして不安から泣いて起きてしまうこともあるでしょう。
特に、普段から添い乳などで寝かしつけをしている赤ちゃんの場合、ママの温もりがないことに気づくと起きてしまうことが多いようです。
夜頻繁に起きるときの対処法は?
赤ちゃんが夜頻繁に起きてしまうときは、以下のような対処法を試してみましょう。
【対処法①まずは様子を見る】
赤ちゃんが泣いたらすぐに抱き上げてしまうのではなく、少し様子を見るのがおすすめです。というのも、寝ぼけて泣いている可能性もあるから!寝ぼけている場合なら、またすぐに寝入ってくれます。
すぐに抱き上げてしまうと、完全に赤ちゃんを起こしてしまい、眠いのに起こされたと不機嫌になってしまうこともあるので注意しましょう。
【対処法②トントンして安心させる】
赤ちゃんが、ママの気配がないことに気づいて不安になっている場合は、体にやさしく触れながらトントンしてあげるのも効果的です。
ママはここにいるよ~大丈夫だよ~と、安心させてあげることでまた寝てくれることもありますよ。
【対処法③ホワイトノイズマシンを活用する】
赤ちゃんの眠りが浅く、ちょっとした物音に敏感になってしまう場合は「ホワイトノイズマシン」を活用するのもおすすめです。
ホワイトノイズマシンとは、ホワイトノイズといって換気扇の「ゴー」という音やテレビの砂嵐の「ザー」という音などを流す機械のこと。
ホワイトノイズには周りの騒音をかき消す働きがあるため、”音の壁”を作り、赤ちゃんが落ち着いて眠れる環境を作り出してくれると言われています。
夜頻繫に起きてしまう赤ちゃんには、ベッドサイドに置いてホワイトノイズを流してみると効果があるかもしれませんよ。
【対処法④添い乳での寝かしつけをやめてみる】
添い乳で寝かしつけをしている場合、赤ちゃんが目覚めたタイミングでママのおっぱいがないと不安で泣き出してしまうことがあります。
急に添い乳での寝かしつけをやめるのは難しいですが、少しずつでも回数を減らし、他の入眠儀式に変えていけるようにするといいかもしれませんね。
また、ママの温もりがないと不安になってしまう赤ちゃんには、お気に入りのタオルやぬいぐるみなどを与え、安心してもらえるように何度か試してみましょう。
【対処法⑤昼寝の時間を調節する】
生後9ヶ月の赤ちゃんの場合、1日2回のお昼寝が一般的ですが、外出などでスケジュールが押してしまうとお昼寝の時間まで長引いてしまうこともありますよね。
しかし、お昼寝の時間が長引くと夜眠れなくなったり眠りが浅くなったりする原因になることがあります。遅くても午後のお昼寝は16時に切り上げるように、1日のスケジュールを見直してみるといいかもしれませんね。
まとめ
生後9ヶ月頃になると、途端に行動範囲が広がり色々なことに興味を持つようになる赤ちゃん。
心も体も成長が著しいときだからこそ、質の良い睡眠をとってほしいですよね。
夜に頻繁に起きてしまうことがあれば、今回ご紹介したようにお昼寝時間を見直したり入眠儀式を工夫したりして、朝までぐっすり眠れる環境を整えてみましょう。
それでもなかなか改善されない場合は、ママが疲れて寝不足にならないよう日中休めるときに休んだり、パパに赤ちゃんのお世話を代わってもらったりするよう工夫してみてください。
9ヶ月になると、自分一人で動き回れるようになるし、小さいものもつまんで口に入れるようになる時期です。ママが寝不足でうっかり目を離した隙に、赤ちゃんがケガや誤飲をしてしまわないように気を付けましょう。